不正アクセスやサイバー攻撃の多くは、システムやソフトウエアが抱える脆弱性を悪用して行われます。それらの脆弱性は、開発工程におけるセキュリティ要件の考慮漏れや、プログラミング時のミスによって生じます。また、ひとたび埋め込まれてしまった脆弱性は、サービス開始後の修正が困難であったり、開発作業の手戻りによる追加費用が発生するなどの事態も引き起こします。
脆弱性を埋め込まないようにするためには、セキュリティを考慮した設計・開発(セキュアプログラミング)を行うことが不可欠ですが、そのような知識やスキルを体系的・網羅的に独習する手段は、従来ほとんどありませんでした。
こうした課題に対応することを目的とする、日本で初めての本格的なセキュアプログラミングに関するeラーニング講座が、「TeamProfessor」です。
■60種類を超える豊富なラインアップにより、体系的で幅広い学習が可能
「TeamProfessor」では、60種類以上のセキュアプログラミングコースを提供しています。これらは「設計」「コーディング」「テスト/検証」など、5つのカテゴリーに分類され、それぞれ初級から上級まで4段階のレベルに分かれています。ユーザーは、開発言語に依存しない基礎コースから、C/C++、Java、.NETなど開発言語に即したセキュアプログラミング手法、さらにはスマートフォンやデータベース関連のセキュリティ対策、ソースコードレビューや品質管理など、豊富なラインアップの中から必要なテーマを選んで学習できます。
■グローバルな企業で多数の導入実績があり、20万人以上のユーザーが利用
「TeamProfessor」は、米国における大手のコンピューターやソフトウエアのメーカー、大手金融機関など、数多くの企業で導入実績があります。世界中で20万人以上のユーザーが利用しています。
「TeamProfessor」の1コースあたりの学習時間は、30分から2時間程度で、価格は5ライセンスで181,500円(税抜き)から提供します。全60種類のコースのうち、すでに6つのコースが日本語化されており、今後も順次日本語化を進めていきます。
また、ユーザーのセキュアなソフトウエア開発をサポートするための、オンライン参照ガイド「TeamMentor(チームメンター)」も合わせて提供します。
上記サービスの詳細については、以下のURLをご参照ください。
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今後、当社では、IT技術者のセキュリティ知識水準の向上を目的に「TeamProfessor」の積極的な国内展開を行い、年間数千名規模の受講を見込んでいます。また、以前より提供しているセキュリティ関連の教育コンテンツ※1を、今回のセキュリティイノベーション社のラインアップにより拡充を図り、初心者から上級者まで、幅広いニーズに対応していきます。
NRIセキュアは、引き続き情報セキュリティ関連の教育事業への積極的な取り組みを通じて、企業における情報セキュリティの維持・向上に貢献していきます。
用語解説
※1 以前から提供していたセキュリティ関連の教育コンテンツ:
NRIセキュアは、情報セキュリティの調査研究・教育の専門機関であり、グローバル・スタンダードとしての地位を築いているSANS Institute(本部:米国メリーランド州)と長年にわたって連携するとともに、米国のNPOである(ISC)2が運営する情報セキュリティ・プロフェッショナル認証資格であるCISSP公式レビューセミナーの日本国内における総代理店として、技術者や管理者向けに多彩な教育・研修カリキュラムを提供しています。詳しくは以下のURLをご参照ください。
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