SAS Institute Japan、アナリティクス・プラットフォームの最新版「SAS(R) 9.4」を提供開始

SAS Institute Japan株式会社

From: Digital PR Platform

2013-08-01 11:20


ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであるSAS Institute Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田 仁志、以下 SAS)は本日、SASソフトウェアの基盤となるアナリティクス・プラットフォームの最新版「SAS(R) 9.4」を国内で提供開始したと発表しました。SASソフトウェアは世界65,000サイト以上で採用されており、常に最先端のアナリティクス機能と高い柔軟性を提供しています。SAS 9.4では、現行のオンプレミス型、ホスティング型に加え、クラウド・テクノロジーへの対応を進めることにより、パブリック・クラウドおよびプライベート・クラウド型など、導入形態を柔軟に選択することが可能となりました。

SAS 9.4版製品の第一弾として、ビジュアル・データ探索ソフトウェア「SAS(R) Visual Analytics」の最新版が本日より国内で提供されます。最新版では、クラウド対応をはじめ、SAS 9.4およびSAS Visual Analyticsの機能拡張の両方の利点を享受できます。また今後、SASの業種別・業務別ソリューション製品群も、順次SAS 9.4を基盤としたバージョンにアップグレードしていきます。

SAS 9.4では、IT部門向けとして、セキュリティ、認証、スケーラビリティ、可用性に関する機能を強化することにより、導入、管理、保守の作業がこれまで以上に簡単になりました。また、ユーザー部門向けの機能強化として、既存のSASアナリティクス製品のライセンスに、ビッグデータ分析を可能にする「SAS(R) High-Performance Analytics」の機能が標準で追加されました。さらにSAS 9.4では、強化されたHadoop連携機能をはじめ、データ・マネジメント製品のさまざまな新機能を利用できます。

SAS 9.4の特徴
・ビッグデータ分析 - SAS 9.4では、インメモリ・アナリティクス技術によりビッグデータを極めて短時間に処理・分析可能なSAS High-Performance Analyticsの機能を、従来のMPP(超並列処理)型だけではなく、新たにSMP環境(シングルサーバー)で活用できるようになりました。すでに業界標準のシングルサーバー上でSASのアナリティクス製品を導入済みのお客様は、追加費用なしでビッグデータ分析を行うことが可能となります。
・柔軟な導入形態 - ソースコードを見直し、クラウド環境と親和性の高いアーキテクチャに変貌を遂げています。これにより、企業・組織のビジネス状況に合わせて、プライベート・クラウドやパブリック・クラウド環境にSASを導入することがこれまで以上に柔軟に、迅速かつ容易にできるようになります。
・管理機能の強化 - セキュリティ機能を強化し、業界標準の暗号化アルゴリズムを誰でも利用可能になるほか、セキュリティ設計作業がより容易になりました。また、アナリティクス・プラットフォームのアーキテクチャの見直しにより、複数のSAS環境を単一画面でモニタリング・管理できるようにするなど、管理者向けの機能が強化されています。
・可用性の向上 - SAS 9.4では単一障害ポイントを排除しました。クラスタリング構成がデフォルトでサポートされ、導入作業時にウィザードベースの設定で、可用性および負荷分散を考慮したクラスタリング構成を構築することが可能となります。

SAS High-Performance Analytics製品群の進化
SAS 9.4では、顧客のビジネスニーズに合わせて機能を特化させた6種のSAS High-Performance Analyticsパッケージも同時に提供開始されます。「データマイニング」、「テキストマイニング」、「最適化」、「統計解析」、「フォーキャスティング(予測)」、「計量経済分析」の6つのアナリティクス手法/分野からなる、あらゆる業種に適用可能な網羅性と、洞察の獲得に不可欠な機能を包括的に提供します。SAS独自のインメモリ・アナリティクス・テクノロジーは、ハイパフォーマンスとスケーラビリティを兼ね備え、データの量や種類、業種を問わずその効果を発揮します。

・「SAS(R) High-Performance Data Mining」(データマイニング)
・「SAS(R) High-Performance Text Mining」(テキストマイニング)
・「SAS(R) High-Performance Optimization」(最適化)
・「SAS(R) High-Performance Statistics」(統計解析)
・「SAS(R) High-Performance Forecasting」(フォーキャスティング)
・「SAS(R) High-Performance Econometrics」(計量経済分析)

これらの製品は、MPP型インメモリ・アナリティクス・エンジンであり、リレーショナル・データベース等では実現が困難とされる複雑なアナリティクス処理を分散並列処理で実行できるため、高速でかつスケーラビリティに優れています。ユーザーは今後、シングルサーバー版(SMP環境)からスタートし、データの増大やビジネスのスピード要件に応じて、MPP型へスケールアウトすることにより、ビッグデータを対象としたアナリティクス処理を最善の形で実施することが可能となります。データ・サイエンティストやアナリスト、統計家は、定評あるSASのアナリティクス機能を従来と変わらない利用方法で、構造化データおよび非構造化データから迅速に洞察を導くことができます。

<SAS Institute Inc.について>
SASは、ビジネス・アナリティクス・ソフトウェアとサービスのリーディング・カンパニーであり、ビジネス・インテリジェンス市場においても最大の独立系ベンダーです。SASは、高度な分析と将来予測を実現するフレームワークにもとづき、顧客企業の65,000以上のサイトに革新的なソリューションを提供しています。複雑な経営課題を解決するビジネス・ソリューションによって迅速で正確な意思決定を実現することで、顧客のパフォーマンス向上と価値の創出を支援します。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。本社:米国ノースカロライナ州キャリー、社員数:Worldwide約1万3千名、日本法人約240名( (リンク ») )

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。


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