【東京文化発信プロジェクト】市民が主体となり地域でつくるアートプロジェクト「東京アートポイント計画」

公益財団法人東京都歴史文化財団東京文化発信プロジェクト室

From: 共同通信PRワイヤー

2014-01-27 14:00

平成26年1月27日

東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)

東京文化発信プロジェクト 事業のご案内
市民が主体となり地域でつくるアートプロジェクト 東京の各地で展開する「東京アートポイント計画」

東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団では、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて「東京文化発信プロジェクト」を展開しています。「東京アートポイント計画」では、この春も人・まち・活動をアートで結ぶことにより、東京の様々な魅力を創造・発信していきます。

これまで、それぞれのプロジェクトで参加者やボランティアスタッフの輪が広がり、彼ら自身による企画が立ち上がってきました。アートをきっかけにした仲間作りを目指す人、その地域に住んでいてもあまり地域のことを知らなかった人、アートプロジェクトのプロデュースを志す人、長く住んでいる地域をさらに楽しくしたい人など、多様な年代や立場の人が参画しています。年度末にかけて、今年度の取り組みの成果とも言えるプログラムが集中して開催されます。

東京東部・足立区で、足立区や東京藝術大学音楽学部、地域のNPOとの連携のもとに展開している「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」では、異文化、だじゃれ、足立市場など、足立区に関連の深いキーワードでの、多様なプログラムを実施します。東京西部の中央線沿線エリアで展開している「TERATOTERA」では、イギリスの都市で重要視された概念「シビックプライド(都市に対する誇りや愛着)」をテーマに、人材育成プログラムである「Tokyo Art Research Lab アートプロジェクトを456 (仕込む)」の受講生たちによる多様なアートプロジェクトを三鷹エリアで開催します。「としまアートステーション構想」では、不思議なゾンビ音楽を奏でる機械により、普段とは異なる豊島区を体験する参加型パフォーマンスが行われます。
桜の開花より一足先に様々な地域で文化創造拠点がまた花開く予定です。あらたなアート、あらたな音楽、そしてあらたな市民の交流の場に出会える「東京アートポイント計画」のプロジェクトにぜひご参加ください。

■アートアクセスあだち 音まち千住の縁
「イミグレーション・ミュージアム・東京 不思議な出会い」

日本で暮らす外国人の生活に根差した異文化を、現代アートの手法を通して紹介・共有するプロジェクト「イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM)」。美術家の岩井成昭が中心となって地域で展開するIMMの展示が、2月に、東京23区で3番目に外国人の人口が多い足立区で開かれます。
公募で集められた市民と外国人が、話し合いながらテーマを決め、制作を行うそのプロセスと成果が作品として展示されます。今回は、公募の結果、3グループが「ルーチンワーク」「匂い」「空耳」をテーマに作品を制作します。
例えば「空耳」グループは、母国語と発音が似ている日本語にまつわるエピソードを集め、映像作品にします。
外国の人々が語る日常の中の小さな違和感や驚きをお楽しみください。

「イミグレーション・ミュージアム・東京 不思議な出会い」開催概要
日時: 平成26(2014)年2月15日(土)~23日(日) 13:00~19:00
場所: 日の出町団地スタジオ (足立区日ノ出町27 日の出町団地1号棟103)
参加費: 無料

(企画・監修アーティスト 岩井成昭 プロフィール)
美術家。1990年より国内および欧州、豪州、東南アジアの特定コミュニティの調査をもとに、映像、音響、テキストなどを複合的に使用した視覚表現を展開。近年はあらゆる世代を対象にしたワークショップや、多文化研究活動を並行して実施中。秋田公立美術大学教授、東京藝術大学非常勤講師。

[同時開催]  千住ミュージックホール第4回 
日の出町団地 |8days LIVE&TALK「New Frontiers of World's Traditional Music」
*2月17日を除く各日16:00~17:00  参加費:無料(要予約・先着15名)
出演:鄭タンイ(古箏)+李インズ(二胡)、平川麦(サロード)、松澤佑紗(箏)、リンズィ・ドゥガン(尺八)、Loup-garou(アイリッシュバンド)ほか


