エンタープライズに多大なメリットを提供するベライゾンのネットワーク仮想化サービス

ベライゾンジャパン合同会社

2016-07-28 00:00

ベライゾンは、ソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)、およびネットワーク機能仮想化戦略に基づいて、仮想ネットワークサービス(VNS)の提供を開始します。
ベライゾンは、ソフトウェアデファインドネットワーキング(SDN)、およびネットワーク機能仮想化戦略に基づいて、仮想ネットワークサービス(VNS)の提供を開始します。本サービスにより、企業は仮想インフラストラクチャモデルへの移行が可能になり、優れたアジリティを獲得し、オンデマンドリソースを活用できるようになります。

新しいサービスは、ネットワークをオープンプラットフォーム上で実行されるソフトウェアベースのソリューションへと転換し、Network as a Service として全世界で提供が開始されます。これは、現在の一般的なネットワークサービスの利用方法からの大きな飛躍となります。この変化を可能にしているのは、ビジネスのデジタル化、IP通信、インターネットビデオ、モバイルツークラウド(mobile-to-cloud)です。

ベライゾンの仮想ネットワークサービス(VNS)を利用することで、利用企業は本質的に「生きた」ネットワークを運用できるようになります。要件に応じて変更を加えることで、企業の多数のロケーションとユーザー数の増加、アプリケーションに必要な帯域幅、従業員が使用するアプリケーションに迅速に対応し、高セキュリティで高性能、かつ高効率なネットワークを実現します。

この新しいサービスが企業に提供する、広範なビジネス上および技術的なメリットは次のとおりです。

ビジネス上の特徴:
• アジリティ:導入するハードウェアの減少とソフトウェアの迅速なプロビジョニングにより、タイムトゥマーケットが改善します。
• 総所有コストの削減:オンデマンドでの柔軟な従量制課金モデルと、必要なハードウェアの減少により、TCOが削減されます。
• エンドツーエンドの管理:完全に自動化され、管理されたオーケストレーションプラットフォームにより、Webポータルからの簡単なポイントアンドクリック操作で、仮想ネットワーク機能(VNF)サービスチェーン(同一プラットフォームを使用して同時に展開される一連のサービス)の実現が可能となります。
• 柔軟なサービス階層:必要な機能を必要な時に利用できます。

技術的な特徴:
• 柔軟性: 同一のプラットフォーム/uCPE(お客様のオンプレミス環境の汎用機器)で複数のネットワーク機能/ベンダーをサポートできます。
• 動的拡張性:数百、数千のロケーションを抱える企業のニーズを満たす拡張性を提供します。
• ワールドクラスのベンダーによる豊富なテクノロジーパートナーエコシステム:初期リリースのサービスには、Cisco、Juniper Networks、Fortinet、Riverbed、Palo Alto Networks、Viptelaが含まれています。
• 迅速かつ簡単に導入できるサービス:セルフサービス式のポータルを利用することで、発注および導入プロセスが迅速化されます。

ベライゾンのネットワーキングおよびイノベーション担当バイスプレジデントであるショーン・ハクル(Shawn Hakl)は、次のように述べています。「ネットワークサービスの提供方法は、大きな変化を迎えています。これは、MPLSの普及以来の最大の変化です。現在、ネットワークは、データセンター市場に変革をもたらしたのと同様の技術により仮想化モデルへと移行しています。当社のソリューションセットを利用することで、企業はモバイルツークラウドアプリケーションやIoT(Internet of Things)の拡大に必要なアジリティ、パフォーマンス、コスト、セキュリティをうまくバランスさせることができます。」


競合優位性に不可欠なアジリティを企業に提供できなくなった従来型ネットワーク

企業が対応すべき市場需要がそれほど動的でなかった頃は従来型ネットワークでも対応できましたが、現在の企業には一層の革新性とアジリティが求められています。従来のネットワークは、時間の経過とともに複雑かつ高価となり、運用が難しくなってきました。実際に、ほとんどのネットワークでは必要に応じてアプリケーションを拡張することができず、それが原因で導入サイクルが長期化し、多大なコストが生じるようになっています。
さらに、今日のネットワークには、帯域幅の需要増加に対応するためのより一層の努力が求められます。実際に、業界アナリスト企業のIDCは、デジタル変革により、あらゆる業界セクター全体において接続性レベルが2016年だけで50パーセント増加すると予測しています。*

