ガラケーユーザーの9割超が「継続利用予定」…そのジレンマと新たなニーズとは? 「AQUOS K」に見る、“ケータイ”進化の新たな形

トレンド総研

From: valuepress

2015-02-24 11:00

各業界における注目の商品・サービスを紹介する、トレンド総研では、このたび、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社より2015年2月20日(金)に発売が開始されたシャープ製4G LTEケータイ「AQUOS K」を紹介いたします。

■ ユーザーの期待に応え、新たな進化を遂げた“ケータイ” 「AQUOS K」の注目ポイント

いまや生活必需品と言っても過言ではないスマートフォンは、2010年から2011年頃にかけて一般層に一気に普及。2010年末では9.7%だった保有率が、2011年末には29.3%、2012年末に49.5%、2013年末には62.6%と急激な伸びを見せました※。その一方で昨今、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)の出荷台数は再び増加傾向にあり、未だ根強いニーズを感じさせています。こうした中で、今回は、携帯電話の新しい進化の形を体現していると言える注目の“ケータイ”新機種として、「AQUOS K」を紹介いたします。
※出典:総務省「通信利用動向調査(平成25年調査)」 平成26年(2014年)6月27日発表

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・商品名:「AQUOS K」
・発売日:2015年2月20日(金)
・シャープ 「AQUOS K」ブランドサイト (リンク »)

歴代200機種以上の“ケータイ”(フィーチャーフォン)を生み出してきたシャープの英知を結集し、“ケータイをスマートに生まれ変わらせる”というメッセージとともに発売された4G LTE ケータイ「AQUOS K(アクオス ケー)」。折りたたみ型携帯と同様のデザインや、テンキー操作など、これまで“ケータイ”で慣れ親しまれてきた操作性を保持した端末にAndroid(TM) 4.4を搭載した、いわばハイブリッド型の“ケータイ”です。
クアッドコアCPU、タブレットやパソコンを接続しての利用が可能なテザリング機能を搭載し、国内通信事業者(通信事業者:KDDI)としては初となる高速データ通信「4G LTE」にも対応。AQUOS K専用アプリをダウンロードすることで、LINEなどのコミュニケーションツールもアプリで利用が可能になりました。

また、従来の“ケータイ”は専用サイトしか閲覧ができなかった中で、パソコンやスマートフォンと同じWebサイトが閲覧できるブラウザを搭載したことも利用者の利便性を向上させる大きな魅力と言えるでしょう。
さらに、操作感で特長的なのは、テンキーでの操作はそのままに、キー部分に静電式センサーを配置した「タッチクルーザーEX」機能により、タッチエリア内の指の位置を検出、タップやピンチイン・ピンチアウトといった操作性を実現した点。パソコン、スマートフォンサイトを閲覧する際も感覚的な操作が可能です。
KDDIが1月に発表した携帯電話の新製品の中でも、“ケータイ”とスマートフォンの融合形として特に大きな注目を集めた「AQUOS K」。“ガラケー”(ガラパゴスケータイ)の呼称が定着して久しい“ケータイ”ですが、コラムニストの深澤真紀氏は、日本メーカーによる日本人のための、まさに日本らしい“ケータイ”として、「AQUOS K」を“日フォン(にふぉん)”と評しています。日本国内でもスマートフォンが急速に普及する一方で、いまだ根強い“ケータイ”需要。「AQUOS K」は、「AQUOS」ブランドが“ケータイ”ユーザーのニーズと期待に応えた、“ケータイ”の今後を左右する新たな進化の形であると言えるでしょう。
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■ 継続利用意向は9割超!“ケータイ”ユーザーのこだわりと新たなニーズとは?

今回は、“ケータイ”(フィーチャーフォン)ユーザーの需要を探るべく、実際に現在“ケータイ”ユーザーである男女500名を対象として、携帯電話に関する意識・実態調査をおこないました。調査対象者のうち、“ケータイ”のみを利用しているユーザーを“1台持ちユーザー”、スマートフォンと併用しているユーザーを“併用ユーザー”として、“ケータイ”のメリットや使用し続ける理由、スマートフォンの使用意向について調べました。

[調査概要]
調査名:携帯電話に関する意識・実態調査
調査対象:20~60代 男女 500名 (性別・年代ごとに均等割付)
※ 調査実施時点でフィーチャーフォンを使用している方
調査期間:2015年2月6日~2月10日
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

