オートデスク、デジタル エンターテインメント クリエーション ソフトウェアの最新バージョン2013を発表

~ 強化されたワークフローとツールセットにより、クリエイティビティ向上への技術的な壁を取り払う~

オートデスク株式会社

2012-03-28 00:00

オートデスク株式会社(本社:東京都中央区、社長:ルイス・グレスパン)は、映画、ゲーム開発、テレビ、広告業界の優れたクリエーターに採用されている、デジタル エンターテインメント クリエーション(DEC)ソフトウェア、およびスイート製品の最新バージョンを発表しました。今回発表された新製品では、アプリケーション間の一貫性と相互運用性が強化され、クリエーターは高性能かつ新しいクリエイティブ機能を簡単に活用できます。

米国オートデスク社でメディア&エンターテインメント事業部の上級副社長を務めるマーク・プティ(Marc Petit)は次のように述べています。「クリエイティブなクリエーターは、思考と同じスピードでの作業を望むと同時に、新しいコンセプトの探求、アイデアの反復・洗練を可能にするソフトウェアを求めています。Entertainment Creation Suite 2013は、リッチなビジュアル フィードバックを制作プロセスの初期段階で提供し、またそのフィードバックを複数のアプリケーション間でスムーズに移動させることができるため、クリエーターが愛用するツールで作業することができます。また、オートデスクはリアルな衣服、髪、群集を作成する新しいシミュレーションツールを提供し、より自然なキャラクタを作成するための技術的な障壁を取り払います。エンターテインメント関連企業は、ワークフローの標準化・最適化、ますます複雑化するプロジェクトの効率的な管理、世界に分散するリソース活用のための新しい方法を模索しています。オートデスクは、映画やゲーム業界の主要なスタジオと密接に連携し、これらの課題を解決するためのワークフロー構築を実現するスイート製品として、Entertainment Creation Suiteを提供します」

スイートの拡張を通じて、より高性能なツールセットを提供
最新のAutodesk(R) Entertainment Creation Suiteでは、新たにUltimateエディションが追加され、これまで提供していたStandard、Premiumも加えて3種類のエディションを提供します。各スイート製品には以下の製品が含まれます。

Autodesk(R) Entertainment Creation Suite Standard 2013
(オートデスク エンターテインメント クリエーション スイート スタンダード 2013)
● アニメーション ソフトウェアのAutodesk 3ds Max(R) 2013 (オートデスク スリーディーエス マックス 2013)、またはAutodesk Maya(R) 2013 (オートデスク マヤ 2013)のどちらか1製品
● 3Dスカルプティング・ペインティング ソフトウェアのAutodesk Mudbox(R) 2013 (オートデスク マッドボックス 2013)
● リアルタイム バーチャル プロダクション・モーション キャプチャ エディティング ソフトウェアのAutodesk MotionBuilder(R) 2013 (オートデスク モーションビルダー 2013)
● コンセプト アート ソフトウェアのAutodesk SketchBook(R) Designer 2013 (オートデスク スケッチブック デザイナー 2013)

Autodesk(R) Entertainment Creation Suite Premium 2013
(オートデスク エンターテインメント クリエーション スイート プレミアム 2013)
Premiumエディションには、上記Standardエディションの構成製品に加え、以下の製品が含まれます
● 3Dアニメーションとビジュアルエフェクト ソフトウェアのAutodesk Softimage(R) 2013 (オートデスク ソフトイマージ 2013)

Autodesk(R) Entertainment Creation Suite Ultimate 2013
(オートデスク エンターテインメント クリエーション スイート アルティメット 2013)
Ultimateエディションには、上記Premiumエディションの構成製品に加え、選択制だったAutodesk 3ds Max 2013、Autodesk Maya 2013の両方の製品が含まれます。

今回発表した全てのAutodesk Entertainment Creation Suiteに含まれるAutodesk SketchBook Designer 2013は、アーティストは直感的なペイントとベクターを組み合わせたハイブリッドツールセットを使用でき、キャラクタ、プロップ、環境の作成において、アイデアの模索・表現が可能になります。
3種類のEntertainment Creation Suite 最新版の詳細は下記URLをご参照ください。
(リンク »)