仮想化ネットワークは、多数のリモートロケーションから構成される分散した組織、ハードウェアの更新が必要な古いネットワークを利用している企業、設備投資予算が制限または減額された企業、新規テクノロジーを早期に導入し、ビジネスを発展させるための革新的な方法を新たに求めている企業に適しています。

IDCのエンタープライズテレコム担当リサーチマネージャーであるナヴ・チャンドラー(Nav Chandler)氏は、次のように述べています。「仮想化サービスは、将来的にはより一般的となるサービスです。ネットワークサービスのグローバルリーダーであるベライゾンは、仮想ネットワークサービスをグローバルに展開することで、本領域の最前線に立つことになります。同社のビジョン、戦略、サービス展開はまさに的を射ています。業界内の他企業もこれに続くことでしょう。」


3種類の導入モデルの提供

ベライゾンは顧客向けに3種類の仮想化サービスを提供します。
1) オンプレミスベースのuCPE(お客様のオンプレミス環境の汎用機器):導入が容易なお客様のオンプレミス機器を使用して、JuniperとCiscoのハードウェアをベースとして複数のネットワーク機能にプラグアンドプレイで対応します
2) クラウドベースのサービス:クラウド上で仮想化ネットワークサービスを導入できます
3) ハイブリッドベースのサービス:ビジネスおよびサービスの要件に応じて、オンプレミスベースとクラウドベースのモデルを組み合わせて導入できます

この仮想ネットワークサービスの初期パッケージ(セキュリティ、WAN最適化、SD WANサービス)概要は下記の図のとおりです。


Verizonの新しいサービスは、ベライゾンやその他サービスプロバイダーが提供するパブリック、プライベート、無線ネットワークに導入することも、複数ネットワークにまたがる複数プロバイダーの組み合わせに導入することも可能です。

クライアントの仮想ネットワークサービス計画および導入を支援するために、ベライゾンのプロフェッショナルサービスのスタッフがネットワーキングの評価と実装のためのネットワーキング設計をお手伝いします。

より詳細についてはこちらをご覧ください。
(リンク ») (英語)

* IDC: Digital Transformation Obstacles and How to Overcome Them(2016年7月)


テクノロジーパートナーのコメント

Cisco、サービスプロバイダービジネス担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、イヴェット・カノーフ(Yvette Kanouff)氏:「ベライゾンのような革新的なサービスプロバイダーは、顧客からの要求の増加に対応し、顧客の収益性の高いビジネス成果を実現するために、テクノロジーを利用してネットワークを自動化、保護、拡張しています。ベライゾンと仮想ネットワークサービスの提供で連携できることをうれしく思っています。当社のオープンネットワークアーキテクチャは、ネットワークの仮想化、自動化、オーケストレーションに対する統合的なアプローチを提供し、最終的には、ベライゾンがクライアントの新たな機会の創造においてリードし続ける上で役に立つことでしょう。」

Fortinet、キャリアおよびサービスプロバイダー担当バイスプレジデント、マット・プレイ(Matt Pley)氏:「IoTからクラウド環境に至るまで、エンタープライズネットワークは進化を続けており、顧客はオンデマンドで適合させ、拡張できるセキュリティが求められるデジタルビジネスへと移行しています。Fortinet Security Fabricは、ベライゾンの仮想ネットワークサービスの一部として、オープンで適合性のある仮想セキュリティと実用的な脅威インテリジェンスを顧客企業に提供し、ネットワーク保護をビジネスインサイトとアジリティの提供へと転換します。」

