札幌大学で学ぶ留学生が、産官学の連携による留学生向け人材育成プロジェクト「留学生スキーインストラクター育成プロジェクト」に挑戦する。同プロジェクトは、語学と指導力を兼ね備えたスキーインストラクターの育成を目的として2013年度に創設された。同大では創設初年度から協力団体として参加し、毎年留学生が参加している。
世界有数のスノーリゾートである北海道では近年、外国人スキー客が増加する一方、語学と指導力を兼ね備えたスキーインストラクターが不足している。
これを受け、2013年度に北海道運輸局が中心となり、北海道スキー連盟や札幌大学など関係団体が「おもてなしスノーレンジャー」育成チームを結成。北海道でスキーの魅力に目覚めた留学生をスキーインストラクターとして育成するプロジェクトを創設した。
参加留学生は、座学や実技講習を受け、3月に実施される「SAH認定スキー指導員」資格の検定会に挑戦し、資格取得後はスキー指導者として活躍することを目標として取り組む。
同大からは、これまでに7名の留学生が「認定指導員」の資格を取得した。今年度は参加希望者多数のため、運輸局による選考の結果、同大から4名の留学生が参加することとなった。
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