2016年1月28日
オーティコン補聴器 (リンク »)
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オーティコン補聴器、高度・重度難聴対応の3つの補聴器が登場
~パワフルな超高速チップと、人が脳で聞く働きを助けるブレインヒアリング技術を
搭載した高出力なパワーソリューション~
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110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデ ント:木下 聡)は、人が脳で聞く働きをサポートするオーティコンの「BrainHearing (TM)」技術
(以下、ブレインヒアリング) を開発コンセプトとした、超高速チップ「イニウムセンス」搭載の 高度・重度難聴対応補聴器を3種類発売いたします。新製品は、オーティコン補聴器のメインライン「アルタ2、ネラ2、リア2」シリーズのなかに新たに高度・重度難聴に対応したパワー補聴器「プラスパワー(耳かけ型105)」スタイルを追加。さらに高度・重度難聴者向けのスーパーパワー 補聴器「Dynamo(ダイナモ)」シリーズ、小児用補聴器センセイのスーパーパワー補聴器 「SenseiSP(センセイSP)」の3製品です。これらの新製品は、2016年1月28日(木)より全国 のオーティコン補聴器取り扱い専門店、眼鏡店、百貨店にて販売を開始いたします。
オーティコン補聴器は、“脳と聞こえ“に関する研究開発から生まれます。騒がしい場所でも楽に 聞き取ることができ、一日中つけていても疲れにくい、そして一人ひとりの好みに合わせた聞こ えを提供することを製品開発の共通テーマとしています。
人は耳に届いた音の意味を脳で理解します。聞こえは経験や記憶とも密接な関係を持ち、同じ音であっても聞こえ方は一人ひとり異なります。オーティコンは製品開発に際し、音を理解するために脳が行う一連の働きに注目し、補聴器を通じこの働きを最大限に助けることを目指しています。それは単に音を大きくするのではなく、本来の自然な音を脳に届けることでかつての聞こえの記憶と結びつけて、楽にその音を理解できるようにするアプローチです。脳の自然な働きを助 けることで認知的負荷を軽減して疲れにくい補聴器を実現すること、これがオーティコンの開発コンセプトであ る「ブレインヒアリング」技術です。
「しっかり、そしてはっきりと力強く音を捉えたい」、これはオーティコンが高度・重度難聴に 特化した広範囲にわたる徹底した技術開発を続けるなかで、最も多く耳にしたエンドユーザーの声です。このたび発売する3つの新製品には、成人と小児それぞれの“脳と聞こえ”に着目したブレインヒアリング技術が搭載されており、聞きにくいことで生じるストレスや精神的な疲れを軽減し、高度・重度難聴者により豊かな聞こえを届けます。
【新製品3つのパワーソリューションの製品特長】
■"力強い聞こえと、目立ちにくさ"の両立を実現した新スタイル「プラスパワー(耳かけ型105)」
オーティコン補聴器のメインライン「アルタ2、ネラ2、リア2」シリーズに、新たに高度から 重度の難聴者に向けてスーパーパワー製品に迫る出力を可能にした「プラスパワー(耳かけ型105)」が加わりました。プラスパワーは、実現が難しいとされていた小さく目立たない大きさと、最大出力音圧138 dBを両立するメインラインにおける最も高出力なパワー補聴器です。 13電池を使用した補聴器では最小クラスのサイズとなります。高度・重度難聴者の聞こえにおいて重要な「低周波数帯域」の聞こえも強化されたプラスパワーの登場により、目立ちにくくパワフルな補聴器を必要とするユーザーへの対応が可能になりました。メインライン共通のテーマでもある一人ひとりの聞こえの好みやニーズに対応する「個別化」にもしっかりと対応いたします。
製品シリーズ: アルタ2 / ネラ2 / リア2 シリーズ 3シリーズ
製品名: アルタ2プロ/アルタ2、ネラ2プロ/ネラ2、リア2プロ/リア2 計6製品
スタイル名(共通): 耳かけ型 プラスパワー(耳かけ型105) ※上記6製品全てに登場
本体価格(片耳)※1: 13万円~48万円
適合範囲: 中度~重度難聴
使用電池(空気電池): 13電池
カラー: 全7色
発売日: 2016年1月28日(木)
■高度・重度難聴対応のスーパーパワー補聴器「Dynamo(ダイナモ)」
スーパーパワー補聴器を必要とするユーザーは、自身の聴力を熟知し、音や聞こえの変化を敏感 に感じ取ります。多くのユーザーにとって補聴器は手放すことのできないパートナーであり、補聴器の経験などを通じてこう聞きたいという確固たる好みを持っています。革新的な技術や性能への関心は高く、その一方で、新たな音への移行にためらいを感じる傾向もみられます。それはどのような変化であれ、脳が今まで慣れた補聴器の聞こえから離れ、新たな音の刺激に慣れるまでには「乗り換え」期間が必要であるためです。ダイナモは、ユーザー一人ひとりのニーズを聞 き、慣れるまでの期間の負担を最小限に抑え、かつその期間を短くできるように「個別化」された調整が可能です。各人の聞こえの好みやニーズに対応することが最適な補聴器装用の実現につながることは研究によって証明されています(※2)。
【ダイナモの主な特長】
・ユーマティック(個別化):各人の聴力や聞こえの好みに合致する聞こえを実現する、ユーザ ーを中心とした調整機能。高度・重度難聴の世界における革新的なアプローチです。
・スピーチガードE:会話の際に聞こえる声のリズムやアクセントなどの詳細な違いをしっかりと捉えて処理することで、言葉の聞き取りを向上させ、聞く努力を軽減できます。
・スピーチレスキュー:高度・重度難聴者にとって聞き取りが非常に難しい「高域の音」を、そのエネルギーはキープしながら中音域の聞き取りやすいところに自然な形で配置する ことで、必要な音の情報を脳に届けます。
・イニウムセンスハウリングシールドSP:「イニウムセンス」によって実現するスー パーパワーの出力レベルに合わせた高度なハウリング抑制機能。検出・予防・抑制と作動し効果的にリスクを抑えることで、優れた音質はそのままにハウリングを強力に抑制し、音への継続的 なアクセスを可能にします。
