すなわち、時代に対する見識とそれにふさわしい能力を持つ人材の育成は、世界的に価値観が大きく変わろうとしている今日、最も求められる資質の一つであるからである。
東京女子学園では100周年を機に「キャリア教育プログラム」の導入や、「学校内予備校」の設置など積極的な改革を展開してきた。
生徒が育つか否かは、まず、生徒個々の好奇心を喚起し、やる気を生み出す環境、仕掛けからである。
学校を動かす原動力は勿論現場の先生方に違いないが、それだけでは自ずとある一定の枠といおうか、限界がやはりあることも事実であろう。その意味で、学園が導入したプログラムは広く学校外の専門家と連携するもので、試みとして大いに興味をそそられる。
決断にあたっては随分とご苦心されたことであろうが、私自身としては私学が私塾がといった「垣根」に拘らないこのような取り組みは、世の中の変化を考えた時、むしろ自然な流れのように感じられる。
9月25日(土)、26日(日)の両日、学園では「梅香祭」が開かれる。定評のある英語プログラムの成果や、キャリア教育を掲げる学園の「今」の様子を是非、生徒さん達から感じていただければ幸いである。
* 閉会後は、個別相談および校舎見学があった。
* 参加者は、約100名であった。
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