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コペンハーゲン(デンマーク)、2015年11月13日/PRニュースワイヤー/ --
マースク・グループ・コングロマリットの独立事業部門であるマースク・コンテナ・インダストリー(MCI)は本日、チリ、サンアントニオのMCIの施設において南米初となる冷蔵コンテナとスター・クール冷却機の製造を開始したことを発表、生鮮食品の国際貿易が新たな1ページを開きます。
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ISO標準の40フィート冷凍コンテナの試作第1弾は、2015年第3四半期、順調にマースク・ラインとCMA CGMに納められました。その後まもなく、両船会社から新規の発注がありました。この貴重な提示をより活用するため、マースク・ラインはMCI施設の月間固定生産高を確保し、より迅速かつ短時間で地域の要求に対応できるようにしました。
MCI最高経営責任者、スティグ・ホフマイヤーは、「果物輸出業者にとって効果的なこのポイントで、わが社は需要のある場所に適切に工場を設置しました。南米では初めて、冷凍コンテナを『工場から農場へ』直送できるのです。スター・クール・インテグレーテッド冷凍庫を地元で船会社、農家、果物販売業者、リース会社などに提案するのは、冷凍庫1台に付き数千ドル、産業全体では何百万ドルもの経済的利益をもたらすでしょう」と述べました。
毎年チリでは、大量輸出に対応するため10万台以上の冷凍コンテナが必要です。コロンビア、エクアドル、ペルーなどを含めると、およそ30万台の冷凍コンテナが必要になることを、船舶・輸送のアナリスト会社、シーベリーは予測しています。今まで何年もの間、冷凍コンテナを製造する国は中国だけでした。
マースク・ラインの業務最高責任者、ゾーレン・トフトは、「MCIは、マースク・ラインにとって重要な供給元です。チリでスター・クール冷凍庫を製造するのは、空荷を移送することなく、すぐに使用できるということです。南米西海岸で新たなビジネスチャンスを作り出すのに役立つでしょう」と語りました。
地元農家にとっては、スター・クール・インテグレーテッド冷凍庫の技術が入手しやすくなれば、市場範囲が広がり、南米の生鮮食品輸出を促進することになります。スター・クール冷却機は、最低のエネルギー消費で積み荷を冷凍温度にするばかりでなく、追加サービスの「空調制御」システムが、バナナ、アボカド、マンゴー、アスパラガスなどの新鮮な果物や野菜をさらに遠くまで輸送可能にすることが実証されています。
スティグ・ホフマイヤーは、「わが社の進んだ冷凍ソリューションを、地元果物産業ならではのニーズにさらに適用できることを期待しています。わが社は長期間これに取り組んでおり、1,000名の従業員は現在進行中の世界に誇る生産を確保するために尽力しています」と述べました。
「MCIの新工場は、200万米ドルの戦略的グリーンフィールド投資です。今後数年で、安全と品質を最優先に、冷凍コンテナの生産を年間2万5,000台まで徐々に増やしていきます。工場は、2020年までに一つの工場内で冷凍機4万台の販売を見込んで設計されています」と彼は続けました。
マースク・コンテナ・インダストリーについて
マースク・コンテナ・インダストリー(MCI:Maersk Container Industry A/S)は、冷蔵コンテナ、ドライコンテナ、スター・クール冷却機の開発と製造を行っています。デンマークに研究開発と工学試験施設を含むMCI本部を置き、中国とチリに生産施設があります。MCIの主力商品であるスター・クール・インテグレーテッド冷凍庫は、空気制御(CA)と自動換気(AV+)を備えています。市場で最もエネルギー効率の良い冷凍コンテナだと広く評価されています。MCIの従業員は約5,500名で、サービス提供会社350社以上のグローバルネットワークを持っています。共同一貫輸送の業界に従事するMCIの顧客は、船会社、果物販売業者、リース会社などです。MCIは、従業員約8万9,000名、約130か国にオフィスを置く世界的コングロマリットであるマースク・グループの独立事業部門です。
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マースク・コンテナ・インダストリー・サンアントニオについて
サンアントニオにあるマースク・コンテナ・インダストリーの生産施設(MCIS)では、冷凍コンテナとスター・クール冷却機を製造しています。新工場は2015年に製造を開始し、従業員は約1,000名です。この種の工場としては南米で初めてのものです。この施設は、冷凍コンテナとスター・クール冷却機を年間4万台まで生産できるよう設計されています。地理的な位置には意味があります地域の食品輸出業者の近くにあり、空の冷凍庫を移送するコストが大幅に削減できるため、MCISは、世界の共同一貫輸送における効率アップと環境影響の低減において重要な役割を果たしています。
マースク・ラインについて
マースク・ラインは、信頼のおける柔軟で環境効率の良いサービスで知られる、世界最大のコンテナ輸送会社です。わが社は世界中で海上輸送を行っています。116か国、374のオフィスを通して顧客に奉仕しています。船員7,100名、陸上勤務の従業員2万3,000名を抱え、コンテナ船619隻を運航しています。わが社は、マースク・ライン、サフマリン、シーランド(南北米大陸間)の各ブランドを通じてサービスを販売しています。また、MCCトランスポート(アジア間)とシーゴー・ライン(ヨーロッパ間)の親会社でもあります。マースク・ラインは、デンマークのコペンハーゲンに本部を置くマースク・グループに属しています。同グループは、約130か国に8万9,000名以上の従業員を有しています。2014年の収益は480億米ドルです。
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情報源:マースク・コンテナ・インダストリー
(日本語リリース:クライアント提供)
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