2014年にデジタルテレビの普及率が100%となるのはフィンランド、フランス、アイルランド、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、英国の8ヶ国で、欧州のデジタルテレビへの移行は、全体としては当初の2012年という計画よりやや遅れるだろうと、この調査レポートは報告している。
インフォーマT&M社のメディア調査部長のAdam Thomas氏は、「デジタルテレビの普及は目覚しいものの、顧客はデジタルサービスに対価を支払うことを余儀なくされている。ケーブルは特にひどく、地上波デジタルテレビの追い上げにあって、来年の欧州のナンバー1テレビプラットフォームの座を失うだろう。今後2014年までに無料の地上波デジタル放送の加入者が40%以上増加し、有料テレビのシェアを奪うだろう」と述べている。
有料テレビプラットフォームは、金額に見合う価値を提供していることを顧客に示すために、デュアルプレーやトリプルプレーのパッケージ(テレビ+ブロードバンド+電話)によって、無料コンテンツに対抗している。しかしこれは、バンドリングサービスのテレビの部分に特有の結果を招くことになる。Thomas氏は、「バンドリングはオペレータのARPU全体を引き上げるが、有料テレビのARPUを減少させる。したがって、有料テレビプラットフォーム全体、特にケーブルやIPTVのARPUの減少はまちがいないし、衛星放送のARPUもまた然りであるだろう」と述べている。
【調査レポート】
西欧のテレビ市場 (第13版)
Western European TV (13th edition)
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