Juniper Networks、デベロップメントおよびイノベーション担当エグゼクティブバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、ジョナサン・デビッドソン(Jonathan Davidson)氏:「ソフトウェアの分散を最初に採用したネットワーキングベンダーの一つであるJuniper Networksは、仮想インフラストラクチャモデルへの移行を最大限に活用しようとする顧客企業の支援に取り組むベライゾンをサポートできることをうれしく思っています。この業界では、仮想化のメリットと、仮想化により、サービス利用およびプロビジョニングの方法がどのように変わったかを目の当たりにしてきました。Juniperは、SDNおよびNFV向けオープンプラットフォームの提供で定評があり、このたびベライゾンが仮想ネットワークサービスをエッジに導入する際の基盤プラットフォームとして当社のクラウドCPEソリューションを選択したことを誇りに思っています。ベライゾンの顧客企業には、業界をリードする当社の仮想セキュリティおよびルーティング機能がオプションとして提供されるため、重要なサービスやオペレーションに対応可能なセキュアで高パフォーマンス、効率的な仮想化ネットワークを実現できます。」

Palo Alto Networks、ビジネスデベロップメント担当バイスプレジデント、テリー・ラモス(Terry Ramos)氏:「クラス最高水準の仮想化ネットワークサービスを提供するベライゾンのイニシアティブをサポートできることをうれしく思っています。Palo Alto Networksの次世代セキュリティプラットフォームをベライゾンの仮想ネットワークサービスに統合することで、顧客企業は、ベライゾンが提供する柔軟かつ自動化されたソフトウェアソリューションを通じて、サイバーセキュリティに対して侵害防止指向のアプローチを採用できるようになります。」

Riverbed Technology、最高戦略責任者、フィル・ハリス(Phil Harris)氏:「ベライゾンは、先進のグローバルサービスプロバイダーとして、クライアントへの次世代の通信、インターネット、クラウドベースサービスの提供で最前線に立っています。これらのサービスを高度なNFVベースのインフラストラクチャを介して提供することは、ベライゾンのデジタルエンタープライズのお客様の拡張性とアジリティの需要を満たす上で重要です。Riverbedは、可視性、最適化、コントロールテクノロジーのポートフォリオを通じてデジタルサービスへの移行に大きな投資を行っています。これまでも、ベライゾンとは戦略的パートナーシップを築いてきました。ベライゾンの仮想ネットワークサービスプラットフォーム内の重要機能であるSteelHeadの開発によってこの提携を継続、拡張できることをとてもうれしく思っています。」

Viptela、最高経営責任者、アミール・カーン(Amir Khan)氏:「Fortune 500企業に対するベライゾンとの共同展開により、Viptelaは新興のSD-WAN市場でリーダー的地位を確立し、グローバル市場に進出できるようになりました。ベライゾンの既存のネットワークとインフラストラクチャにシームレスに統合できる当社のプラットフォームを採用することで、大規模なグローバルエンタープライズはコスト効率よく帯域幅を追加し、クラウド、モバイル、仮想化テクノロジーを自社のIT環境により簡単に統合できるようになります。」


ベライゾンについて
Verizon Communications Inc.(NYSE, NASDAQ:VZ)はニュ-ヨ-クに本社を置き、ブロ-ドバンド、無線・有線通信サービスを消費者、法人、政府組織、ホールセール顧客企業に提供するグローバルリーダーです。ベライゾン ワイヤレスは米国で最も信頼性に優れた無線ネットワ-クを展開し、米国内接続数は1億1200万を上回ります。ベライゾンは統合された通信、情報、エンタ-テイメントのサービスを米国内最先端の光ファイバーネットワ-クで提供し、さらに革新的でシームレスなビジネスソリュ-ションをワールドワイドに提供しています。ダウ工業株30銘柄企業の一社であるベライゾンは、世界中に177,700名以上の社員を擁し、2015年度1,320憶ドルの連結売上を発表しています。詳細については、日本法人サイトwww.verizonenterprise.com/jp、www.verizon.jpおよびVerizon Communications 本社サイト(英語)www.verizon.comをご参照ください。

このプレスリリースの付帯情報

仮想ネットワークサービスの初期パッケージ

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