テレダイン・レクロイ、PCIExpress 第四世代のプロトコル・エキササイザ/アナライザを発表

テレダイン・ジャパン株式会社

2015-10-08 00:00

テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社(代表取締役 原 直)は、本日PCI Express 4.0に対応したプロトコル・エキササイザ/アナライザ Summit ™ Z416の発売を発表しました。


【Summit Z416】

Summit Z416は、PCI Express 4.0の開発者のニーズに応える16GT/sと16レーンのレーン幅に対応したトラフィック生成が可能なエキササイザ機能と、業界標準となったCATC Trace ™ 表示によるプロトコル解析機能を併せも持つ製品です。

Summit Z416は、トラフィック生成機能やホスト/デバイスのエミュレーションを実行するエキササイザ機能に加えて、規格適合試験の基礎も業界に提供します。さらにSummit Z416は、エラーインジェクション機能をサポートしており、エラーからの復帰機能のテストを行えるため、PCI Express 4.0で重要とされる相互接続性を確認することが出来ます。

Summit Z416は、開発初期段階において、最初に検討する電源投入後のフェーズにおけるLTSSMの状態遷移やダイナミック・イコライゼーションの振る舞いを評価・解析が行えます。この機能は、ホストとデバイス間が電源投入からポーリング・ステート、デテクト・ステートに至り、ダイナミック・イコライゼーションを実行してL0ステートに至るまでの間の全ての動作を(デバイス単体で)検証することが可能です。

プロトコル・アナライザとエキササイザは、デバイス・ドライバやファームウェアの開発者が、デバイスとホストの間で取り交わされる通信を知る上での鍵となります。Summit Z416は、プロトコル・アナライザとエキササイザが一つになった製品です。エキササイザは、プロトコル開発やテストの重要な部分を司ります。実践的なトラフィックを被試験体に対して与えたり、複雑なホスト・エミュレーションを実施することと並行してアナライザとして、PCI Expressの高速I/Oストリームの記録・解析も表示します。ユーザーは、PCIExpressで利用されている分析およびレポート機能を備えることが出来ます。アナライザやエキササイザを併用すれば、強力なスクリプト・レベルのトラフィックを作成し、すべてのテストの結果を把握することができます。

SKIPの自動生成により、受信したパケットがACKされます。エキササイザは、レーン反転、極性制御、およびスクランブリングをサポートします。注目すべき特徴は、トラフィックエミュレーション機能に、動的なイコライゼーションだけでなく、伝送速度の組み合わせ、自動スピードスイッチを処理するためのSKIP EQもサポートしていることです。エキササイザはまた、パケットやレーンごとにエラーを挿入する能力を持っています。

テレダイン・レクロイのPCIExpressプロダクト・マーケティングマネージャであるJohn Wiedemeierは次のように述べています。「私たちは、PCI Express 4.0の開発ツールを発表することを非常に嬉しく思います。Summit Z416 、テスト・プラットフォーム、 VLB 、およびVBBがPCI Expressの4.0仕様の早期導入に有用であると考えています。」 彼はまた、 「サーバ、ネットワーク、ストレージシステムとソリッド・ステート・ドライブ(SSD )の開発企業は、設計性能を確保するためにこれらのツールが不可欠になるでしょう。 」とも述べています。


【PCI Express 4.0の開発を支援する4製品を発表】

テレダイン・レクロイは、Summit Z416プロトコル・エキササイザ/アナライザ、PCI Express 4.0テスト・プラットフォーム、PCI Express 4.0対応べリフィケーション・ロード・ボード(VLB)、ベリフィケーション・ベース・ボード(VBB)のPCI Express 4.0に携わる全ての技術者に向けたテスト機材郡を発表しました。

Summit Z416を活用するために、PCI Express 4.0テスト・プラットフォームも同時に発表します。このプラットフォームは、CEMフォームファクタで16GT/sの転送速度をサポートできる2つのCEMソケットからなるバックプレーンを採用しています。また、試験する際に役立つPCI Expressプラットフォーム用のPCI Expressベリフィケーション・ロード・ボード( VLB ) 、およPCI ExpressアドインカードをテストするためのPCI Expressベリフィケーション・ベース・ボード( VBB )の2つのフィクスチャーも同時に発表します。これらの試験の各ツールは、電気テスト、機能検証、相互運用性およびPCI Express 4.0の製品の性能テストなどで開発者を支援します。


