JIMTOF2016に台湾企業75社が出展 海外出展社の25%が台湾企業となり、日台間の緊密な連携を促進

台湾貿易センター 東京事務所

From: Digital PR Platform

2016-11-18 20:40


台湾貿易センター(TAITRA)東京事務所(所在地:東京都千代田区麹町 所長:呉 俊澤)は本日、11月22日(火)まで東京ビッグサイトで開催中の「JIMTOF 2016」会場で、記者・バイヤー向けに発表会を行い、「台湾パビリオン」(東7ホールE7012)に出展した29社を含め、台湾の工作機械・部品産業を代表する75の企業(全海外出展社のおよそ25%)が出展したと発表しました。日本、ドイツ等に次ぐ世界第5位の工作機械輸出国である台湾から、IIoT(インダストリー4.0)Readyの製品など、これからのものづくりを支える最先端の技術が多数出展されています。17日には、台湾経済部国際貿易局(BOFT)企画、台湾貿易センター・財団法人中衛発展センター(CSD)共催による記者発表会が開催され、台湾を代表する工作機械メーカー3社(程泰集団、東台精機、高聖精密)が、スマートでより良い未来の構築を支援する各社の実績と展開等が発表されました。

また台湾貿易センターではこの度、台湾経済部国際貿易局(日本の経済産業省に相当)が公開し、工作機械を含む台湾の主要輸出製品・サービスについて広くわかりやすく紹介する特設ウェブサイト「taiwantrade.com」を日本語頁を含め、全面的に強化刷新しました。70,000社、500,000品目(うち日本語サイト上の工作機械関連も8,000品目以上)を超える情報が掲載され、またユーザとメーカー間のインタラクティブな交流を促進する「Trading Post」機能(日本語版近日公開)等を新たに加えるとともに、工作機械、機械部品ならびに自動化関連等の情報も極めて充実させました。

台湾の台中市は「ゴールデンバレー」と呼ばれ、約60km2の地域内に1,000社を超える精密機械メーカーが集まる世界最大の工作機械産業の集積地域となっています。ここに集う30万人以上の専門家達が、金属加工業界におけるサプライチェーン全体の発展に貢献し、生産高は年間40億ドルに達しています。


台湾貿易センター東京事務所所長の呉俊澤は同説明会で次のように述べています。「2015年、台湾製工作機械・部品の日本への輸出総額は1億9,500万ドルに達しました。日本工作機械輸入協会(JMTIA)の報告書によれば、台湾は、日本の工作機械輸入相手国として世界第3位となっています。2015年、台湾から日本への工作機械輸入額は前年に比べて17%増加しました」
「一方台湾にとって、日本は、世界最大の工作機械・部品輸入相手国となっており、日本から台湾への年間輸入総額は4億ドルに上ります。これらは日台間の強い絆を統計面からも裏付けるものであり、未来の繁栄が期待されます」

次いで、台湾工作機械・部品産業の現状と展望について説明した、台湾工具機協会(TMBA)の栄誉理事長であるエドワード・ヤン(Edward Yang)氏は次のように述べています。「台湾の工作機械業界の発展は、80年前に日本の影響を受けて始まったものです。以来、日本と台湾は競合国というより、むしろ同盟国と呼ぶに相応しい関係を構築してきました。多くの日本企業が台湾での投資や事業展開を進めており、このことは日台の工作機械業界が密接な関係を継続させていくことを表しています。今後も、両国間での一層の技術交流及び製品流通の強化によって、Win-Winの関係を継続できると確信しています」

記者説明会では、他に程泰集団、東台精機、高聖精密の3社がプレゼンテーションを行いました。

程泰集団(Goodway Machine Tool Group)
程泰集団は、フライスと旋削の複合機能を備える新製品、同期モーション5軸マルチ旋盤を紹介しました。5軸の高速ガントリーマシニングセンターは、形状の違いにすばやく対応し、マシニング加工を高速化します。
自社開発のインテリジェントなi Consoleソフトウェア強化システムが、ユーザフレンドリなインターフェイス、リアルタイムのマシンステータス情報、対話機能を提供します。これにより複雑な作業工程を効果的に簡素化できるだけでなく、インテリジェントなマシニング機能の強化にもつながります。

東台精機(Tongtai Machine & Tool Co., Ltd.)
東台精機は、専用工作機械の製造事業からスタートし、現在自動車関連の製品を中心に台湾有数の工作機械部品メーカーに成長し、今後数年の内に航空宇宙分野にも進出予定です。先進技術、超音波加工、レーザー&メタル3D印刷の開発を継続して行い、顧客の多様なニーズに、いち早くかつ柔軟に応えることに最大の精力を注いでいます。Taiwan Excellence賞を受賞した東台精機の工作機械は、日本製に比肩する品質と性能を持つ一方で、より手頃な価格帯で販売されています。



高聖精密(COSEN MACHINERY INDUSTRIAL CO., LTD.)
高聖精密は、コンピューティング技術、センサー、クラウド技術を統合することで、機械の状態と生産性を監視し、健全性を維持する革新的なAPP–SMARTSAW(特許取得済み)を紹介しました。APPの利用により、ユーザは「原材料の節約」、「時間の節約」、「労働力の節約」を体験できます。

説明会では、最後にTAITRAの展示会部門責任者の楊 秀英より、2017年3月7-12日、TAMI(Taiwan Association of Machinery Industry)との共催にて台北市で開催予定の「台北国際工作機械見本市『TIMTOS』」について紹介されました。( (リンク ») )

なお、台湾中衛発展センターでは、台湾を代表する工作機械部品メーカー数社をプレゼンターとして迎え、工作機械部品業界のプレゼンテーションと企業間交流からなるスペシャルイベントを、来る11月21日、
午後1時より701会議室にて開催します。プレゼンテーションでは、歯車、切削工具、割出し板などの工作部品について重点的に取り上げる予定です。
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【関連情報】
出展製品写真及びより詳細な企業情報は、PDF版パンフレットをご参照下さい。
URL: (リンク »)

■台湾の工作機械・部品産業に関する詳細な情報
「Taiwan Machine and Tools: Shaping The World 」( (リンク ») )」(英文・中文)を併せご参照ください。最新ニュースやインダストリー4.0に向けての取り組みが、各種資料やビデオなどで詳しく紹介されています。


ご取材のお問合せ、その他本件に関するお問い合わせ先

台湾貿易センター(TAITRA) 広報代理:
プラップジャパンCS8部 担当: 高橋、横澤、谷本
TEL:03-4570-3191 FAX:03-4570-3189 E-mail:taitrajp_pr@ml.prap.co.jp


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