◆ テンキー操作、バッテリーのもち、端末サイズ…“ケータイ”ユーザーの約8割が「“ケータイ”にこだわりあり」

はじめに、“ケータイ”のメリットや便利に感じている点を質問すると、もっとも多かったのは「使い慣れているから」(72%)、次いで「月額利用料が安いから」(69%)、「“ケータイ”で特に不自由はない・満足しているから」(51%)といった回答が並びました。同時に、「バッテリーのもちがよいから」(34%)、「(テンキー/ボタン式の)操作性がよいから」(24%)など、操作性について触れた回答も挙がっています。特に20代は「(テンキー/ボタン式の)操作性がよいから」の回答率が34%と全体を上回る結果となりました。日常的に利用するものだからこそ慣れを含めた自分にあった操作性のよさを重視する人が多いと言えます。
これらの理由の中でも特に“ケータイ”にこだわっているポイントを聞くと、約3人に1人が「バッテリーのもち」(31%)、「本体の軽さ・コンパクトさ」(29%)、「(テンキー/ボタン式の)操作性」(27%)と、“ケータイ”の特徴的な点を挙げています。ちなみに、全体の84%と大多数の人が“ケータイ”を利用することにこだわりのポイントがあると回答しており、「なんとなく」の理由で利用し続けている人は少ないと言えます。
具体的には、「ワイシャツの胸ポケットに無理なく収まるサイズ感がよい。」(39歳・男性・“1台持ちユーザー”)や、「緊急時に使えないと困るので、バッテリーの持ちを重視して“ケータイ”を持っていて、スマホとの2台持ちをしている。」(38歳・男性・“併用ユーザー”)などの声が寄せられました。
た、同時に目立ったのは、「携帯電話を選ぶときにはデザインと機能性にこだわっていて、スマホへの買い替えを検討はしているものの満足できる機種が発売されないので気に入った“ケータイ”を使い続けている。」(29歳・女性・“1台持ちユーザー”)、「今のスマホはデザインが似ていて嫌だが機能には惹かれる。デザインがいいものが発売されれば買い替えを検討したい。」(54歳・女性・“1台持ちユーザー”)など、スマホの機能に魅力を感じながらも、操作性やデザインなどの理由で買い替えをしていない不満の声でした。

◆ 約4人に1人がスマホ利用意向アリ、ネックは端末料金にデザイン、バッテリーのもちにあり?

そこで、“1台持ちユーザー”を対象としてスマートフォンの利用意向を調べると、スマートフォンへの乗り換え(“ケータイ”利用は停止)意向がある人は25%と約4人に1人。20~30代はやや高く、33%と約3人に1人となりました。ちなみに、スマートフォンとの併用(“ケータイ”利用も継続)意向がある人は10%となりました。
スマートフォンを使いたい理由としては、「Webサイト(パソコン用サイト含む)を利用・閲覧したいから」(40%)、「スマートフォン用のアプリを使いたいから」(30%)が上位に並び、スマートフォンならではの機能性に惹かれる人は多い様子。「現在の“ケータイ”にはとても満足しているが、LINE等の連絡用のアプリが使えないため周囲を困らせてしまうので、2台持ちでのスマホ購入も検討中。」(27歳・女性・“1台持ちユーザー”)といった声も集まっています。
反対に、スマートフォンを利用したいと思わない理由を聞くと、「“ケータイ”で特に不自由はない・満足しているから」(74%)以外に、「端末本体が高い・高そうだから」(33%)、「バッテリーのもちが悪い・悪そうだから」(33%)、「本体サイズが大きい・重いから」(15%)などの回答が並びました。
続いて、“併用ユーザー”に対して「利用中のスマートフォンに不満はありますか?」と聞くと、93%が「ある」と回答。特に多かったのは、「バッテリーのもちが悪い」(66%)、「端末本体が高い」(44%)や、「端末が大きい・重い」(25%)といった不満点で、“1台持ちユーザー”が答えたスマートフォンを利用したいと思わない理由と類似した結果に。スマートフォンと“ケータイ”を併用している理由としても、「スマートフォンのバッテリーのもちが悪いから」と答えた人は41%に上っています。機能性が高いスマートフォンですが、その一方で、バッテリーのもちや端末のデザイン・サイズ感といったハードの面での不満を感じるユーザーが多いと言えます。

◆ 9割超が“ケータイ”を「今後も利用したい」と回答…その一方で不満の声と新たなニーズも明らかに

最後に、今後も“ケータイ”を利用し続けたいと思うかどうかを質問すると、92%と大多数が「思う」と答え、“ケータイ”の根強いニーズがうかがえる結果となりました。ただし、「2台持ちは全く考えていないので、両方のいいところを備えたものを期待している。」(64歳・女性・“1台持ちユーザー”)や、「スマホの操作性がより簡単になればいいと思う。」(59歳・男性・“1台持ちユーザー”)といった、今後のスマートフォン、あるいは、“ケータイ”に対する要望がうかがえるコメントも見られ、“ケータイ”を継続して利用したいという気持ちはあるものの、今の“ケータイ”に完全に満足しているわけではない、ユーザーのニーズが明らかになったと言えます。

これらの調査結果からは、スマートフォンが広く普及した時代において、“ケータイ”利用を継続している人はその多くが強いこだわりがあり、だからこそ、スマートフォンを持ちたいという気持ちはありつつも、なかなか納得のいくものが見つからないジレンマを抱えていると言えるでしょう。調査で明らかになった“ケータイ”ユーザーのこだわりと不満には、“ケータイ”にも、スマートフォンにも完全には満足していない、ユーザーの新たなニーズが垣間見えます。“ケータイ”であると同時にまるでスマートフォンのようでもある「AQUOS K」は、まさにこうしたユーザーの声に応えた新タイプの“ケータイ”であり、今後の更なる進化が期待されます。

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