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販売開始予定日: 2011年10月21日
vGW Virtual Gateway(以下、vGW)はプライベート・クラウド及びパブリック・クラウド環境に最適な仮想ファイアウォールです。従来型のファイアウォール製品は、システムのセグメント単位でのアクセス制御に加えて仮想マシン間の制御が必要となるため、パフォーマンスの低下や設定の複雑さが懸念されていました。それに対してvGWは、ハイパーバイザ上で全体のセキュリティチェックを行うため、ネットワークに負荷をかけずに監視を行うことができ、仮想マシンごとにセキュリティチェックを行う従来型のファイアウォール製品に比べ、ハイパフォーマンスを発揮します。また、物理環境に依存することなく仮想環境に最適なポリシーを設計して自動で適用するため、設計と運用にかかる負荷を大幅に軽減します。具体的にはVMware vCenter(以下、vCenter)との緊密な連携による自動的なセキュリティポリシー適用・ネットワークモニタ・イントロスペクションなどの機能によって、仮想化のメリットを最大限に発揮しながら、さまざまなセキュリティ要件に柔軟に対応できる仮想環境の構築をこれまで実現してきました。vGW Virtual Gatewayは、ジュニパーネットワークスが2010年12月に買収した旧アルターネットワークス社の製品で、買収にともないジュニパーネットワークス社の製品群に加わりました。
今回販売を開始する「vGW Virtual Gateway 5.0」では、新たにアンチウィルスの機能が追加され、ファイアウォール機能に留まらないより高度なセキュリティソリューションを仮想環境にも提供することができるようになります。また、複数拠点の一元管理や逆に一拠点の分散管理といった大規模なvCenter環境を想定したインストールオプションも実装されました。これにより、大規模な環境においても、さまざまなお客様の運用ポリシーに更に柔軟に対応することが可能となります。
マクニカネットワークスは、仮想化システムを導入している企業、大学や官公庁などのエンドユーザをはじめ、データセンターなどのクラウドサービスを手がける事業者に向けて、仮想環境に最適なセキュリティソリューションを積極的に展開してまいります。
【vGW Virtual Gateway 5.0拡張された主な機能】
・ハイパーバイザ組み込み型アンチウィルス
エージェントレスによるオンデマンド(スケジュール)スキャン、軽量エージェントを組み込むことによるオンアクセス(リアルタイム)スキャンの両方をサポートします。課金単位はESXホストのソケット単位となり、VM数に依存しません。
・大規模vCeter環境向けインストールオプション マルチセンター/スプリットセンター
- マルチセンター
1台のvGWセンターにより、複数のvCenterをサポートします。複数拠点や管理上の必要性により複数vCenterを利用されていても、一元化したセキュリティポリシーが適用可能です。
- スプリットセンター
1つのvCenter内に複数のデータセンターが存在する場合に、vGWをデータセンターごとにインストールします。これは1つのvCenter内で独立した管理を行う場合に、セキュリティポリシーも完全に独立とするものです。
・vNICごとのカスタマイズ可能なセキュリティポリシー
より複雑な仮想ネットワークを想定したセキュリティ要件にも対応できるようになります。
・イントロスペクションのLinux対応
イントロスペクション機能はインストールされているアプリケーションを識別し、これをセキュリティポリシーの判定基準の一つとして利用する機能です。これまではWindowsOSのみの対応でしたが、Linuxに対応しました。RedHatまたはCentOSをサポートしています。
・ゴールドイメージとコンプライアンス
マスターのVMイメージとの差分を検出することにより、セキュリティのベースライン向上を目指します。
<提供形態>
ソフトウェア
<製品に関するお問合せ先>
マクニカネットワークス株式会社 vGW Virtual Gateway 製品担当
TEL: 045-476-2010 E-mail: altor@cs.macnica.net
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。