AUTH.11は、同社の地域WiMAX事業者向け共用型CSNサービス「AUTH.16」の思想を踏襲し、マルチベンダのアクセスポイントの仕様を吸収し、異なるアクセスポイントを採用する事業者同士のローミングを実現する。オプションとして、AUTH.11加入事業者と広域Wi-Fi事業者との双方向エリアローミングサービスを提供する。
地域WiMAX事業者は、AUTH.16に加えAUTH.11を導入することで、地域WiMAXのサービスエリアをWi-Fiネットワークにより補完できる。また、地域WiMAXを導入していない事業者にとっては、広域ローミングを前提としたワイアレスインターネットサービスを提供することが可能となる。
AUTH.11との相互接続性が確保されているアクセスポイントについては、併せてWi-Fiアクセス基盤のシステムインテグレーションも請け負う。
1.AUTH.11 ファンクション
(1)WEB認証機能
(2)Radius認証機能
(3)Radius認証ログ/アカウンティングログの提供(サービスの利用状況が明確に)
(4)ローミング機能
・AUTH.11加入事業者間ローミング
・広域Wi-Fi事業者とのローミング
2.AUTH.11 サービスメニュー
(1)AUTH.11-B(ベーシックサービス)
・ユーザ認証リポジトリをAUTH.11認証サーバに保管
・管理者用Web GUIにより加入事業者自身でユーザ情報を管理可能
・AUTH.11加入事業者間ローミング機能の提供
(2)AUTH.11-R(ローミングサービス)
・AUTH.11加入事業者間ローミング機能のみの提供(事業者保有のユーザ認証リポジトリを参照)
3.AUTH.11-W(広域Wi-Fi事業者とのローミングサービス)
(本件に関する問い合わせ窓口)
コスモエア株式会社 ASP事業部 担当:保川
Tel.03-5732-1502
E-mail: auth11@cosmoair.co.jp
用語解説
「地域WiMAX」
総務省は、2008年度から、地域のインターネット接続事業者(主にCATV事業者)に対して、地域バンド専用の無線周波数免許の割り当てを行っている(地域WiMAX)。地域WiMAX事業者はこの周波数帯を利用することで、ラスト・ワンマイルの高速ワイヤレスインターネット接続を、自身で調達したWiMAX基地局設備により、地域事業者独自のサービスとしてユーザに提供している。
「AUTH.16」
WiMAX Forum規格に準拠した認証システムの構築と運用維持には多大なリソースとコストが必要とされ、地域WiMAX事業者単独での構築・運用は容易ではない。コスモエアは地域WiMAX推進協議会と連携し、“NSPシェアリング型”『共用CSN』モデル、つまり共用型のWiMAX端末認証サービス「AUTH.16」を、2011年5月に商用化した。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。