テクトロニクス、ミックスド・ドメイン・オシロスコープによるCAN FDサポートを発表

テクトロニクス

From: Digital PR Platform

2016-10-19 13:00


報道発表資料
2016年10月19日

テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、MDO3000シリーズ、MDO4000Cシリーズ・ミックスド・ドメイン・オシロスコープによるCAN FDのプロトコル・トリガ、デコード、サーチ・ソリューションを発表します。これにより、自動車産業に携わるエンジニアは、より高機能、より高性能な電子モジュールや統合システムという、お客様の要求への対応が可能になります。数多くの自動車製造メーカは、車両内でより多くのデータ伝送が可能になるCAN FD(Controller Area Network with Flexible Data Rate)プロトコルの採用を始めています。

自動車業界で広く採用されているISO 11898の当初のCAN仕様は、通信速度が1Mbpsに制限されていました。CAN FDは、高速ビット・レートの実現、8バイトから64バイトへのデータ長の拡張により、帯域不足の問題を解決しましたが、高速化および複雑さの増大により、新たなテスト、測定課題を発生しています。今回発表するテクトロニクスのCAN FDソリューションは、このプロトコルに携わるエンジニアの強力なデバッグ/バリデーション・ツールです。実際のバス・トラフィックを詳細に観測することで、迅速かつ効率的な検証、トラブルシュートが可能になります。

テクトロニクス、タイム・ドメイン・ビジネス、ジェネラル・マネージャのクリス・ウィット(Chris Witt)は、次のように述べています。「CAN FDへの移行に従事しているエンジニアにとって、高度に統合された機能と豊富なアクセサリを持つテクトロニクスのミックスド・ドメイン・オシロスコープと優れたテスト・ソリューションの組合せは非常に魅力的です。テクトロニクスは、自動車関連のお客様に対し、業界トップクラスのソリューションを提供してまいります」

CAN FDソフトウェアは、テクトロニクスのMDO3000シリーズ、MDO4000Cシリーズ・オシロスコープ用の拡張アプリケーション・モジュール、MDO3AUTO、DPO4AUTO、DPO4AUTOMAXに含まれるプロトコル・トリガ、デコード、サーチ・ソリューションであり、次のような機能を備えています。

 ・ISO対応・非対応のデータ・パケットと任意条件(SOF、IDなど)での柔軟性に富んだトリガ機能
 ・データの色分けによるプロトコル・デコード機能
 ・CANとCAN FD(ISOバージョン、非ISOバージョン)の両方をサポート
 ・CAN FDデータのサーチ機能
 ・タイムスタンプ付の表形式リスト
 ・保存機能とデータ・エクスポート機能

<テクトロニクスのミックスド・ドメイン・オシロスコープ>
テクトロニクスのMDO3000シリーズ、MDO4000Cシリーズ・ミックスド・ドメイン・オシロスコープは、スペクトラム・アナライザを内蔵した業界唯一のオシロスコープであり、時間ドメインと周波数ドメインの両方が観測できます。シリアル設計のアプリケーションでも、デバイスからシステム・レベルのデバッグにおいて、パワーの最適化やEMIのプリコンプライアンス・テストなど、さまざまな作業が求められますが、MDOシリーズはこうした作業にベストのツールになります。

MDO3000シリーズは、スペクトラム・アナライザ、任意波形/ファンクション・ジェネレータ、ロジック・アナライザ、プロトコル・アナライザ、デジタル・ボルトメータ/カウンタの6つの汎用計測器を1台に統合した、究極の6-in-1オシロスコープです。MDO3000シリーズは、ニーズの変化に応じた完全なカスタマイズ、アップグレードが可能です。MDO4000Cシリーズも6-in-1の汎用性、アップグレード機能を備えていますが、より高い性能と、強力なトリガ、サーチ、解析ツールを装備しています。

CAN FD解析などのシリアル・アプリケーションでは、自動サーチ機能と独自のWave Inspector(ウェーブ・インスペクタ)機能により、特定のイベントを数秒で検出します。長いレコード長で単発取込みを行うと波形は数千画面分にもなるため、この機能は作業時間を大幅に短縮します。


<テクトロニクスについて>
米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、お客様の問題を解決し、詳細の理解を深め、新たな発見を可能にする、革新的で正確かつ操作性に優れたテスト/計測モニタリング・ソリューションを提供しています。テクトロニクスは70年にわたり電子計測の最前線に位置し続けています。
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