神田外語大学(千葉市美浜区/学長:酒井邦弥)はこのたび、イオンエンターテイメント株式会社(東京都港区/代表:牧和男)と「映画で世界を学ぶ―CINEMA EDUCATION PROGRAM」を共同開発した。これは、映画鑑賞を通じて外国の文化や言葉、社会背景を楽しく学べる映画を軸とした産学連携のカルチャープログラムで、日本のシネマコンプレックス業界で初めての取り組みとなる。1月27日(金)には、韓国映画「愛を歌う花」の解説付き限定上映会を開催。同大の豊島悠果准教授(アジア言語学科・韓国語専攻)が、映画の時代背景やテーマとなる妓生に関する解説を行う。
神田外語大学アジア言語学科韓国語専攻の学生と卒業生は、同大の本田恵子講師による監修のもと、韓国映画「愛を歌う花」(配給会社:株式会社クロックワークス)の字幕翻訳を行った。
韓国映画「愛を歌う花」は、韓国を代表する女優と評されるハン・ヒョジュ、チョン・ウヒがそれぞれ朝鮮最後の妓生(※)を演じ、民衆の心を癒す歌「朝鮮の心」を巡り悲劇的な運命を辿ってゆくという作品で、韓国でも高い評価を得ている。日本では2017年1月から新宿シネマートなど全国で上映されており、その日本語字幕制作に神田外語大学アジア言語学科韓国語専攻の学生と卒業生、合計25名の学生が携わった。この企画は、韓国映画の字幕翻訳家として活躍する本田恵子講師の「学生に日頃の学習成果を実践する場を提供したい」という想いに応える形で、株式会社クロックワークスの協力のもと実現したもの。
また、1月27日(金)の解説付き上映会に関しては、ビジネスインターンシップの授業を履修する同大の学生たちが、授業の一環として、映画の告知活動を行った。映画の字幕翻訳を行った韓国語専攻の学生たちの想いを受け継いで、より多くの観客に来場してもらい、映画の魅力を知ってもらうため、上映予定の映画告知ポスターのデザインや、配布用チラシを作成。幕張新都心近郊で告知活動を行った。映画の字幕翻訳から、上映会の実施までを一貫して学生が行うのは、同大が全国で初めて。
同大とイオンエンターテイメント株式会社は、今後も継続して映画から外国文化・社会背景を学ぶという目的の下、解説付き映画上映会を開催していく予定。
上映会の詳細は以下の通り。
◆「愛を歌う花」について
【公開日】
(韓国)2016年4月13日(土)
(日本)2017年1月7日(土)からシネマート新宿ほか全国順次ロードショー中
【監 督】 パク・フンシク
【出 演】 ハン・ヒョジュ、ユ・ヨンソク、チョン・ウヒほか
【配給会社】 株式会社クロックワークス
【あらすじ】
時は1943年、京城唯一の妓生養成学校。ずば抜けた美貌と優れた歌唱力で最高の歌姫と称されるソユル(ハン・ヒョジュ)と、心に響く天性の歌声を持つ幼なじみのヨニ(チョン・ウヒ)は、作曲家ユヌ(ユ・ヨンソク)から一目置かれ、同期の羨望を受けるかけがえのない親友同士だった。作曲家として最高峰の実力を誇るユヌは民衆の心を癒す「朝鮮の心」という歌を作曲する矢先、ヨニの歌声にいつしか魅了されていく。ユヌの曲を自分のものにし、歌手になることを夢見るソユルは次第に嫉妬心が芽生え始め、3人それぞれの運命が狂い始めていく――。
◆「愛を歌う花」解説付き限定上映会 開催概要
【日 時】 1月27日(金) 10:00~13:00
【場 所】 イオンシネマ幕張新都心
【主 催】 イオンシネマ、神田外語大学
【費 用】 一般1,300円、55歳以上の方1,100円
【内 容】
・9:45~ 開場
・10:00~ 解説「『愛を歌う花』の時代背景と妓生」 豊島悠果准教授(韓国語専攻)
・10:30~ 映画上映
・12:30~ 韓国語専攻本田恵子講師による字幕翻訳プログラムについての説明
・13:00~ 終了
※妓生(きしょう、キーセン)…元来は李氏朝鮮時代以前の朝鮮半島において、諸外国からの使者や高官の歓待や宮中内の宴会などで楽技を披露、性的奉仕などをするために準備された奴婢の身分の女性のこと。
(参考:神田外語大学ホームページ内)
・本学学生が、イオンエンターテイメント株式会社と映画「コッホ先生と僕らの革命」の解説付き上映イベントを開催しました
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