ミイラを手に取って見られるようになる? オートデスク、ミイラの3Dデータ化に協力

オートデスク株式会社

2013-06-27 11:00

米オートデスクは、スウェーデン・ストックホルムの博物館「Medelhavsmuseet」などと協力して、同博物館が所蔵するミイラ6体の3D化プロジェクトを今月から開始しました。本プロジェクトでは、ミイラを3Dリアリティ キャプチャ技術でデジタル化し、大型タッチスクリーンに表示して来場者が閲覧できるようにします。来場者は3Dで投影されるミイラを手で触れるような感覚で回転させて様々な角度から細部を確認したり、内部を見たりすることができるようになります。オートデスクは表面の画像やレーザースキャンデータを「Autodesk ReCap」に取り込んで3Dデータを作成する作業で協力しました。3D化されたミイラは、2014年2月から同博物館の常設展として公開される予定です。

本プロジェクトは以下の機関・企業で構成されています。
● Interactive Institute Swedish ICT
● Norrköping Visualization Center C
● Center For Medical Imaging and Visualization (CMIV)
● Medelhavsmuseet(The Museum of Mediterranean and Near Eastern Antiquities)
● FARO
● 米オートデスク

ミイラの3D化は、まずDual Energy CTという最新のCT機器で内部をスキャンするところから始まりました。このCTを使うと、内部を詳細に撮影できるだけでなく、ミイラを作るときに使われた素材まで分かり、かつてないレベルの高精細な画像を作ることができます。

次に、写真とレーザースキャンで表面を撮影しました。古代エジプトのミイラは布で何層にも巻かれ、内側に複数の棺や石棺に納められていますので、表面の素材と色は複雑に変化しています。画像とレーザースキャンのデータは「Autodesk ReCap」に取り込まれ、高精細3Dデータが生成されました。

Autodesk ReCap Photoを操作している動画( (リンク ») )
Autodesk ReCapで作成した3DデータをAutodesk Mayaでレンダリングした後のデータ(動画)( (リンク ») )

Autodesk ReCapを使用したことにより、3Dデータ化の作業は効率的に進み、従来とは異なる方法でリアリティ キャプチャ技術を活用することになりました。2014年2月から始まる新しい展示では、来場者がリアルで美しい3Dのミイラをインタラクティブに体感できるようになります。

撮影の様子を写したその他の画像(ICT提供): (リンク »)

このようにしてリアリティ キャプチャの段階が終了しました。プロジェクトは次にミイラ内部のデータと表面のデータを統合する作業に移ります。この作業はInteractive Institute Swedish ICTが行い、最終的にインタラクティブなデジタル展示データが完成する予定です。


以上


オートデスク株式会社概要
本 社: 東京都中央区晴海1-8-10  晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーX 24F
代表取締役社長: ルイス・グレスパン
設 立: 1985年4月1日
資 本 金: 1億円
ホームページ:  (リンク »)

Autodesk, Inc.会社概要
豊かな想像力と発想を基に、より良い世界を創り出す―― オートデスクは、より良い世界を創り出す「デザイン」分野で世界中の人々を支援しています。設計者から、建築家、デジタル・アーティスト、学生、ホビー・ユーザーまで、あらゆる人々が自身の創造力を存分に発揮し、大きな成果を上げられるよう、オートデスクは優れたソフトウェア製品を提供します。

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オートデスク 広報 池田
Email: kazuomi.ikeda@autodesk.com
Tel: 03-6221-3513


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このプレスリリースの付帯情報

Autodesk ReCap Photoに画像を取り込んだ直後の様子

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