「Curse of Silence/CurseSMS」はSMS/MMSへの遠隔DoS(Denial of Service:サービス妨害)攻撃で、トビアス エンゲル(Tobias Engel)氏が最近発見し、第25回Chaos Communication Congressで公開されました。この攻撃では、悪意をもって作られたSMSを標的に送りつけます。標的となった端末がこのSMSを受信すると、それ以降、SMSあるいはMMSのメッセージを受信できなくなります。携帯電話端末のOSのバージョンによっては、再び正常に機能させるために端末を工場出荷時の設定に戻す必要があります。
フォーティネットは新しいFortiCleanUpツールのライセンスを無料で提供します。このツールにより、ユーザーは「Curse of Silence/CurseSMS」の攻撃を受けた携帯電話を復旧することが可能です。「Curse of Silence/CurseSMS」向けのFortiCleanUpツールは自動的にスキャンを行い、端末が正常に機能することを妨害している悪意あるSMS/MMSメッセージを除去します。
脆弱性がある恐れのある端末として、SymbianOS S60 セカンド エディションFeature Pack 2、同、セカンド エディションFeature Pack 3、同、サード エディション、同、サード・エディションFeature Pack 1を稼働するノキア製端末が挙げられます。これには「N95」までの「N」シリーズ、および「E90」までの「E」シリーズの各機種と、6680などの旧モデルが含まれます。
全面的なリアルタイムの保護を行うため、FortiGuardチームではフォーティネットのFortiClient Mobileを携帯端末に導入することを推奨しています。このセキュリティアプリケーションはパーソナルファイアウォール、IPSec VPN、アンチウイルス、アンチスパイウェア、SMSアンチスパムを含む統合セキュリティエージェント機能を提供します。FortiClientの保護エージェントには、端末を最新の複合脅威から保護するためのFortiGuardセキュリティサブスクリプションサービスが備わっています。FortiClientMobileは、軽量の統合セキュリティエージェント機能を提供し、Microsoft<R>Windows Mobile<TM>およびSymbianOS S60 OSで稼働する端末で利用が可能です。
このアドバイザリーに関する詳細な情報または、「Curse of Silence/CurseSMS」攻撃の標的となるノキア製携帯電話の全機種リストは、以下をご参照ください。
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用語解説
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フォーティネットは複合脅威に対応するASICベースのUTMシステムを提供するリーディングベンダーです。フォーティネットのセキュリティシステムは、セキュリティ性を高めるとともにトータルコストを下げることから、多くの企業やサービスプロバイダなどに利用されています。フォーティネットが提供するソリューションは初めから様々なセキュリティプロテクション(ファイアウォールや、アンチウイルス、侵入防御、VPN、アンチスパイウェア、アンチスパムなど)を統合するために作られており、ネットワークおよびコンテンツレベルの脅威から顧客を守るよう設計されています。カスタムASICと統合型インターフェースに優れたフォーティネットのソリューションはリモートオフィスから筐体ベースのソリューションに至るまで、統合管理 報告で優れたセキュリティ機能を提供します。フォーティネットのソリューションはこれまで様々な賞を世界中で受賞しており、ICSAから7種類の認定(ファイアウォール、アンチウイルス、IPSec、SSL、IPS、アンチスパイウェア、アンチスパム)を受けた唯一のセキュリティ製品です。フォーティネットはカリフォルニア州サニーベールに本社を置く非上場企業です。
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