■アートアクセスあだち 音まち千住の縁 
野村誠 千住だじゃれ音楽祭 国際交流企画第2弾:タイ篇 レクチャー&コンサート
「タイのアナンを藝大に歓迎タイ!」

作曲家の野村誠を中心に展開している「千住だじゃれ音楽祭」は、地域の人たちが、気軽にだじゃれを言い合い、そこから音楽を生み出していくプロジェクトです。「だじゃれ」は、別々の言葉をつなげることで生まれるパワーを楽しむもの。それを利用した新しい作曲方法の開発でもあります。これまで実施してきたワークショップや演奏会を通じて、参加者を中心に「だじゃれ音楽研究会」が立ち上がるなど、地域のだじゃれ音楽ファンも増えてきました。
3月に、タイの民族音楽学者 アナン・ナルコン氏を招聘し、東京藝術大学にて、タイの楽器を用いてのコンサートを開催します。「千住で1010人の音楽会」の実現を目指し、共にだじゃれ音楽を探求するほか、東京藝術大学で邦楽を専攻する学生が出演し、日本とタイの音楽的な対比も行います。
アナン氏をお迎えするにあたり、「だじゃれ音楽研究会」では、タイ語講座なども開催する予定です。

【「タイのアナンを藝大に歓迎タイ!」開催概要】
日時: 平成26(2014)年3月16日(日) 17:30開演 (17:00開場)
場所: 東京藝術大学 千住キャンパス スタジオA
参加費: 無料 (要予約・先着100名)
参加アーティスト: 野村誠 (作曲家/ピアニスト)
アナン・ナルコン (民族音楽学者/音楽家)
小川実加子 (東京藝術大学大学院邦楽専攻/邦楽囃子)
松澤佑紗 (東京藝術大学大学院邦楽専攻/箏・三絃)
リンズィ・ドゥガン (東京藝術大学大学院邦楽専攻/尺八)
だじゃれ音楽研究会 ほか

(メインアーティスト 野村誠 プロフィール)
作曲家。ガムランと児童合唱のための「踊れ!ベートーヴェン」の作曲とインドネシア4都市での初演以来、フランス、イギリス、オーストリア、日本、インドネシアで、ガムランによる創作のワークショップやイベントを多数展開。インドネシア国立芸術大学ジョグジャカルタ校大学院 客員教授などを経て、2013年には、インドネシアに2ヶ月間滞在し、原発をテーマに、現地の作曲家と共同作曲を行った。


■アートアクセスあだち 音まち千住の縁 
大友良英「千住フライングオーケストラ 縁日」

音楽家の大友良英が中心となって展開している「千住フライングオーケストラ」。平成23年の活動開始以来、公募で集まった「チーム・アンサンブルズ」のメンバーと共に、「音の出る凧」や「音の出る提灯」など独自の楽器を開発して上空に飛ばしたり、高く掲げたりしながら、 “空から音が降り注ぐ演奏会”を目指してきたプロジェクトです。
今回の「千住フライングオーケストラ 縁日」は、かつて東京都中央卸売市場 足立市場で開催された「千潮金刀比羅宮奉納踊り」から着想を得て、様々な世代の方が楽しめる新たな縁日を創り出します。屋台や演芸、大道芸などが「縁日」を演出しつつ、市場で使われる運搬車「ターレー」を使用したパフォーマンスや、競りなど「市場ならではの音」をもとにした楽曲の発表を予定しています。様々なアイディアを披露する屋台は、公募いたします。
地域の人たちの協力を得て千住地域で展開してきたパフォーマンスのほか、「プロジェクトFUKUSHIMA!」(福島)、「六本木アートナイト2013」(六本木)、「アンサンブルズ・パレード/すみだ川音楽解放区」(浅草)などの遠征を含む一連の活動の、集大成となるプログラムです。

【大友良英「千住フライングオーケストラ 縁日」開催概要】
日時: 平成26(2014)年3月21日(金・祝) 14:00~19:00
会場: 東京都中央卸売市場 足立市場 (足立区千住橋戸町50)
参加費: 無料
参加アーティスト: 大友良英、遠藤一郎、大友良英スペシャルビッグバンドほか

(メインアーティスト 大友良英 プロフィール)
即興演奏家として世界各地で活動。また映画や、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽等、数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は70作品を超える。近年は「アンサンブルズ」の名のもと様々な人たちとのコラボレーションを軸に展開する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、障がいのある子供たちとの音楽ワークショップにも力を入れている。

【大友良英「千住フライングオーケストラ 縁日」 出店者 公募概要】 ※2月20日(木)必着
応募資格: 個人・グループ、ジャンル不問。プロ・アマ問わず、どなたでもご参加いただけます。出店料は無料です。
応募方法: (1)屋台の名称、(2)出店プラン、(3)連絡先:(氏名、グループ名[代表者氏名]、連絡先[メールアドレス・
電話番号・住所])を取りまとめの上、HP、郵送、電話のいずれかでお申込みください。
申込先や出店条件の詳細は、ウェブサイト( (リンク ») )でご確認ください。