【市場における反応】

シノプシス社のシニア・プロダクト・マーケティング・マネージャであるScott Knowlton氏は次のように述べています。「16GT/sに達する高速の転送レートを有するPCI Express 4.0は、あらゆる機能をテストするプロトコル解析装置が必要になります。」 同氏はまた、「Synopsys DesignWare® IPとSummit Z416の活用により、SoCソリューションの市場投入を効率的に行える。」と語っています。

メラノックステクノロジーズ社 シリコンエンジニアリング部門副社長であるAlon Webman氏は次のように述べています。 「成長企業とデータセンターには、PCI Express 4.0が提供する高度なインタフェースが必要になります。高性能コンピューティングを活用した製品、ウェブ2.0 、クラウドやデータ分析アプリケーションを成功させるには、この技術が不可欠です。」同氏はまた、「テレダイン・レクロイのPCI Express 4.0プロトコルエキササイザ/アナライザを提供する不断の努力は、新技術を市場展開しようとする企業に対し、極めて有効な手段を提供することになります。」とも述べています。


【テレダイン・レクロイの取り組み】

テレダイン・レクロイのプロトコルアナライザおよびエキササイザは、過去10年間、コンピュータ業界と密接に連携したPCI Express開発の最前線に立ってきました。PCIeベースのストレージとのIoT技術開発のために解析機能を提供し続けています。テレダイン・レクロイのプロトコルアナライザとテスト製品は、階層表示、リアルタイム統計、プロトコル・トラフィック・サマリー、詳細なエラーレポート、強力なスクリプト、および開発者が適切な時間で複雑な問題を解決できるようユーザー定義のテストレポートを作成する機能が備わっています。ユーザーは、豊富なデコード・ライブラリや解析機能が利用可能であることの価値を認識できると思います。

テレダイン・レクロイ プロトコル・ソリューション・グループ マーケティング担当副社長であるJoe Mendoliaは次のように述べています。「テレダインレクロイは、PCI Expressアーキテクチャのためのプロトコル・テスト・サポートでこれからも業界をリードしていきます。 PCI Express 4.0仕様は、業界にタイムリーに高品質の開発ツールを提供するために我々のリソースをコミットする重要な技術と考えています。」また、 「我々の目標は、開発、デバッグ及び検証ツールを必要とされる時に提供することです。」とも述べています。


【オーダー・インフォメーション】

製品名        型番       仕様
Summit Z416  PE090AGA-X   PCI Express 4.0対応プロトコル・エキササイザ/アナライザ
PXP-400     PXP-400A-X   PCI Express 4.0対応テスト・プラットフォーム
VLB       PE118-UIA-X  PCI Express 4.0対応べリフィケーション・ロード・ボード
VBB       PE119UIA-X  PCI Express 4.0対応ベリフィケーション・ベース・ボード

【弊社WebサイトのURL】
(リンク »)


【Teledyne LeCroy Inc.について】
Teledyne LeCroy Inc. は最先端の高度な測定・解析が行える計測機器を製造、販売しています。Teledyne LeCroy Inc.が提供する高性能のデジタル・オシロスコープおよびシリアル・データ・アナライザ、プロトコル・アナライザは多くの分野の電子設計技術者に幅広く利用されています。Teledyne LeCroy Inc.はニューヨーク州チェストナットリッジに本社を置いています。詳細については、ウェブサイト( (リンク ») )をご参照ください。
なお、製品の仕様や発表内容は、予告なく変更されることがあります。

【この発表に関する問い合わせ先】
テレダイン・レクロイ・ジャパン株式会社
〒183-0006 東京都府中市緑町3-11-5
マーケティング・センター
Tel: 042-402-9400(代表) Fax: 042-402-9586
Email: contact.jp@teledynelecroy.com
http:// teledynelecroy.com/japan/
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