マーサー、年間祝祭日数世界ランキングを発表

マーサー ジャパン株式会社

2014-09-10 20:00

・世界一祝祭日の日数が多いのはコロンビアとインドで18日 ・世界一祝祭日の日数が少ないのはメキシコで7日 ・日本は15日で3位 ・西欧諸国は全般に祝祭日が少なく、イギリス、ハンガリー、オランダの祝祭日は8日と、  世界で2番目に少ない
ロンドン 2014年9月10日

マーサーが毎年発行している 世界福利厚生調査データ(WBEG= Worldwide Benefit and Employment Guidelines)によると、世界で祝祭日の日数が最も多い国はインドとコロンビア(18日)、最も少ない国がメキシコ(7日)であった。西欧諸国は少ない傾向が見られ、日本は3位(15日)と比較的多い方である。
マーサーのWBEGは世界64ヵ国の法定福利、福利厚生、就業規則等のデータを網羅しており、世界中のグローバル企業の人事担当者に広く使われている。
英国マーサーのグローバル・モビリティ・コンサルティング責任者であるエリン・カレトニックは以下のようにコメントしている。
「国境を越えて人の異動が頻繁に発生するグローバル企業にとって、各国の祝祭日や、現地法人の公休日を把握する事は重要です。優秀な従業員を海外に派遣する事は派遣先のビジネスを成長させる為にも必要不可欠です。しかしながら、従業員各人が母国で受けられる祝祭日等を含む福利厚生と、派遣先で受ける福利厚生があまりにかけ離れたものであった場合、彼らは辞令を受け入れない可能性もあるのです。そうなれば業務に影響が出る事は必至です。」

国の定める祝祭日は流動的で、データは毎年変化する。国によっては特別な文化行事や宗教行事のために4年おき、あるいはその年限りの祝日を設定することもあり、場合によっては地方行政に最終決定を委ねる国もある。

グローバル人材管理する上では、福利厚生という限られた分野の中でも、非常に複雑な事まで把握する必要が出てくる。グローバル規模で人の異動を管理する企業担当者にとって、最新の正確なデータに基づいて効率的に判断、管理することは必要不可欠である。



地域毎の祝祭日
アジア太平洋地域

アジア太平洋地域では、インドが18日とコロンビアと並んで世界で最も祝祭日の数が多い。オーストラリアとニュージーランドは、この地域の平均よりかなり少ない9日と11日である。タイと韓国は16日あり、次いで日本の15日、インドネシア、マレーシア、フィリピンはそれぞれ14日、パキスタン13日、香港、台湾共に12日、中国とシンガポールのそれぞれ11日、そしてベトナムは10日と最少である。

ヨーロッパ、中東、アフリカ
欧州、中東、アフリカ地域においては、英国、ハンガリー、オランダの祝祭日が8日と最も少ないのに対して、フィンランドが15日と最も祝祭日が多い国である。
オーストリアは祝祭日が12日、スウェーデン、イタリア、デンマークは11日あり、
ベルギー、ルクセンブルグ、ノルウェー、ポルトガル、スペインはそれぞれ10日ずつある。
ドイツは基本的に9日だが、州(連邦州)によってばらつきがある。よって最大13日の州が存在する。珍しいことにノルウェーとスェーデンはクリスマスイブと年末(大晦日)は国の定める祝祭日ではない。ただし、企業側で祝日扱いとしている。

中欧と東欧の中で、トルコ政府は最も多い祝日数(14.5日)を定めている。続いてロシア14日、スロバキア13日、チェコ共和国とリトアニアはともに12日、クロアチ11日、ポーランドとウクライナが10日、そしてセルビアとルーマニアが9日となっている。

中近東及びアフリカ地域の祝祭日は、アラブ首長国連邦(UAE)が最も少ない9日、モロッコが最多の14日である。

南北アメリカ
北米、カナダはこの地域では最多の11日の祝祭日数、ただしこれも州によってばらつきがある。
米政府は連邦としては10日の祝祭日を設定しているが、民間企業においてはこの祝祭日を従業員の休日とすることを義務付けてはいない。

ラテンアメリカ諸国には、祝祭日の世界最多と世界最少の国が同居しており両極端である。コロンビアは最多の18日、続いてアルゼンチンとチリの15日、ブラジルが12日となっているのに対して、メキシコは最も少ない7日である。






