今回、これらの各種仮想化・SaaS/クラウド型サービスを「仮想プラットフォーム」、「アプリケーション環境」、「ネットワーク・セキュリティ」、「デスクトップ環境」の4分野に集約して一体化させた「プライベートクラウド構築ソリューション」を本格展開し、お客様専用のクラウド環境を構築します。
日立情報ではプライベートクラウドを、「お客様の経営環境の変化に柔軟・迅速に対応し、ビジネス拡大に直結する戦略的な企業情報システム」と定義しました。仮想化されたシステム基盤上にお客様の業務・業種に適したプライベートなSaaS、PaaS、IaaSを構築する多彩なサービスメニューを、大規模企業向け、中堅規模企業向けにそれぞれ準備し、展開します。
お客様は日立情報のプライベートクラウド導入により、激変する経営環境の変化に柔軟に対応し、イノベーションとグローバル展開に集中できる新しいタイプの企業情報システムを構築できます。また、本年7月に発売した「おてがる仮想化パック」の利用により、プライベートクラウド環境を段階的に試すことも可能です。
日立情報ではプライベートクラウド構築ソリューションを、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のひとつとして大規模企業、中堅規模企業に展開し、2012年度に200億円の売上を目指します。
<プライベートクラウド構築ソリューションの特長>
(1) 日立情報の仮想化技術、クラウド構築技術、データセンタ運用技術を結集
2年間で約200社を超えるお客様に対する仮想化ソリューションの導入実績、クラウドを利用したシステムの構築・運用技術を組み合せて、使いやすく信頼性の高い安心・安全なプライベートクラウドを短期間で構築します。また、全国に展開する日立情報のデータセンタを利用することにより、システムの運用負担も軽減できます。
(2) 多様な業種のアプリケーション開発経験を活かし、お客様独自のSaaS環境を構築
日立情報のプライベートクラウド利用により、お客様のシステム環境で稼働しているアプリケーションや当社の業務パッケージをSaaS化します。これにより、従来のハードウエアOSに依存することなく、企業情報システムのライフサイクルを最適化できます。
(3) 社員の多様な働き方を安心・安全に支援
在宅勤務や海外勤務、外出先からのモバイルアクセス等、社員の多様な働き方を支援する仮想デスクトップ環境を、強固なセキュリティ技術を付加して提供します。また、パブリッククラウドも含めた複数のクラウドサービスの認証をシングルサインオンで利用できる「統合ID認証サービス」を提供します。これにより、いつでも、どこでも、多様なデバイスから安心・安全に同一環境へアクセス可能になります。
(4) コンプライアンス、グリーンITを強化
アクセスログの一元管理やPKI(Public Key Infrastructure)による強固な認証基盤の導入により、コンプライアンスを強化できます。これにより、企業情報システムの要素であるアプリケーション、ネットワーク・セキュリティ、仮想デスクトップを含めたお客様専用のプライベートクラウド環境を構築でき、システムの柔軟性・可用性向上と保守・運用の合理化の両立を実現します。
また、仮想化によるサーバ台数削減により消費電力を節減でき、グリーンITを推進できます。
※Harmonious Cloudは、株式会社日立製作所の登録商標です。( (リンク ») )
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