「SmartDia」は、「鉄道線」、「軌道線(路面電車)」、「LRT(Light Railway Transit)」に対応したダイヤ(「列車運行計画」、「車両運用計画」、「乗務員運用計画」)を短期間で容易に作成できるサービスです。ダイヤ改正やイベント等による臨時ダイヤ検討の際、車両や乗務員の運用計画を簡単に組むことができるため、限られた検討期間内に多彩なシミュレートを行うことが可能です。既に本年7月から先行して提供している広島電鉄株式会社では、「鉄道線」と「軌道線」が混在する路線のダイヤを従来の1/5の時間で作成できることを確認済です。また、路線間の「繋ぎ」の作成やダイヤの合理性も簡単にチェックできます。さらに、日立情報の強みである仮想化技術、セキュリティ技術、データセンタの運用技術を活かし、高信頼性と低コストを両立したサービスとして提供します。
今後、日立情報では「SmartDia」の多言語(英語、中国語他)対応を進め、日立グループが取り組む鉄道事業のグローバル展開に対応できるサービスとして強化を図る予定です。合わせてバスダイヤへの対応も進め、海外の都市交通基盤として導入が進むLRTと鉄道・バスの乗り継ぎなどのグローバルニーズを取り込み、地球規模の環境問題や日本や欧米の高齢化社会到来に向け、人と環境にやさしい質の高い街づくりのサポートを目指します。
日立情報では、日立グループのクラウドソリューション体系である「Harmonious Cloud」のひとつとして「SmartDia」を全国の鉄道会社に拡販し、2013年度(2014年3月)までに30社への販売を目指します。また、日立情報の交通総合案内web「ハイパーダイヤ」と連携し、全国の鉄道ダイヤが表示可能な「SmartDia_web」を2011年10月までに開設する予定です。
<「SmartDia」の特長>
(1) 時間・場所を問わずに利用が可能
「SmartDia」は、Webからダイヤを作成できる国内初のサービスです。お客様は、パソコンとインターネット環境があれば時間・場所を問わずにサービスを利用できます。
(2) システム導入・運用・保守費用の大幅な削減が可能
クラウド型のサービスですので、月額料金で利用できます。そのため、システム導入に伴う構築費用やサーバ購入費用、サーバ保守・運用費用が発生しません。システムを導入するケースと比べ、導入期間の短縮と大幅なコスト削減を実現できます。
(3) 便利なサポート機能により、短期間で容易にダイヤの作成が可能
お客様が短期間で容易にダイヤを作成できるよう、入力・表示・操作の3分野で、お客様の使い勝手を考慮した多彩な機能を搭載しています。
<「SmartDia」の搭載機能>
(1) マスタデータ管理:「SmartDia」で使用するマスタデータを使用開始日毎に管理します。
(2) ダイヤ計画管理:改正日における各案(平日案、土曜案、休日案)の管理をします。
(3) 列車計画:「列車計画」を作成します。「山ダイヤ図」にて計画します。
(4) 車両運用計画:「車両運用計画」を作成します。「山ダイヤ図」及「横棒ダイヤ図」にて計画します。
(5) 乗務員運用計画:「運転士・車掌運用計画」を作成します。「山ダイヤ図」及「横棒ダイヤ図」にて計画します。
(6) ダイヤ図出力:各計画で作成したダイヤ図をプロッタに出力します。
(7) 帳票出力:各計画で作成した内容をEXCEL帳票にしてプリンタに出力します。
<画面例>
別紙の「SmartDia」の画面例をご参照願います。
(リンク »)
<「SmartDia」の販売価格>
・利用金額:25万円/月~
・初期費用:100万円~
※ユーザ数・データ量により価格の変動があります。
*「Harmonious Cloud」は、株式会社日立製作所の登録商標です。( (リンク ») )
*記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
*「SmartDia」は2011/8/1 現在、特許申請中です。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。