製品シリーズ: ダイナモ( Dynamo )
製品名: ダイナモSP10 /ダイナモSP8 /ダイナモSP6 /ダイナモSP4 計4製品
スタイル名(共通): 耳かけ型 スーパーパワー
本体価格(片耳) ※1: 13万円~48万円
適合範囲: 中度~重度難聴
使用電池(空気電池): 13電池
カラー: 全7色
発売日: 2016年1月28日(木)
■小児用補聴器センセイのスーパーパワー補聴器「Sensei SP(センセイSP)」
子どもたちの脳は学習することで変化します。できるだけ多くの音情報に触れることは、言語能力の発達と併せてコミュニケーションスキルの発達を促します。センセイSPは、子供の生活環境や成長段階に合わせた、一人ひとりにふさわしい聞こえを実現する小児用補聴器センセイシリーズのスーパーパワー補聴器であり、聞こえに悩みを抱える子ども一人ひとりに豊かな未来を届けたいという想いから開発されました。センセイSPは、発達途中の脳に小児用補聴器の役割として重要な「できるだけ多くの音を、自然な形で届けること」を実現した補聴器です。さらに、 ダイナモと同様、強力なハウリング抑制機能「イニウムセンスハウリングシールドSP」を搭載 し、音へのアクセスを助けます。センセイSPは、成長過程において目まぐるしく変化する子どもの環境に柔軟に対応する独自機能の搭載によって、言葉の発達に必要なさまざまな音を余すこ となく届けます。
【センセイSPの主な特長】
・スピーチガードE:子どもたちにとって必要な音声の可聴性を高め、語音理解を改善させるための音情報を届けます。音や言葉がもつ強弱やニュアンスを保った高い音質で、子供の脳の音声 認識を助けるため、子どもの聴覚システムを健やかに発達させることができます。
・スピーチレスキュー:高度・重度難聴をもつ子どもにとって、「サ」「ザ」といっ た高周波帯にある音の聞き取りを損なうことは、会話や発音の成長に影響を及ぼすといわれてい ます。ブレインヒアリングが生み出した新機能「スピーチレスキュー」は、聞き逃しがちな音声の理解の重要な手がかりを救い出し、子どもの脳にしっかり届けます。
・安全性と防塵・防水設計:センセイSPは、さまざまな耐久試験をクリアした頑強性と、安全性を追求した低アレルギー性素材を使用。防塵・防水の国際保護等級IP58(※3)を取得しており、 水やほこり、耳あかなどの補聴器内部への侵入も防ぎます。
製品シリーズ: センセイSP( Sensei SP )
製品名: センセイSPプロ /センセイSP 計2製品
スタイル名(共通): 小児用耳かけ型 スーパーパワー
本体価格(片耳) ※1: 12万円~22万円
適合範囲: 中度~重度難聴
使用電池(空気電池): 13電池
カラー: 全12色
発売日: 2016年1月28日(木)
※1 補聴器本体は非課税です。※2 一人ひとりの聴力に最適化された聞こえを実現するアプロー チは、満足度を高めるだけでなく、心理的抵抗を減らす効果があります。出典 1: Laplante- Levesque A, Jensen LD, Dawes P, Nielsen C (2013) Optimal hearing aid use: Focus groups with hearing aid clients and audiologists. Ear and Hearing 34:193?202. 2: Grenness C, Hickson L, Laplante-Levesque A, Davidson B (2014) Patient-centred care: A review for rehabilitative audiologists. International Journal of Audiology 52:1-8.
※3 オーティコンデンマーク本社において、第三者検査機関による認証取得。
▼オーティコン補聴器取扱店について
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▼オーティコン製品に関する資料請求・お問い合わせ
フリーダイヤル : 0120-113321 営業時間9:30~17:30(土・日・祝日を除く)
◆その他、詳細は当社ホームページ (リンク ») をご覧ください。
■オーティコンについて
補聴器におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、ハンス・デマントにより 1904 年にデンマークに創設されました。オーティコンは世界で唯一の慈善財団が所有する補聴 器会社であり、ウィリアム・デマント・ホールディング社の傘下にあります。その日本法人とし てオーティコン補聴器は1973年より日本市場における製品の製造・販売を行っています( (リンク ») )。オーティコンの企業理念「ピープル・ファースト」とは、「聞 こえに悩む人々を第一に考え、彼らが自由に伝えあい、自然にふるまい、そして活動的に生活で きるように力づける」という信念に基づきます。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フル デジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、業界のパイオニアとして革新的な技術を難聴者 とともに開拓してきました。1977年には先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリ クスホルム研究所を設立、世界中から参集した様々な分野の科学者と1,000人以上のテストユー ザーと共に将来の補聴器開発に取り組んでいます。オーティコンは世界各国で補聴器をはじめ、 聴覚関連機器、医療機器の製造・販売を行っています。
※文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
オーティコン補聴器 マーケティング部(担当:山口・渋谷)
TEL044-543-0615 FAX 044-543-0616 E-mail:info@oticon.co.jp
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