ビットアイル クラウドサービスをマイクロソフトWindows Azure に連携

~「CLOUD CENTER for Windows」とAzure IaaS によるハイブリッドクラウド~

ビットアイル・エクイニクス株式会社

2013-04-17 11:23

株式会社ビットアイル(代表取締役社長兼CEO:寺田航平 本社:東京都品川区 以下ビットアイル)は、Windows 専用プライベートクラウド「CLOUD CENTER for Windows」において、マイクロソフトが2013 年4 月17 日に正式提供開始するパブリッククラウドWindows Azure のIaaS サービス(以下 Windows Azure 仮想マシン)及びWindows Azure 仮想ネットワークとの連携によるハイブリッドクラウドに対応することを発表します。「CLOUD CENTER for Windows」とWindows Azure との連携サービスは、2013 年夏に提供予定です。

 「CLOUD CENTER for Windows」は、利用企業に対して、Windows Server 2012 Hyper-V ホストマシンとMicrosoft System Center 2012 SP1の各コンポーネントを専用で提供することで、費用対効果の高いプライベートクラウド環境を提供しています。さらに、今後取り組む(1)System Center 2012 SP1App Controller を通じた、Windows Azure 仮想マシンとの連携及び統合管理機能、(2)WindowsAzure 仮想ネットワークを経由した「CLOUD CENTER for Windows」とWindows Azure 仮想マシンとのIP サブネットどうしのセキュアな接続環境、(3)System Center 2012 SP1 Data Protection Manager によるストレージソリューションを提供することで、プライベートクラウドとパブリッククラウドのハイブリッドクラウドをシームレスにサポートします。これらの対応により、利用企業は、稼働させるシステムの要件に応じたインフラ環境の構築をこれまで以上に幅広い選択肢の中から選択・組み合わせて構築でき、投資コスト・運用コストを最適化して、TCO 削減を実現することができます。

■取り組みの背景
 企業は、クラウド技術・クラウドサービスの普及により、IT 投資及びIT インフラ運用に関する選択肢が大幅に増えました。これにより、サーバなどの機器及びソフトウェアなどを購入し、自社で構築・運用を行なっていた「所有」モデルから、各種プロバイダのサービスを「利用」するモデルの活用に大きく変化しつつあります。
 ビットアイルでは、これまでデータセンターサービス及びクラウドサービスを提供し、企業に対して、IT インフラの「利用」モデルの活用を推進してきました。今後は、企業がIT 投資の効率性を更に高めるために、自社システムに最適な運用環境を、プライベートクラウドと各種のプロバイダが提供するパブリッククラウドサービスと組み合わせて活用するハイブリッドクラウドが広がると考えています。今般の取り組みは、そうした企業のIT インフラに対する最適化ニーズに対応するものです。


■「CLOUD CENTER for Windows」とWindows Azure 仮想マシンの連携イメージ
 ・「CLOUD CENTER for Windows」とWindows Azure 仮想マシンのサーバ構築、起動・停止などの
  統合運用を実現(*1)
 ・「CLOUD CENTER for Windows」とWindows Azure 仮想マシン間で、仮想マシン複製の運用
 ・「CLOUD CENTER for Windows」のシステムデータをWindows Azure にバックアップ(*2)
 ・Windows Azure 仮想ネットワークを通じた「CLOUD CENTER for Windows」と仮想マシンの
  IP サブネットどうしのセキュアな接続
  (*1)System Center 2012 SP1 App Controller の機能により提供
  (*2)System Center 2012 SP1 Data Protection Manager の機能により提供

※ イメージ図については、下部付帯情報(画像)参照


■想定される利用シーン
(1)ハイブリッドクラウド運用
 ・システム特性に応じて、「CLOUD CENTER for Windows」とWindows Azure 仮想マシンを使い分けて
  システムを稼働
  <例>
  - 固定的なリソースや高いセキュリティを求められるシステム :「CLOUD CENTER for Windows」
  - 一時利用やスケーラブルなリソースを求められるシステム : Windows Azure 仮想マシン
 ・インフラコストの最適化を実現

(2)DR・バックアップサイト構築・運用
 ・「CLOUD CENTER for Windows」上で稼働するシステムのサーバイメージ及びデータを
  Windows Azure 仮想マシン上に複製
 ・低コストでの DR 環境の構築・運用

(3)グループ企業や社内部門へのクラウド環境の提供
 ・セルフサービスポータル機能を通じて、「CLOUD CENTER for Windows」及びWindows Azure
  仮想マシンのリソースを透過的にグループ企業や社内部門のクラウドとして提供


