国境の島々の歴史を学ぶ「旅する長崎学講座」を開催  来年1月~2月に計3回@朝日カルチャーセンター中之島

長崎県

From: 共同通信PRワイヤー

2016-12-01 14:01

2016年12月1日

長崎県大阪事務所

“日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の魅力”をテーマに
国境の島々の歴史を学ぶ「旅する長崎学講座」を開催
<来年1月~2月に計3回@朝日カルチャーセンター中之島>

長崎県は、“日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の魅力”をテーマに、
長崎県の国境の島々の歴史を学ぶ「旅する長崎学講座」を、来年の1月22日(日)と2月12日(日)、26日(日)の計3回、朝日カルチャーセンター中之島教室で開催します。

長崎県の島々は、日本本土と大陸の中間に位置することから、古代よりこれらを結ぶ海上交通の要衝であり、交通・交易の拠点でした。今回の講座では、国境の島ならではの融和と衝突を繰り返しながらも、連綿と交流が続く壱岐・対馬・五島の価値や歴史的な魅力を再確認するとともに、昨年度、日本遺産に認定されたストーリーをわかりやすく学びます。

なお、今年9月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産候補となり、さらには江戸時代のキリシタン弾圧をテーマにした巨匠マーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙-サイレンス-』(遠藤周作原作・配給:KADOKAWA)が1月21日(土)から公開されることもあり、会場では長崎のキリシタン関連遺産や「沈黙」に所縁のポスター展示やパンフレットも設置します。

<「旅する長﨑学講座」の開催概要>
テーマ:日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の魅力
開催日:平成29年1月22日(日)、2月12日(日)、26日(日)全3日間
場 所:朝日カルチャーセンター中之島教室  (リンク »)
受講料:各2,700円(3回セット 6,480円)
その他:(1)世界文化遺産候補「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
    (2)遠藤周作原作、マーティン・スコセッシ監督映画『沈黙―サイレンス―』ポスター展示など

(1)平成29年1月22日(日)14:00~16:45
●第1部「国境の島・対馬の歴史を概観する」14:00~15:00
講師:本馬 貞夫氏(長崎県長崎学アドバイザー)
内容:大陸との架け橋に位置する対馬の歴史は深く豊かです。まず、対馬に関する歴史項目を列挙してみると・・・「魏志倭人伝」の「南北に市糴(交易)す」、ヤマト政権の朝鮮出兵、白村江の海戦・金田城、遣隋使・遣唐使、新羅海賊の活動、海の武士団(倭寇)の活動、秀吉の朝鮮出兵、朝鮮通信使と宗氏による朝鮮貿易、対馬特別制度、国境離島新法等など。このうち対馬の住民が生き生きと活動したのは、いったいどの時期でしょう?

●第2部「宝の島・対馬の豊かな自然」 15:15~16:45
講師:松尾 公則氏(長崎女子短期大学特別専任教授・長崎県生物学会会長)
内容:日本本土と大陸の間にある対馬は、豊かな自然に恵まれた宝の島です。対馬にしかいない動物として、ツシマヤマネコはよく知られた存在ですが、それ以外にもここでしか見られない動植物(固有種)が多数生息しています。動物の話を中心にしながら、対馬ならではの特別な生き物の世界をスライドや動画を使って紹介します。

(2)平成29年2月12日(日) 14:00~15:30
●「まさに歴史の島「壱岐」」
講師:須藤 正人氏(壱岐市立一支国博物館館長)
内容:弥生時代、壱岐は離島というより当時の文明圏に最も近い大地でした。倭人伝に「一大国」として登場する壱岐は、その地理的条件ゆえの独特の文化と歴史を持ちました。国際貿易都市原の辻、東アジア最古の船着場、巨石古墳群、防人・烽、式内社、刀伊の入寇、元寇、倭寇、天下人秀吉の勝本城など、島中いたる所に歴史が息づいています。

(3)平成29年2月26日(日) 14:00~15:30
●「海の英雄(ヒーロー)たちが眠る島 -上五島・日島の石塔群」
講師:大石 一久氏(元長崎歴史文化博物館研究グループリーダー)
内容:日島は、東シナ海を舞台に活動した中世の海人たちが眠る島です。今から600年ほど前、東シナ海の大海原を舞台に、広大な海のネットワークを駆使した人々がいました。彼らは、まさに時代の申し子であり、そのエネルギッシュな活動で五島列島を東シナ海世界の重要拠点に仕立てた英雄たちでした。日島に林立する石塔群から、当時の壮大な歴史ロマンを紹介します。



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