本製品は、テナントビルに入居している企業のオフィスにも簡単に低価格で導入でき、この夏の電力不足対策として利用することができます。
通常、社員が手動で機器の電源ON/OFFを行う場合、コピー機やプリンタ等の共用機器を消し忘れることが多く、節電を徹底できないのが実状でした。しかし、このような機器類の節電を徹底し、待機電力カットを自動化することが出来れば、従来よりも大幅な電力削減を行え、さらに、無駄なオフィス機器からの発熱を抑止することにより、空調負荷の軽減を行うことができます。また、節電対策のための機器運用ルールの徹底の社員教育に時間を取られることなく、「らくらく自動節電」の運用開始とともに節電対策を実施できます。
本製品は、どの部署の、誰が、どこにいるかという社員の位置情報から、フロア単位や部署単位などに絞って使用していない照明やオフィス機器の電源OFFを行うことで、不要な電力をカットすることができます。他にも、電力使用ピーク時における節電のために、スケジュールに応じて機器類の電源ON/OFFも行うことができます。
■機能概要
ProgOffice3.0エコオフィスシリーズ「らくらく自動節電」では、以下の方法で電源ON/OFF制御が可能です。また、これらを組み合わせることで、オフィスの運用にあった節電効果の高い対策が可能となります。
(1) 位置情報節電
社員が持つ携帯電話を始めとした無線LAN(Wi-Fi)機能を持つ端末等 (*1)から、リアルタイムに位置情報を把握することで、フロア、部屋、部署、もしくは個人単位に応じて、自動的に機器の電源のON/OFFを行います。例えば、フロア全体で使用するネットワーク機器は、フロアの全社員が退出するとき、電源OFFとします。自部署で使用するコピー機は、部署内の社員が近くにいなければ電源をOFFします。さらに、個人で利用するPCの場合は、その社員が退出するとき、スタンバイ・休止・シャットダウンのいずれかの処理をおこないます。
(2) スケジュール節電
スケジュールに応じた、照明、オフィス機器、ネットワーク機器の電源ON/OFF制御が可能です。 昼休みや休憩時間など、企業活動に合わせた時間設定を事前にスケジュールして、給電制御が出来るので、うっかり消し忘れることなどがなくなります。位置情報節電とスケジュール節電を併用することで、より効果的な節電を行うことができます。
(3) センサー節電
人感センサーの検知情報に応じて、照明、オフィス機器、ネットワーク機器のON/OFF制御が可能です。 エントランス・トイレなどの共有部で利用する機器類の節電に利用すると効果的です。
■導入メリット
(1) 節電対策の徹底
自動節電制御により、消し忘れなどのない徹底した節電を実施できます。社員一人一人や部署単位での個別最適設定による省エネ制御が可能です。
(2) 導入の容易性
施設内ですでに導入されているネットワーク(無線LAN、有線LAN)を利用することで、コストを抑えて導入することがきます。
(3) 生産性に配慮した設計
節電により必要時や緊急時の機器使用ができないことを防ぎます。特定の社員が、良く使う機器類に近づくと電源がONになるなどの設定が出来るため、生産性をなるべく落とさずに作業を遂行できます。
■販売開始日
2011年7月1日
■標準価格
自動制御サーバ一式:533,000円
※上記の他に、サーバ構築、ネットワーク設計、ポリシー設計、ポリシー設定費用が必要です。
■想定ターゲット
テナントビルに入居中の中堅企業。
■販売目標
今後3年間で3億円の売上を目指します。
※1 7月1日出荷時は、無線LAN搭載の携帯電話のみ対応、他端末は今秋対応予定。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。