強化された相互運用性により、高い柔軟性を実現
Autodesk Entertainment Creation Suite 2013は、製品間のデータ互換性がさらに向上したことで、相互運用性を拡充する数多くの新機能を提供します。
● MotionBuilderとMayaの間でライブ キャラクタ ストリーミングが可能になったことで、実際に製品間でデータを互換する前に、最終的なMaya上のシーンでのリターゲティング結果を効率的にプレビューできます。
● 共通のホットキー設定により、Mayaのユーザはスイートに含まれる全ての3D アプリケーションでビューポートの操作を簡単に行うことができます。また新たにSoftimageが3ds Maxのインタラクションキーをサポートしたことで、3ds MaxユーザがSoftimageの操作に慣れるまでの時間を短縮します。
● 3ds Max、Maya、Softimage、MotionBuilderに搭載される Fカーブ エディタの機能が強化されたことで、製品間で一貫した機能性を提供できるため、アニメーターはアプリケーション間をスムーズに移行することが可能です。
● Autodesk HumanIK(R) とCAT(キャラクタ アニメーション ツールキット)の相互運用性の向上により、3ds Max、Maya、MotionBuilderの各製品間での3ds Max CATの二足歩行キャラクタの移行を、ワンステップの操作で受け渡すことが可能です。
● Mayaと3ds Maxの相互運用性が強化されたことで、アプリケーション間の3Dデータの移行をワンステップで行うことが可能です。


オートデスクの最新ソフトウェアにより、クリエイティビティの強化、コラボレーションの促進、複雑なデータ管理が可能に
Autodesk Entertainment Creation Suite 2013に含まれる各製品もアップデートし、新しいクリエイティブ ツールセット、よりインタラクティブなビューポート、クリエーターのコラボレーションを促進するワークフローの強化、複雑なデータの管理、パイプラインからの効率的なデータ互換などの特長を提供します。

今回発表された各製品の特長は以下の通りです。

•Autodesk(R) Maya(R) 2013 (オートデスク マヤ 2013)
ダイナミック シミュレーション、アニメーション、レンダリングを行う高性能な新ツールセットは、新次元のクリエイティビティと生産性の向上を実現し、クリエーターは作業時間を短縮できます。また、Maya 2013で新たに追加されたOpen Data(オープンデータ)の取り組みにより、複数の制作業務の同時進行を促進し、複雑化する業務をより効率的に管理できます。

•Autodesk(R) 3ds Max(R) 2013 (オートデスク スリーディーエスマックス 2013)
最新版では、NVIDIA iray(R)レンダラーのActiveShade(アクティブ シェード)や新しいレンダーパス システムをサポートし、Adobe(R) After Effects(R)やAdobe Photoshop(R)との相互運用性を強化しました。またモーショングラフィックス、3Dアニメーション、シミュレーション向けの新ツールを提供します。

•Autodesk(R) Softimage(R) 2013 (オートデスク ソフトイマージ 2013)
高品質の相互運用環境を提供するほか、新しいCrowdFX(クラウド エフエックス)、群集シミュレーション機能に加え、強化されたモデリング、アニメーション、物理演算、セレクションなど、高性能な新ツールを搭載しています。

•Autodesk(R) MotionBuilder(R) 2013 (オートデスク モーションビルダー 2013)
制作チームがより確実にデータを取得、統合、リファインするためのサポートや、バーチャル プロダクション向けの新しいノンリニア編集のパラダイムを提供します。また、ライブ モーション キャプチャ データを直接ディスクに書き込める機能、柔軟性の高い新しいヘッズアップ表示(HUD)、フローティング ビューア、WAVEファイルのサポートなどの機能を搭載しています。

•Autodesk(R) Mudbox(R) 2013 (オートデスク マッドボックス 2013)
Gigatexel(ギガテクセル)エンジンにより、複雑な制作前のシーンをより簡単に作成することができ、また大量のオブジェクトを効率的に編集できます。また、新しい多目的カーブにより、エッジ シャープネス データのサポートやAdobe Photoshopとの相互運用性の強化を実現しています。


また、オートデスクは今回のEntertainment Creation Suiteの発表と同時に、Autodesk(R) Flame(R) Premium 2013も発表しました。Autodesk Flame Premiumの主な特長は以下の通りです。