【日本マイクロソフト株式会社様からのエンドースメント】
 この度のビットアイル様における”Cloud Center for Windows”の Windows Azure 仮想マシン及びWindows Azure 仮想ネットワークに対応したハイブリッド クラウド サービス提供を心より歓迎申し上げます。本サービスは弊社が提唱するクラウドOS ビジョンに基づき、仮想化基盤にHyper-V を採用し、統合運用管理製品である System Center 2012 SP1 を利用しており、柔軟かつオープンなハイブリッドクラウド環境を提供します。これにより、より多くのお客様がクラウドコンピューティングのメリットを早期に享受できるものと期待しています。

日本マイクロソフト株式会社
サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 本部長
梅田 成二


【「CLOUD CENTER for Windows」について】
 「CLOUD CENTER for Windows」は、マイクロソフトのWindows Server 2012 Hyper-V と、統合運用管理製品であるSystem Center 2012 SP1 で構築されたプライベートクラウドサービスです。
 「CLOUD CENTER for Windows」 の詳細については、以下のURL をご参照下さい。
  (リンク »)


【Windows Azure 仮想マシン及びWindows Azure 仮想ネットワークについて】
 Windows Azure 仮想マシン及びWindows Azure 仮想ネットワークは、Windows Azure のIaaS サービスです。Windows Azure 仮想マシンは、Windows Server のアプリケーションだけでなく、Linux などHyper-V がサポートするゲストOS もそのままWindows Azure で実行可能になります。Windows Azure 仮想ネットワークは、プライベートクラウドなど外部のシステム環境からWindows Azure 仮想マシンへのIP サブネットどうしのシームレスでセキュアな接続環境を提供します。


【System Center 2012 SP1 について】
 System Center 2012 SP1 は、Windows Server 2012 Hyper-V と連携し、プライベートクラウドを統合管理する製品です。また、パブリッククラウドWindows Azure 仮想マシンと連携したハイブリッドクラウドの管理を可能にします。ビットアイルの「CLOUD CENTER for Windows」では、以下のコンポーネントを提供しています。

 ・System Center 2012 SP1 Virtual Machine Manager
   仮想化環境統合管理機能(仮想マシンとHyper-V ホストマシンの管理など)
 ・System Center 2012 SP1 Operations Manager
   稼働監視機能(パフォーマンス管理、障害監視、ログ監査)及び高度な監視機能(ネットワーク監視や
   アプリケーション性能に影響を及ぼすコードの検知など)
 ・System Center 2012 SP1 Data Protection Manager
   バックアップ機能(仮想化環境のバックアップ、SQL Server のバックアップなど)
 ・System Center 2012 SP1 App Controller
   ハイブリッドクラウド管理機能(Windows Azure パブリッククラウド、プライベートクラウド及び
   サービスプロバイダクラウドでの仮想マシンのインスタンス管理、セルフサービスポータル、複製など)

ビットアイルは、今後もインフラ面から、企業のIT ビジネスの成功及び戦略的なIT 活用に貢献するきめ細かなサービスを開発・提供してまいります。

以上

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


【株式会社ビットアイル会社概要】
ビットアイルは、東京都心部に展開する都市型インターネットデータセンター(iDC)をコアに、企業のビジネスにおけるIT 活用及びインターネットを介した様々なIT サービス・事業を支援する「総合IT アウトソーシングサービス」を提供しています。(1)iDC の運営・インターネット接続環境を提供するiDC サービス、(2)ハードウェアからソフトウェアまでの監視・運用サービス、(3)サーバやネットワーク機器のレンタル及びマネージドサービス、(4)システムやネットワーク設計・構築サービス、(5)サービス型でコンピューターリソースやアプリケーションを提供するクラウドコンピューティングサービスなどにより、10 万台を超えるサーバの継続的かつ安定的な稼働と事業継続をサポートしています。


社名 : 株式会社ビットアイル(JASDAQ:3811)(英文表記:Bit-isle Inc.)
所在地 : 東京都品川区東品川2-5-5
設立 : 2000 年6 月
資本金 : 27 億 7,321 万円(2013 年1 月31 日現在)
代表者 : 代表取締役社長兼CEO 寺田 航平
URL : (リンク »)

<本リリースに関するお問合せ先>
社長室
TEL: 03-5782-8722
e-mail: ir@bit-isle.co.jp

<サービスに関するお問合せ先>
営業本部
TEL: 03-5782-8724
e-mail: sales@bit-isle.co.jp

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