ビットアイル・エクイニクスのグループ会社であるAXLBITは2月2日、情報漏洩対策サービス「InterSafe ILP powered by AXLBOX」の提供を開始した。税別の月額利用料は1IDあたり200円。
AXLBITが提供しているSaaS基盤「AXLBOX」からアルプス システム インテグレーション(ALSI)が販売する情報漏洩対策ソフトウェア「InterSafe ILP」が利用できるようになる。
AXLBOXは、SaaSでの戦略的、効率的なIT活用を支援、SaaSの普及を推進するプラットフォームで、ソフトウェアベンダー向けにも支援メニューを提供している。ソフトウェアベンダーとの協業で、安心安全安価で利用できるアプリケーションやアプリケーション間連携サービスなどを2012年から提供している。
提供を開始したInterSafe ILP powered by AXLBOXでは、幅広いアプリケーションファイルに対する自動暗号化機能に加え、重要なデータの出入り口の制御、持ち出しデータの漏えい対策を取れるようになっている。
証跡管理については、情報漏洩につながる可能性の高いUSBメモリなどの外部メディアの利用履歴や承認フローも追跡できる。SaaSであるためサーバの管理が不要で、管理する端末にクライアントプログラムをインストールするだけで利用できる。日本国内にあるビットアイル・エクイニクスの堅牢で強固なセキュリティを誇るデータセンター内で稼働しているため、安心して利用できる。
InterSafe ILP powered by AXLBOXの利用イメージ(AXLBIT提供)
今回のサービスでは、スマートフォンやタブレット、USBメモリなどの外部デバイスの利用管理に加えて、ネットワーク利用制限やプリンタ利用制御、さらには外部メディアへの書込制御など細かに制御できる。PCから各種デバイスへのデータ持ち出しを綿密に管理し禁止することで、個人情報漏洩を防止し、組織レベルでのPCセキュリティ対策が取れるようになっている。
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汎用USBメモリをセキュリティUSBメモリに変換可能。接続先PCが登録された端末かどうかをチェックするため、セキュリティUSBメモリを登録されていないPCへ接続した際にPCへのデータコピーと移動が制御され、自宅持ち帰り後の情報漏洩などの防止にも役立つ。USBメモリのセキュリティ対策に伴い、パスワード認証によるロック機能とメモリ領域の暗号化で盗難や紛失にも対応する。
ファイルを保存する時に自動的に暗号化する。暗号化にはファイル利用者による操作が一切不要で、暗号化忘れやパスワードの付け忘れを防止。すべての重要データがセキュアな状態で保存されるので、万一情報が流出したとしてもデータの内容を読み取ることはできず、情報漏洩を食い止めることができる。ウェブから持ち出しの申請や承認でき、申請から承認までの一連の流れが効率的になり、円滑な運用を促進できるしている。