■TERATOTERA、Tokyo Art Research Lab
「Civic Pride わたしたちのマチ・わたしたちのアート」

JR中央線高円寺駅~国分寺駅区間を中心とする杉並、武蔵野・多摩地域に点在しているアートスポットをつなぎながら、現在進行形のアートを発信するための様々なプログラムを実施している「TERATOTERA」。アートプロジェクトの担い手を育成するプログラム「Tokyo Art Research Lab アートプロジェクトを456 (仕込む)」の受講生約10名が手がける初めてのアートプロジェクトが、「TERATOTERA」のエリアである三鷹で展開されます。
地域でのアートプロジェクトでは、地域を構成する自分自身が地域の一員であることを自覚し、よりよい場所にするための取り組みを介して、まちづくりにつなげることが必要、と考えた受講生たちが選んだコンセプトは「シビックプライド」。19世紀のイギリスの都市で重要視された、都市に対する誇りや愛着のことです。
このコンセプトを表現するために受講生に選ばれた6名のアーティストを、受講生がプロデュース。展示やパフォーマンス、ワークショップ、トークイベントなど多彩なプログラムを2日間にわたってまちなかの多様な場所を舞台に実施します。
今年で4年目を迎えた「Tokyo Art Research Lab」で、受講生がコンセプト立案からプロジェクトの実施までをすべて行うのは、今回が初めてとなります。将来のアートプロジェクトの担い手たちの活躍にご期待ください。

【「Civic Pride わたしたちのマチ・わたしたちのアート」開催概要
日時: 平成26(2014)年2月22日(土)、23日(日) 12:00~18:00
場所: 三鷹駅北口交番横、東海大学望星学塾柔道場、HYM(ハモニカ横丁ミタカ)、武蔵野芸能劇場外側、周辺空き店舗など
参加費: 無料
参加アーティスト: 中島由夫、山本高之、飯川雄大、山本篤、永畑智大、福永信


■としまアートステーション構想  
「まちなか音楽実験!安野太郎のとしまZステーション」

作曲家・安野太郎は、リコーダーにエア・コンプレッサーで空気を送ることで音を発し、コンピュータ制御された指の機構によって自動演奏する独自の機械による音楽を、人間ともロボットともつかないものの音楽として「ゾンビ音楽」と呼び、活動を続けています。
今回はこのゾンビ音楽を奏でる移動型マシンを、ギリシャ神話に登場する3つの頭を持つ犬「ケルベロス」と名づけ、犬の散歩のようにケルベロスを連れて、歴史ある雑司が谷・池袋エリアを散歩します。参加者はケルベロスとまちを練り歩きながら、奏でられる「ゾンビ音楽」に耳を傾け、日常とは少し違った風景を味わうことができるでしょう。

【「まちなか音楽実験!安野太郎のとしまZステーション」開催概要】
日時: 平成26(2014)年2月22日(土)、23日(日)、3月1日(土) (雨天中止)
*最終日はゲストとして、食をテーマに活動するアーティスト・EAT&ART TAROが参加し、作品体験を深めるための交流会をパフォーマンス後に開催予定(有料)。
場所: 雑司が谷・池袋エリア
参加費: 無料 
参加アーティスト: 安野太郎 (作曲家)
*時間、参加方法ほか詳細は、決定次第、ウェブサイト(www.toshima-as.jp (リンク ») )等でお知らせします。

(メインアーティスト 安野太郎 プロフィール)
作曲家。代表作に『音楽映画』シリーズ【AACサウンドパフォーマンス道場、ヨコハマ国際映像祭】や『サーチエンジン』【第12回文化庁メディア芸術祭】など。最近は、西洋音楽でも民族音楽でもない音楽『ゾンビ音楽』【第17回文化庁メディア芸術祭】を樹立し、ゾンビ四重奏「Quartet of the Living Dead」では第7回JFC作曲賞「自作自演による作曲賞」を受賞。日本大学藝術学部音楽学科非常勤講師、東京藝術大学芸術情報センター非常勤講師。


●東京文化発信プロジェクトとは
東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施しているプロジェクトです。都内各地での文化創造拠点の形成や子供・青少年への創造体験の機会の提供により、多くの人々が新たな文化の創造に主体的に関わる環境を整えるとともに、国際フェスティバルの開催等を通じて、新たな東京文化を創造し、世界へ向けて発信していきます。  www.bh-project.jp (リンク »)



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