AsiaNet 52589
共同JBN 0352 (2013.3.29)
【ロンドン、オックスフォード(英国)2013年3月28日PRN=共同JBN】感覚とウイスキーの味との関係を調べた世界初の科学的な実験によれば、環境を変えればウイスキーの味は最高20%も良くなると言う。オックスフォード大学のチャールズ・スペンス教授とSensory Architects(感覚デザイナー)のCondiment Junkieが400人以上の一般の参加者を使って世界最初の多感覚バーThe Singleton Sensoriumで行った、環境がウイスキーの味に与える影響を調べるための試飲会の初期成果だ。
(写真: (リンク ») )
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オックスフォード大学実験心理学科でクロスモーダル研究の長であるスペンス教授は「この結果は参加者は実験を通して飲んでいる飲み物はまったく同じものだと知っているにも関わらず、多感覚環境が彼らの鼻孔、味覚・香り、あと口に影響を与えることの証拠となるものだ。さらに、この結果は、たまたまわれわれがウイスキーを試飲したり、飲んだりしている環境をどう感じるかが飲み物そのものに対する感じに影響を与えることを示している」。
「これらの結果が示すことは騒がしい現実の条件下でも、環境を変化させれば、ウイスキー経験を実際に10から20%も向上させることができるということだ。したがって、素晴らしい味の製品を引き立たせる多感覚環境を作れば、ウイスキーを飲む人の経験や飲む楽しみを高められる可能性が生まれてきた」
ロンドンのソーホーで3月19日(火)、3月20日(水)、3月21日(木)の3晩にわたり、参加者たちはCondiment Junkieが設計した3つの部屋に入り、部屋それぞれで異なる音や香り、視覚効果がThe Singletonで飲むダフタウン・シングル・モルト・ウイスキーの香りにどう影響したかノートに書きとめた。
それぞれの部屋はそれぞれ異なる方法で感覚を刺激した。最初の部屋は緑、The Singletonの草の香りを協調するように設計されており、実際本物の芝生や、芝刈り機の音、小鳥のさえずりまであった。2番目の部屋、赤い部屋の狙いは甘い暗色のベリーやウイスキーのドライ・フルーツの香りを引きだすもので、そのためにカーブした形やベルの鳴る音も使われた。最後の部屋はこのウイスキー独特のアフターテイストを表現するように作られた。そこで聞こえる音の中にはコントラバスの音色、木のきしる音、ぱちぱちと燃えるたき火の音などが含まれていた。漂うシーダーの香り、部屋に置かれた1本の木がThe Singletonにいつまでも漂うウイスキーの年を経た木の香りを引き立てた。
The Singleton Sensoriumは幅広い学術研究の一部である。「試飲ノート:多感覚の雰囲気やアンビアンスがウイスキーに対する人の知覚に与える影響についての評価(Tasting
Notes: Assessing the effect of the multi-sensory atmosphere and ambiance on people's perception of whisky)」は2013年9月に出版予定。
スペンス教授およびThe Fat Duck のヘストン・ブルメンソール氏が「Sound of the Sea」料理を作る手助けをしたCondiment Junkieは、この結果は今後、パブ、バー、レストランなどを設計する際に大きな影響を与えるものになると考えている。
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ソース:Story PR
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