オーハマがPTC(R)のWindchill(R) PDMLink(TM)を活用、オリジナルの「業務ナビ」システム構築を推進

Pro/ENGINEER(R)による高精度、短納期、高品質の実現に加え、あらたにWindchillによる全社的な業務管理システムを目指す

PTCジャパン株式会社

2009-06-30 00:00

【2009年6月30日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長 兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区)は、各種樹脂製品を制作している総合プラスチックメーカー、株式会社オーハマ(以下、オーハマ、本社:静岡県静岡市、代表取締役:佐藤 雅俊)がWindchill PDMLinkを活用して、全社的業務管理システム「業務ナビ」の構築を進めていることを発表しました。設計、加工、仕上げ、および営業部門のすべての部門間において製品情報の共有やフィードバックを可能にする業務平準化の取り組みを目指し、現在「設計ナビ」がすでに稼働、「加工ナビ」の取り組みも進められています。
オーハマは1967年の創業以来、金型製作においては熟練技術者の「技」に比重を置いていましたが、市場に広がってきた高精度・短納期へのニーズに対応するため、1996年にPTCのPro/ENGINEERを導入しました。この後、1998年にはPro/ENGINEERの3次元設計による分業化を徹底、2001年にはコンカレント設計・製造を実現し、設計環境を整備したことで、製品設計の高精度・短納期を効果的に実現することができました。

さらに、2007年末には初期段階からの製品製作手順や注意事項などの情報共有、若手技術者の効果的な育成、業務平準化を推進するためWindchill PDMLinkを導入し、設計部門のナレッジ共有と設計ナビゲーションを行う「設計ナビ」の運用を開始しました。このWindchill PDMLinkを活用したソリューションにより、ドキュメントの管理および3次元データ管理の一体化が可能となり、近年のデジタル関連機器の設計において精度の高い設計を、コストを抑え、短時間で行うことができるようになりました。またWindchill PDMLinkによって整備された「設計ナビ」の効果により、人員あたりの生産性と設計精度はさらに向上し、加工段階で発覚するミスや手戻りが50%以下に減少しました。

オーハマが進めているWindchillによる全社的な業務管理システムの次のステップは、加工段階でのノウハウや製品情報の共有・整理を、熟練技術者のサポートがなくても高いレベルで正確に遂行できる「加工ナビ」の構築です。今後は、営業担当者が顧客先で得た情報なども迅速に全社で共有できる「業務ナビ」を、Windchillソリューションを活用することで実現、全社における業務平準化を展開していく予定です。

オーハマの代表取締役社長である佐藤 雅俊氏は、「“業務ナビ”の構築には、PTCのWindchill PDMLinkが最適でした。Windchill PDMLinkの導入により、工程間のロスが把握でき、全工程120時間のうち約40時間が依然としてロスタイムであることが認識できました。Windchillソリューションを活用することで今後、製品開発の設計から加工、仕上げにいたる情報のフィードバックとその効果の全社波及、そしてロスタイム削減による納期短縮につながることを期待しています」と述べています。

PTCジャパン株式会社パートナー事業本部バイスプレジデントであるクリストファー・ランメル(Christopher Rummel)は、「高精度・短納期のニーズがますます高まるデジタル関連機器などの開発において、オーハマ社がPTCのWindchill PDMLinkを活用した業務フローを展開していることを大変嬉しく思います。当社では、今後も企業の規模を問わず、使いやすく拡張性の高いベストソリューションを提供していきます」と述べています。

オーハマは、PTCの販売代理店である株式会社日立システムアンドサービスを通じてPTCのソリューションを導入しています。

なお、Windchill PDMLinkを活用した“業務ナビ”のナビゲーション画面は、以下のURLにてご参照いただけます。

Windchill PDMLinkによる部品サーチ結果の画面 (リンク »)
“設計ナビ”のフォルダコンテンツ画面 (リンク »)
“業務ナビ”のナビゲーション画面 (リンク »)


【株式会社オーハマについて】
オーハマは、総合プラスチックメーカーとして1967年に設立。総合プラスチックエンジニアの集団として、各種樹脂製品の試作品を製作しています。高精度、短納期、高品質を実現する独自のオーハマ基準が同社のものづくりに生かされています。また、2006年には『金型納期を75%縮める方法』を発表しています。Webサイト: (リンク »)

【PTC SMB向けソリューションについて】
PTCの中小規模企業(SMB)向けソリューションは、低価格でご提供する、使いやすく拡張性の高い製造業向け3D CAD/CAM/CAEソリューションです。また、製品データ管理およびコラボレーション(協業)の領域でのSMB特有の要件に対応する製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションもご提供しています。PTCは現在320社の代理店を通じて41ヵ国、35,000社におよぶSMBのお客様にソリューションをご提供しています。

【PTCについて】
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

【PTCジャパンについて】
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。Webサイト: (リンク »)

* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Windchill PDMLink、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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