PTC、製品開発システム(PDS)の能力拡張でテクノロジー・リーダーシップをさらに拡大

テクニカルイラスト、ビジュアル・コラボレーション、環境規制対応分野での管理型相互運用機能を適用

PTCジャパン株式会社

2009-06-10 00:00

【2009年6月9日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長 兼CEO:リチャード・ハリソン)は、6月8日(米国時間)、PTC(R)製品開発システム(PDS)の主要構成要素であるWindchill(R)、Arbortext(R)、ProductView(TM)、InSight(R)ソフトウェアソリューションを含む多くの製品群での新機能および拡張機能について発表しました。PTC PDSはPTC独自の強みを生かした包括的かつ拡張性の高い製品開発プラットフォームで、開発プロセスの最適化を通じて企業の事業目標達成をサポートするものです。今回の新たな拡張機能は2009年6月から7月にかけて提供予定で、導入後すぐに利用可能なため、PDSが提供する価値やPTCのテクノロジー・リーダーシップを再認識できます。
【Windchill】
PTCは引き続きWindchillの機能を拡張し、下記の新機能によりさらに高度なコンテンツおよびプロセス管理機能を提供します。

・ 一体型要件管理ソリューション - Windchill RequirementsLinkを発表(2009年6月8日(米国時間)、6月9日(日本時間)付報道発表。)
 オプション・モジュールで、開発プロセスの一部として製品要件を管理、トラッキング、相互参照することで顧客およびマーケットのニーズに対応していることを確認するためのサポート機能を提供
・ Pro/ENGINEER(R) Wildfire(R) 5.0への対応でPro/ENGINEERとの互換性を拡大(2009年6月8日(米国時間)、6月9日(日本時間)付報道発表)
・ PDS相互運用性 - Mathcad(R)、Arbortext IsoDraw(R)、CoCreate(R) Drafting、CADDS(R) 5データの登録、管理、共有が単一のシステム環境で可能に。単一の製品構成ツリーにすべてのデータを含めることが可能
・ Windchill Webparts for SharePoint - この新モジュールで、タスク、アサイメント等のWindchill情報を見慣れたMicrosoft(R) SharePoint(R)インタフェース表示が可能
・ Windchill Gateway for I-deas(R) TDM - I-deas TDMの設計データを製品構成の一部としてWindchillに登録
・ CATIA(R) V5との連携機能拡張 ? Windchill Workgroup Manager for CATIA V5がCGRキャッシュモードに対応。CATIA V5ドキュメントリンク対応の機能も拡張

最近発表されたアバディーン・グループ・レポート(Aberdeen Group Report、「Product Lifecycle Management (PLM) Solutions Axis for Hardgoods Manufacturers, Q2, 2009」)で、製品としての即戦力と顧客に提供する価値について、PTCはPLMソリューション・プロバイダーの中で首位となっており、PTCのアーキテクチャおよび開発の戦略、Windchillの全体機能、PDSを構成する他のアプリケーションとの連携および相乗効果を挙げ、以下のような評価を得ています。「製品面を見た場合、PTCはWindchillをベースとする製品の開発に大規模な投資を続けており、広範囲にわたる領域を深くカバーするソリューションとなっている。その結果、Windchillは今日の製造業における中心的な開発プロセスへの対応が実現している」

【Arbortext】
Arbortext IsoDraw(R)7.1ではWindchill PDMLink(R)との完全統合が実現することになり、CADデータ、関連する2次元および3次元のイラスト、および装置(機器)類の操作、サービス、保守に利用される関連製品情報の相互運用性をすべて管理およびトラッキングする業界唯一のソリューションとなります。この連携機能により、製品情報の更新をイラストにも確実に反映させることが可能になります。

加えて、最新版のArbortextは製品情報配信プロセス全体の改善に貢献する下記を含む操作性および相互運用性面の機能拡張が含まれています。
・ Arbortext Editor(TM)にActiveX版が加わり、ドキュメント作成機能をWebページに展開することが可能。オフライン作成機能、Arbortext EditorをWindchill PDMLinkダウンロードページから起動する機能
・ Arbortext Digital Media Publisher、Arbortext Styler(TM)を利用してインタラクティブ・コンテンツを自動的かつ高速に発行
・ Arbortext IsoDrawがProductViewアダプタを利用してCATIA、JT、Unigraphics(R)およびSolidWorks(R)等のネイティブCADデータに対応し、3次元イラスト機能を拡張

【ProductView】
ビジュアル・コラボレーションを可能にする無償ダウンロード版の「ProductView Express」がProductView MCAD Professionalと同じハイパフォーマンス・アーキテクチャとなりました。ProductView 9.1はPro/ENGINEERやその他のCADデータから生成された個々のProductViewファイルのインポートおよび表示をCADツールなしで実現するだけではなく、小規模から大規模までのアセンブリに対応する圧倒的なビジュアライゼーション機能を提供します。ProductView Expressは部品およびアセンブリのスピン、パン、ズームおよびマークアップ情報等の製造情報の表示が可能で、サプライチェーン全体での3次元コラボレーションを可能にします。

【InSight】
PTCの製品分析ソフトウェアモジュールであるInSight Environmental ComplianceはWindchill PDMLink 9.1との連携が可能になり、製品構成に関連するコンプライアンス要件の管理およびトラッキングのためのソリューションを提供します。企業が対応しなければならない規格や環境規制の数が増加しており、この連携機能で製品がREACH、RoHS、WEEE等の進化を続ける環境保全に関する法規制への対応を確認することが可能になります。


【製品開発プロセス全体にわたるテクノロジー・リーダーとして躍進】
製品開発における革新性を支えるためには拡張性が高く、幅広い強力な機能を有するソフトウェアソリューションが必要です。PTC PDSはその開発当初より、変化し続ける顧客要件を予測し、それらに対応するために進化を続けてきました。PDSは、それぞれが優れた個々の製品を連携させて今日の製造業における製品開発の中心となるプロセスおよびその上流、下流のプロセスに対応するための統合プラットフォームとしての役割を担っています。

PTC製品開発部門上級副社長のブライアン・シェパード(Brian Shepherd)は次のように述べています。「PTCは顧客が直面する製品開発の課題に対応する機能を提供し続けることで独自のPDS戦略を推進していきます。今回の新たなPDS機能は、顧客の製品開発に関わる目標達成を支援するためのものです」

【製品の提供について】
上記の新機能は2009年6月から7月に提供開始の予定ですが、Windchill RequirementsLinkについては2009年度第4四半期(7月~9月)を予定しています。*

* 製品、および製品機能等のリリース時期はPTCの判断で変更されることがあります。

上記の製品を含むPTC製品についてはwww.ptc.com の製品ページをご覧ください。

【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト: (リンク »)

* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、InSight、Windchill RequirementsLink、Pro/ENGINEER、Pro/ENGINEER Wildfire、Arbortext IsoDraw、CoCreate、CADDS、Arbortext、Mathcad、Windchill PDMLink、Arbortext Editor、Arbortext Styler、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]