巷で噂される「スラック」"Slack" というサービス(ソフトウェア)をお聞き及びであるか、もしくは既にご存知の事かもしれません。
"slack" という言葉自体は、「緩い(ゆるい)」、「弛んだ(たるんだ)」、「のろい」、「いい加減な」という意味するために一般的にはあまり好い印象を持たれないのかもしれませんが、「きつく」張りつめた糸がプッツリと切れてしまうのを考えれば「ゆるい」というのはそんなに悪いことではないでしょう。そういえば、以前に人気を博したLinuxディストリビューションにも「スラックウェア」"Slackware" という名前が使われていたのを想い出しました。
掲題の「スラック」"Slack" という名称のサービスは「コラボレーションツール」とカテゴリされるもので2013年に公開後に本格的なサービスインが2014年に始まりました。用途としてはチーム内でのコミュニケーションを取るために役立つとされています。「スラック」"Slack" は、ソーシャルの波を牽引した革新的な写真共有サービスとして名を馳せた「フリッカー」"flickr" 創業者であるスチュワート・バターフィールド (Stewart Butterfield) の手に拠るものです。
このサービス「スラック」"Slack" が最近また話題に上ったのですが、"Slack" を手がけたのが前出のスチュワート氏であることがその要因の一つではあるのですが、リリースして間もないベンチャーが1.6億ドルもの資金調達を行い、その企業価値は30億ドルに達するであろうことが各所で取り上げられているのです。つい先日の日経新聞でも躍進する新興企業の代表格として"Slack"が大きく掲載されていました。
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