高度な信頼性分析をサポートすることに特化したソリューションの確立を目指して1986年に設立されたRelex社は、長い歴史の中で同社の革新性を実証してきており、常に顧客の期待を上回る信頼性のソリューションおよびサービスの提供におけるリーダーシップ、先見性、コミットメントを有する企業として認められています。同社はこのソリューションを通じて下記を含む価値を提供しています。
・ 開発早期段階における信頼性計画およびリスク評価
・ 信頼性予測およびシミュレーション
・ 信頼性レポート生成
・ フィールド性能情報のフィードバック
今回のRelex社買収はPTCの製品分析戦略の重要な構成要素となります。競争が激化する今日では、製品開発部門はライフサイクルコストおよび製品コストの低減に加え、常に国内外の環境規制、信頼性、および保守性の要件への対応に迫られています。ある要素の最適化のための判断がこれらの要素の性能に影響を与える可能性が高く、このような圧力がPTCの製品分析戦略の推進力となっています。
PTCは、製品開発早期に様々な製品性能要素を分析するソリューションを提供することにより、サプライヤ情報、予測データ、フィールドデータ、部品基準・標準データ等の幅広いデータに基づく適切な判断をサポートします。さらに、PTCは製品分析ソフトウェアを加え、製品性能の予測や分析の効率化、開発関係者に対する見える化、選択肢の効果的な検討のための包括的ソリューションの提供を目指しています。
PTC社長兼最高執行責任者(COO)のジェームス・ヘプルマン(James Heppelmann)は、「製品ライフサイクル管理と信頼性の工学との相乗効果は明らかであり、Relex社製品を進化しているPTCの製品分析ソリューション群に加えることは理にかなっており、製品開発に対するPTCの総合的なアプローチを明確に示すものです。今回の買収は、重要な信頼性分析をトータルソリューションの一部に組み込み、製品開発プロセスの最適化をさらに進めることが可能になるという価値を当社の顧客に提供します」と述べています。
Relex社共同創設者のケビン・ヴァン・フリート(Kevin Van Fleet)氏は、「Relexのソリューションは企業の規模や業種を問わず製品の信頼性を予測、測定する高度な機能を提供し、製品ライフサイクル全体を通じて積極的に信頼性および安全性に関わる問題に対応することが可能になります。RelexのソリューションをPTC社の製品分析戦略に組み込むことは、企業による十分な情報に基づく質の高い意思決定を支援し、製品開発の成功を推進することにつながります」と述べています。
【製品の提供について】
Relex社のソリューションは買収以前と同様、引き続きスタンドアロン製品として提供します。さらに幅広い製品分析のビジョンを具現化するため、PTCはRelexソリューションのPTC製品分析ソリューションへの組み込みとPTC製品開発システム(PDS)における他の製品との連携機能開発を予定しています。
製品の特性や機能を含む製品リリースおよび連携機能開発の時期についてはPTCの判断で変更されることがあります。
本買収に関する詳細情報は www.ptc.com/company/relex をご覧ください。
【Relex Software Corporationについて】
Relex Software Corporationは、信頼性分析ソフトウェアにおけるグローバルーダーで、信頼性の向上に注力する企業です。1986年、同社は画期的な信頼性予測ソフトウェアで信頼性ソリューション分野に参入しました。20年以上にわたる成長と経験を有するRelex社は製品ライフサイクル全体に対応する11のソフトウェア製品をグローバルに展開しています。Relex Reliability Studio製品にはReliability Prediction、Reliability Block Diagram(RBD)、Failure Mode and Effects Analysis(FMEA)、Fault Tree、Weibull、Markov、Life Cycle Cost(LCC)、Human Factors Risk Analysis、Maintainability Prediction、Optimization and Simulation(OpSim)、Failure Reporting, Analysis and Corrective Action System(FRACAS)等が含まれます。また、フルソリューションのプロバイダであるRelex社は信頼性工学分野のコンサルティング・サービスおよびトレーニング・プログラムも提供しています。
【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。
【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
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* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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