アルカテル・ルーセント、2013年度第4四半期と通年の決算を発表

日本アルカテル・ルーセント株式会社

From: DreamNews

2014-02-13 17:00

【一部参考日本語訳】

・ 第4四半期と2013年度通年には営業利益率と事業別営業キャッシュフローが大幅に改善
・ 第4四半期には固定費を1億400万ユーロ削減、2013年度通年の固定費節約額は3億6,300万ユーロに
・ The Shift Plan 2015の目標達成に向けて順調に進展、コスト削減、キャッシュ生成、および利益ある成長の継続に注力
・ 技術系投資会社のChina Huaxin(中輕華信)からAlcatel-Lucent Enterprise買収の拘束力を持つオファー、Alcatel-Lucent Enterpriseの企業価値を総額2億6,800万ユーロと評価。アルカテル・ルーセントは15%の少数持株を保持
The Shift Plan 2015 の目標達成に向け順調に推移

・ IPおよびクラウド・ネットワーキング、ウルトラ・ブロードバンドによる固定およびモバイル・アクセスの専門企業としての位置付けを改めて確認、大規模契約を複数獲得すると共に市場シェアを拡大

・ イノベーション面での主要実績:20件のIPコア契約、400Gまでの光データ伝送トライアルに成功、SDNでは3件の初の商業契約を獲得、NFVでは仮想化ロードマップと8件の概念立証試験、小規模セルに関してクアルコムとの間に戦略的提携、ワイヤレスではCarrier AggregationとeMBMS、17件のベクタリング契約、G.fast

・ 通年の固定費を3億6,300万ユーロ削減、うち1億400万ユーロは第4四半期、通年の目標であった2億5,000万~3億ユーロを大きく上回る

・ 12月にはLGSの売却を発表、本日はChina HuaxinからAlcatel-Lucent Enterprise買収に向けた拘束力を持つオファーを受けたことを発表

・ 貸借対照表の内容を改善、以下の項目により2013年度末時点での純現金残高は1億4,900万ユーロ
- 株主割当発行と2015 OCEANEの残り分変換を通じて資本金を10億ユーロ増額
- 下半期に実施したさまざまな財務活動により負債再編をほぼ完了
- 短期および中期に満期となる負債について事前に資金調達または償還


【2014年2月6日、パリ発】 アルカテル・ルーセント(CEO: ミシェル・コンブ(Michel Combes))は、2013年度第4四半期の決算を発表し、為替レートを固定した場合の売上高が前年同期から横ばいの39億3,000万ユーロとなったことを発表しました。コア・ネットワーキングとアクセス事業の売上高は、為替レートを固定した場合前年同期比0.4%増でした。為替レートを固定した場合の前期比では、特にIPプラットフォーム、IPトランスポート、およびワイヤレスの好調を反映してグループ全体の売上高は8.8%増、コア・ネットワーキングとアクセス事業では8.9%増でした。

地域ごとでは、為替レートを固定した場合、北米は前四半期から減速して前年同期比2%増、アジア太平洋地域では中国でのネットワーク展開を推進力として前年同期比10%増の好業績を達成しました。西欧でも良いトレンドが続き、またロシアでも成長に復帰しました。他の地域では10%台半ばの低下でした。

2013年度通年のグループ全体の売上高は為替レートを固定した場合に前年度比2.9%増加し、コア・ネットワーキングとアクセス事業部のみでは3.6%増でした。通年の業績は、IPルーティングの2桁成長、WDMおよびIPプラットフォームでの進展、およびいずれも大規模なネットワーク展開が推進役となったモバイルと固定のウルトラ・ブロードバンド・アクセスの好業績を含め、好調な傾向を反映しています。このことは市場シェアの拡大によってさらに裏付けられています。

第4四半期の売上総利益率は34.3%に達し、前年同期からは400ベーシスポイント近く、前期からは170ベーシスポイントの増加でした。この前年同期からの増加は有利な製品ミックス、業務改善、および固定費の削減を反映しています。前期からの増加は主に運転経費の削減を反映したものです。通年の売上高総利益率は32.2%で前年度比220ベーシスポイント増でした。
グループ全体では第4四半期に1億400万ユーロの固定費を削減し、通年の固定費削減幅は目標であった2億5,000万~3億ユーロを大きく超える3億6,300万ユーロとなりました。グループの第4四半期の対売上高販管費比率は120ベーシスポイント減の12.1%に達し、通年では160ベーシスポイント減の14.1%でした。