注記
本データは2013年上半期(1~6月)に各地域のマーサーコンサルタントによって集計された。
データには注記が無い限り祝祭日に土日は含まれない。祝祭日の定義については、各国の慣習により違う場合がある。

______________________________________________

年間祝祭日数世界ランキング

ランキング 国 法定休日日数 (2014)
1 インド 18
1 コロンビア 18
2 タイ 16
2 レバノン 16
2 韓国 16
3 日本 15
3 アルゼンチン 15
3 チリ 15
3 フィンランド 15
4 トルコ 14.5
5 インドネシア 14
5 マレーシア    14
5 フィリピン     14
5 ロシア       14
5 ベネズエラ 14
5 モロッコ 14
5 マルタ 14
5 スペイン 14
6 スロバキア 13
6 パキスタン 13
7 スロベニア 12
7 香港 12
7 中華民国(台湾) 12
7 チェコ 12
7 リトアニア 12
7 ブラジル  12
7 ペルー    12
7 南アフリカ   12
7 オーストリア 12
7 キプロス 12
7 ギリシャ 12
8 クロアチア  11
8 スウェーデン 11
8 中国 11
8 ニュージーランド 11
8 シンガポール   11
8 カナダ       11
8 デンマーク    11
8 フランス 11
8 イタリア 11
9 ウクライナ 10
9 ベトナム 10
9 ポーランド 10
9 ラトビア 10
9 アメリカ 10
9 ベルギー 10
9 ルクセンブルグ 10
9 ノルウェー 10
9 ポルトガル 10
10 ルーマニア 9
10 オーストラリア 9
10 ボリビア 9
10 エクアドル 9
10 プエルトリコ 9
10 アラブ首長国連邦 9
10 ドイツ 9
10 アイルランド 9
10 スイス 9
10 セルビア 9
11 オランダ 8
11 イギリス   8
11 ハンガリー  8
12 メキシコ 7

出所: マーサー 2013 Worldwide Benefit and Employment Guidelines

* サウジアラビアのデータは、企業により現地の祝祭日慣習の扱いが異なるためデータより除外

______________________________________________


マーサーについて
マーサーは組織・人事、福利厚生、年金、資産運用分野におけるサービスを提供するグローバル・コンサルティング・ファームです。全世界約20,000名の スタッフが40カ国以上約180都市の拠点をベースに、130カ国以上で、25,000超のクライアント企業のパートナーとして多様な課題に取り組み、最 適なソリューションを総合的に提供しています。

日本においては、35年余の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス提供を行っています。組織変 革、人事制度構築、福利厚生・退職給付制度構築、M&Aアドバイザリー・サービス、グローバル人材マネジメント基盤構築、給与データサービス、年 金数理、資産運用に関するサポートなど、「人・組織」を基盤とした幅広いコンサルティング・サービスを提供しています。

マーサーは、ニューヨーク、シカゴ、ロンドン証券取引所に上場している、マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズ(証券コード: MMC)グループの一員です。
マーサー ジャパン (リンク »)
Mercer(Global)       (リンク »)


マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズについて
マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズ (ニューヨーク証券取引所コード: MMC) は、グローバルプロフェッショナルサービスを提供する企業グループとして、顧客企業にリスク、戦略、人材分野の助言とソリューションを提供しています。

マーシュ・アンド・マクレナン・カンパニーズはマーシュ (保険仲介とリスクマネジメント)、ガイカーペンター (再保険仲介・コンサルティング)、マーサー (組織・人事マネジメント・コンサルティング)、
そしてオリバーワイマン (戦略コンサルティング) から構成されており、年間総収入110億米ドル超、全世 界に55,000名の従業員を擁し、100ヶ国以上で顧客に分析、アドバイスを行い、各種取引を支援しています。

当グループは責任ある企業市民として事業展開しているコミュニティに貢献しています。詳しい企業情報については www.mmc.com、今日企業が直面する課題に取り組む当グループの国際的な実務能力とソリューションについては (リンク ») をご覧ください。


本件に関するお問い合わせ
マーサー ジャパン株式会社
広報
小原 香恋 Karen Ohara
Tel: 03-5354-1674  pr.japan@mercer.com

インフォメーション・ソリューションズ
グローバル・モビリティ
Tel: 03-5354-1426 TRS.japan@mercer.com
(リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]