Autodesk(R) Flame(R) Premium 2013 (オートデスク フレーム プレミアム2013)
最新版では、単一製品上でハイエンド ビジュアルエフェクト、フィニッシング ツール、リアルタイム カラーグレーディングを統合しています。
•高度なコンポジットと3Dリライティングのため、よりクリエイティブかつテクニカルなツールを提供
•Actionでの双方向性の強化により、さらにスムーズなクリエイティブ エクスペリエンスを実現
•改善された3Dトラッキング ワークフローにより、シーン上に合成したコンポジット エレメントを配置する際の柔軟性と操作性が向上
•ルック開発のためのカラー グレーディング プリセット、新しいメディア エクスポート ワークフロー、タンジェント社製Elementモジュール コントロール パネルのサポートを含むグレーディング機能を強化

今回発表されたAutodesk Flame Premium 2013の詳細は、下記URLをご参照ください。
(リンク »)


【各スタンドアロンライセンス製品の標準小売価格(税込)および出荷開始日】
製品名 / 価格(税込) / 出荷開始日
Autodesk Entertainment Creation Suite Ultimate 2013 / 1,228,500 / 2012年4月12日
Autodesk 3ds Max Entertainment Creation Suite Premium 2013 / 997,500 / 2012年4月12日
Autodesk 3ds Max Entertainment Creation Suite Standard 2013 / 845,250 / 2012年4月12日
Autodesk Maya Entertainment Creation Suite Premium 2013 / 997,500 / 2012年4月12日
Autodesk Maya Entertainment Creation Suite Standard 2013 / 845,250 / 2012年4月12日
Autodesk Softimage Entertainment Creation Suite 2013 / 845,250 / 2012年4月12日
Autodesk 3ds Max 2013 / 535,500 / 2012年4月12日
Autodesk Maya 2013 / 535,500 / 2012年4月12日
Autodesk Softimage 2013 / 577,500 / 2012年4月12日
Autodesk MotionBuilder 2013 / 614,250 / 2012年4月12日
Autodesk Mudbox 2013 / 115,500 / 2012年4月12日

※オートデスク認定販売パートナー、販売店からの購入時の価格は、直接パートナーや販売店にお問い合せください。

以上


オートデスク株式会社概要
本 社:  東京都中央区晴海1-8-10  晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 24F
大阪営業所: 大阪市淀川区宮原3-5-36  新大阪トラストタワー 3F
代表取締役社長:ルイス・グレスパン
設 立: 1985年4月1日
資 本 金: 1億円
オートデスクホームページ: (リンク »)

Autodesk,Inc.会社概要
Autodesk, Inc. (NASDAQ: ADSK) は、3Dデザイン ソフトウェアを提供する世界的な企業です。製造、建築、土木、メディア&エンターテインメント産業を中心に、多岐にわたる顧客がアイデアの具現化や視覚化、シミュレーションにAutodeskのソフトウェアを使用しています。顕著な例として、アカデミー賞(R) 視覚効果賞の受賞者にオートデスクの顧客が15年連続で選ばれています。1982年のAutoCAD(R)の発表以来、世界の市場を対象に業界先進のデザイン ソフトウェアの開発に取り組んでいます。詳細は、 (リンク ») をご覧ください。

当プレスリリースに関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

◆ 報道関係者問い合わせ窓口
オートデスク プレスデスク 担当:田坂/木下
Email: autodesk@golinharris.com
phone: 03-5427-7358

◆ お客様問い合わせ窓口
オートデスク インフォメーションセンター TEL: 0570-064-787

Autodesk、AutoCAD、3ds Max、Maya、Softimage、Mudbox、MotionBuilder、Flame、SketchBook、ならびにHumanIKは、米国および/またはその他の国々における、Autodesk, Inc.、その子会社、関連会社の登録商標または商標です。アカデミー賞(Academy Award)は、米映画芸術科学アカデミー(the Academy of Motion Picture Arts and Sciences)の登録商標です。その他のすべてのブランド名、製品名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。オートデスクは、通知を行うことなくいつでも該当製品およびサービスの提供、機能および価格を変更する権利を留保し、本書中の誤植または図表の誤りについて責任を負いません。
(C) 2012 Autodesk, Inc. All rights reserved.
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]