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【仁川(韓国)2015年1月21日PRN=共同通信JBN】
*サムスン・バイオエピスの初のバイオシミラーがEMA(欧州医薬品庁)の規制審査へ前進
*欧州連合(EU)で初のエンブレル(R)のバイオシミラー申請
*承認ならSB4は欧州ではバイオジェン・アイデック(Biogen Idec)が販売
サムスン・バイオエピス(Samsung Bioepis Co.,Ltd.)は21日、エンブレル(Embrel、一般名etanercept)バイオシミラー候補のSB4がEMAの実証試験を受け、審査のために受け付けられたと発表した。MAAマークの受け付けは初のエンブレルのバイオシミラーがEUの規制審査にまで前進したことを示している。MAAは中程度から重症の関節リウマチ(RA)患者を対象にした第III相臨床試験の結果による。
欧州ではエンブレルは中程度から重症のRA、いくつかの形態の若年性突発性関節炎、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、尋常性乾癬を含む一連のリウマチ性疾患の治療用に処方されている。EMAに承認されればSB4はエンブレルと同じすべての症状での使用が可能になる。
サムスン・バイオエピスのクリストファー・ハンスン・コ最高経営責任者(CEO)は「このMAA実証試験は世界クラスのバイオシミラーを開発、製造するためのサムスン・バイオエピスの努力にとって重要なマイルストーンである。より有意義なのはそれが高品質で効果のある治療薬を提供し、欧州の患者のアクセスを拡大する機会を与えることである」と語っている。
EMAに承認されれば、SB4はバイオジェン・アイデックが欧州で商業化する。また世界最大の生物学的製剤製造施設の1つであるデンマーク・ヒレレズにある同社の製造施設でも生産される。
欧州での申請に加えて、サムスン・バイオエピスは世界のほかの地域でも規制による承認を求める追加的な申請を進める方針である。
▽SB4について
サムスン・バイオエピスはこれまでにSB4の第I相、第III相臨床試験を実施した。etanerceptのバイオシミラーのMAAは欧州での第III相対比、無作為、マルチセンター研究に基づいており、この研究でSB4はエンブレル(R)との同等性を示した。この研究の主要、副次エンドポイントの評価が行われ、MAA提出の合格標準を満たした。この研究のデータ全体は今年中に入手可能になる。
▽サムスン・バイオエピスについて
サムスン・バイオエピスは2012年にサムスン・グループの一部門として設立され、手ごろな価格で高品質のバイオ医薬製品を必要としている多くの患者のために生産することを使命としている。同社はイノベーションと先進技術を引き継ぐ世界の有力なバイオ医薬品会社になることを目指している。詳しい情報はwww.samsungbioepis.com へ。
ソース:Samsung Bioepis
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