第4四半期の調整後営業利益は売上高の7.8%に相当する3億700万ユーロで、前年同期は売上高の2.8%に相当する1億1,500万ユーロでした。この利益拡大はコア・ネットワーキングとアクセス事業部門の大きな改善を反映したものです。2013年度全体では、グループの調整後営業利益は2億9,000万ユーロで、前年度から5億5,300万ユーロ改善しました。

グループの第4四半期の純損益(連結)は1億3,400万ユーロの利益、1株当たりでは0.05ユーロの利益でした。通年で計上した13億400万ユーロの損失には、特に第2四半期に計上したものを主とする5億4,800万ユーロの資産減損費用が影響しました。

第4四半期の事業別キャッシュフローは4億9,900万ユーロに達し、前年同期は3億6,800万ユーロでした。第4四半期のフリーキャッシュフロー5は事業再編費用を除外して3億6,300万ユーロで、1億1,900万ユーロの改善でした。通年の事業再編費用と支払利息を除外したフリーキャッシュフローは6億3,600万ユーロの赤字で、3億2,400万ユーロの改善でした。

アルカテル・ルーセントの貸借対照表は、株主割当発行による9億5,700万ユーロと2015 OCEANEの残り分変換を通じ、第4四半期に資本金を10億ユーロ増額したことにより大きく強化されました。また2013年度下半期にグループは、特に近く満期を迎える短期と中期の負債を対象とした事前資金調達または償還、ならびに担保付き上位債の一部償還と価格改定を中心とした負債再編と資本構成最適化のための一連の取引を行いました。2014年度全体では、純現金利払費用の年間ランレートを2億6,500万ユーロと予想しており、これに対し2013年度は2億9,500万ユーロでした。

グループは2013年度末直前にLGSを最高2億米ドルで売却する契約に調印したことを発表しました。グループは本日、技術系投資会社であるChina HuaxinからAlcatel-Lucent Enterprise買収に対する拘束力を持つオファーを受け、また同社との間に排他的協議を開始することを発表いたします。想定されている取引内容によればAlcatel-Lucent Enterpriseの企業価値(負債と手持現金精算後ベース)が総額2億6,800万ユーロと評価され、また株式総額は現在2億3,700万ユーロと推定されています。アルカテル・ルーセントは15%の少数持株を保持することとなります。この買収提案は、規定の情報提供および協議手続きのため、近くAlcatel-Lucent Enterpriseの労働者評議会(workers council)に提出されます。最終版の買収契約への調印は2014年第2四半期中に行われる見込みです。買収完了には特定の規制当局による承認を含めて一定の条件を満たすことが前提となり、これは2014年第3四半期中となる見込みです。

2013年12月31日現在のアルカテル・ルーセント全体の年金/OPEBの積立状況は5億4,600万ユーロの超過でした。これに対し2013年9月30日現在は1億4,600万ユーロの超過、2012年12月31日現在は13億800万ユーロの不足でした(いずれの場合も適用される資産上限額を考慮しています)。特に米国年金制度は適用される資産上限額を考慮せず40億米ドルの超過で、これに対し2012年12月31日現在は27億米ドルでした。必要な資金積立を規定する法規によればグループの米国年金制度はすでに資金が調達されており、グループからの出資は予測可能な将来にわたって必要ないと考えられます。適用される法に基づき、グループの米国での2014年度のOPEB負担義務は超過年金資産により全額がまかなわれており、またそれ以降も引き続き超過年金資産により負担義務をまかなえると予想しています。
取締役会は2013年度について配当を行わないことを勧告しました。

アルカテル・ルーセントは今後も引き続きコスト削減、キャッシュ生成、および利益ある成長に注力し、以下の2015年度目標を再確認します。

・ コア・ネットワーキング事業からの売上高は70億ユーロ、営業利益率は12.5%をそれぞれ超える
・ アクセスおよびその他の事業別営業キャッシュフローは2億5,000万ユーロを超える
・ 2015年末までに10億ユーロの固定費削減
・ 2013~2015年の間に少なくとも10億ユーロの資産を売却


