インフォマティカ、29WEST社を買収

テクノロジにおけるリーダーシップを強化すると同時に市場機会を拡大

インフォマティカ・ジャパン株式会社

2010-04-08 11:00

米国カリフォルニア州レッドウッドシティ発 - 2010年3月22日 - データ
インテグレーションソリューションにおける独立系リーディングプロバイダー
Informatica Corporation(本社: 米国カリフォルニア州レッドウッドシティ、
NASDAQ: INFA、以下「インフォマティカ」)は本日、ULLM(Ultra-Low
Latency Messaging)技術における先進企業の1社である米国29West社の
買収が完了したことを発表しました。29West社のULLM技術によりユーザー
は、マイクロ秒の伝送時間で1秒あたり数百万のメッセージを送受信し、
レイテンシ(待ち時間)ゼロのデータ伝送が実現可能になります。29West社
のゼロレイテンシ機能が追加されることでインフォマティカは、業界初と
なるゼロレイテンシのデータ統合プラットフォームを提供し、データ配布の
あらゆる範囲を網羅した要件に応えることができるようになります。

インフォマティカのデータ統合製品事業部、エクゼクティブ・バイス・プレジ
デント、ギリッシュ・パンチャ(Girish Pancha)は次のように述べています。
「29West社を買収したことで当社は、ゼロレイテンシのデータ配布とデータ
統合を実現する業界初のプラットフォームの提供が可能となり、技術力に
おけるリーダーシップが、さらに堅固なものになるでしょう。さらに29West社
の技術によってファイナンシャルサービス分野におけるビジネスが強化される
とともに、当社の技術と近いカテゴリーの技術であるULLMを通じて、より
幅広い市場へビジネスを拡張できるようになります。またお客様は、単一の
データ統合プラットフォームでバッチ、ニアリアルタイム、即時データ配布と
いったデータの配布に関わるあらゆるニーズに対応できるようになります」

29West社の技術によって、ハンドコードやニアリアルタイムのメッセージング
システムを含む従来のデータ配布アプローチと比べ、レイテンシ、スルー
プット、予測性が飛躍的に高まります。ある大手証券会社に関する試算では、
1ミリ秒のレイテンシの金銭的価値は年間1億ドルに相当します*。

現在、自動トレーディングを含む基幹業務に29West社の技術を採用している
大手ファイナンシャル サービス企業の数は100社を超えています。独立系
アナリスト企業TABB Group社によれば、外部のULLM技術に対するファイ
ナンシャル サービス企業の年間支出はおよそ2億ドルに上り、年間成長率
は30%に達します。インフォマティカと29West社が1つになったことで、ファイ
ナンシャル サービス分野の企業は統一されたトレーディング プラットフォーム
やSTP(Straight-through-processing)など、エンタープライズワイドの取り組み
を成功へと導くことが可能になります。

インフォマティカが対象としている技術分野に近いカテゴリーの技術である
29West社のULLMが加わることで、インフォマティカが対応できる市場はこれ
まで以上に広がります。ULLMが提供するゼロレイテンシのデータ配布機能は、
ファイナンシャル サービスに限らず幅広い業種で必要とされています。現在、
数百社に上るインフォマティカ導入企業が、従来型のメッセージング ソリュー
ションによってビジネス マスタデータ ハブやエンタープライズ間B2Bデータ
交換、CEP(複合イベント処理)などのプロジェクトを実行していますが、今後
よりタイムリーなデータへの需要が高まるのに伴い、これらの企業の多くが
「ニアリアルタイム」のさらに先の「ゼロレイテンシ」のデータ配布を求める
ことになるでしょう。

29West社CEO(最高経営責任者)のマーク・マホワルド(Mark Mahowald)氏は
次のように述べています。「当社の革新的なULLM技術と、優れた能力が実証
されているInformatica Platformが1つになることで、他にはないゼロレイテンシ
のデータ統合を実現し、お客様にとって最も重要なビジネス ニーズに応えること
が可能になります。現在、既に当社の製品をお使いのファイナンシャル サービス
分野のお客様は、フロントオフィス、ミドルオフィス、バックオフィスのすべてを
網羅したエンタープライズワイドの取り組みを可能にする統合された単一の
プラットフォームを手にできるようになります。そして、通信や政府官公庁など、
エンド・ツー・エンドのデータ配布が求められるファイナンシャル サービス以外
の分野へも、ゼロレイテンシのデータ統合能力を提供できるようになりました」

2002年創立の29West 社は、米国イリノイ州ウォレンヴィルに本社を置いています。

*『Wall Street's Quest To Process Data At The Speed Of Light』Martin, R、
InformationWeek誌(2007年4月)

インフォマティカ社について
Informatica Corporation (NASDAQ: INFA) はデータ インテグレーション
ソフトウェアおよびサービスにおける世界No.1独立系プロバイダーの1社
です。Informatica Platformの包括的で、統合された、オープンな、そして
ITコスト低減に向けた経済的なアプローチにより、企業は既存の情報資産
から最大限の価値を引き出すことが可能になります。現在、インフォマティカ
のソリューションは世界3,900社を超える企業において、企業内やクラウド等
の企業外に保有する既存情報資産へのアクセスや統合の実現に活用されて
います。インフォマティカに関する詳細はインフォマティカ・ジャパン株式会社
(代表 03-5229-7211)までお問い合わせいただくか、弊社 Web サイト
(リンク ») をご覧ください。


本リリースに関する問い合わせ先
インフォマティカ・ジャパン株式会社
担当 マーケティング部 村松 徳倫江
TEL: 03-5229-7214 FAX: 03-5229-7263
E-mail: nmuramatsu@informatica.com

※商標等について: Informaticaは米国ならびに他の国における Informatica
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