ビットアイルは2月3日、OpenStackの導入・運用支援において海外で豊富な実績を持つ英国Canonicalと協業すると発表した。
ビットアイルは、CanonicalのOpenStackソリューション「BootStack」を利用し、プライベートクラウドを月額で利用できるホステッドプライベートクラウド(顧客専用環境のプライベートクラウドであるが、ITインフラ資産を保有する必要がなく、サービスとして専用環境を利用可能なクラウドサービス形態)を顧客に提供する。
OpenStackは、近年の企業によるクラウド活用が進む中で、プライベートクラウドの基盤として採用例が増えている。
ビットアイルでは、2011年に研究開発を行う専門組織ビットアイル総合研究所を設立し、OpenStackの技術的な実証実験や検証、OpenStackを活用したビットアイルグループ向けクラウド基盤の構築、OpenStackのテクニカルトレーニングなど、OpenStackに関すさまざまな取り組みを行ってきた。
ビットアイルは今回、OpenStackを活用したプライベートクラウド導入のニーズの高まりに対応するためにCanonicalと協業し、ビットアイルの顧客に対しBootStackを活用したホステッドプライベートクラウドを提供する。
CanonicalのBootStackは、OpenStackを使ったクラウド環境の構築、運用を同社がユーザーに代わって実施し、トラブル対応などをサポートするOpenStack導入・運用支援サービス。OpenStackの設計、構築、運用やトラブル対応といったサポートを24時間365日受けられるため、自前でエンジニアを確保できない場合でもOpenStack環境を手軽に構築できる。
BootStackを利用することによって、顧客は自社に合ったリソースの最適化および運用負荷軽減と、OpenStackを活用によりオープンなテクノロジを駆使し、迅速かつ低コストでプライベートクラウドを導入を実現できるとしている。