この第4四半期と通年の業績について、アルカテル・ルーセントのミシェル・コンブCEOは次のように述べています。

「本日の発表により、アルカテル・ルーセントはThe Shift Planの目標に向けて順調に推移していることを示しました。IPおよびクラウド・ネットワーキング、ならびにウルトラ・ブロードバンド・アクセスの専門企業として自らを位置付け直し、これらの市場において大きな勢いが生まれていることを確認しています。また負債削減と再編のための資金調達活動成功により貸借対照表を強化しました。総合的には利益とイノベーションの両方競争力を大きく強化しました。今後は2015年末までThe Shift Planの導入、成果実現、および実施に全面的に注力します。」

注記
アルカテル・ルーセント取締役は2014年2月5日に会合を開催し、2013年12月31日現在のグループ連結財務諸表を精査し、その公表を承認しました。

記載されている数値はいずれも現在監査中です。調整後数値はいずれも未監査です。
連結財務諸表は以下に掲載されています。

(リンク »)

1-「調整後」とは、ルーセント事業統合に伴うPPA(取得原価配分)の主たる影響が除かれていることを指します。
2-「営業損益」とは、事業再編関連費用、訴訟関連費用、連結法人売却に伴う損益、退職後給付制度改定に伴う損益を計上する前の、営業活動による損益を指します。
3-「事業別営業キャッシュフロー」とは、為替レートを固定した場合の調整後2営業損益1と営業運転資本を加えたものです。

2014年の予定
2014年5月9日、2014年度第1四半期決算発表予定

原文: Alcatel-Lucent reports Q4 and full-year 2013 results
(リンク »)

<アルカテル・ルーセントについて>
アルカテル・ルーセント(Alcatel-Lucent)はグローバル通信の分野をリードする企業であり、IPおよびクラウド・ネットワーキングの製品や革新的なソリューションを提供しています。また、サービスプロバイダとそのお客様、世界中の各種法人及び政府機関に対し、超高速ブロードバンドの無線/固定アクセスを提供しています。

アルカテル・ルーセントは、音声電話技術からデータ、ビデオ、情報の高速デジタル・デリバリーへ移行しつつある業界を牽引しています。これを支えるのはベル研究所です。ベル研究所はアルカテル・ルーセントが擁する研究所で、世界最先端の研究開発機関の一つであり、数えきれないほど多くの技術革新によりネットワーキングと通信業界の形成を担ってきました。
アルカテル・ルーセントは、これまでの技術革新が認められ、トムソン・ロイター社が世界で最も革新的な企業100社を選出する「Top100グローバル・イノベータ」の1社に選出されました。また、MITテクノロジー・レビュー誌による「世界で最も革新的な企業」50社の2012年度ランキングにも選出されています。さらに、ダウ・ジョーンズ社の「ダウジョーンズ・サステナビリティ・インデックス2013」において、技術ハードウェア&装置部門のインダストリー・グループ・リーダーに選定されています。アルカテル・ルーセントは、「コネクテッド・ワールド(つながった世界)」という企業ミッションのとおり、グローバル・コミュニケーションをより持続可能に、より利用しやすく、そしてよりつながりやすいものにしてまいります。

アルカテル・ルーセントはフランスのパリに本社を構える法人で、2012年の売上高は144億ユーロ。ユーロネクスト・パリ、ニューヨーク証券取引所に上場しています。
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<日本アルカテル・ルーセント株式会社について>
日本アルカテル・ルーセント株式会社は、次世代のネットワーク・サービスを中心とした固定/無線アクセス、IP、光伝送、アプリケーション、エンタープライズの事業分野で関連機器及びプロフェッショナルサービス、インテグレーション、保守を提供し、国内大手通信事業者をはじめ、各種法人、政府機関など幅広いお客様をサポートしています。

所在地:〒141-6006  東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 6F/代表取締役社長:二コラ・ブーベロ(Nicolas Bouverot)/資本金:4億円/URL(日本サイト): (リンク »)

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本件に関するお問い合わせ先:
日本アルカテル・ルーセント株式会社
コミュニケーション部 クルザーチエ・キャロリーヌ
TEL:03-6431-7000 FAX:03-6431-7024
E-mail:jpmarcom@alcatel-lucent.com
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