国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所 (リンク »)
FAOグラジアノ・ダ・シルバ事務局長「国会議員とより一層の連携を」
国連食糧農業機関(FAO)議員連盟の設立総会
報道関係者各位
食料・農業の専門機関であるFAO(国連食糧農業機関・本部ローマ)は、世界の食料・栄養安全保障の確立に向け、教育機関や民間セクターなどとの協力関係の構築を進めています。このたび、自民党や民進党などの国会議員約40名が10日、超党派の「国際連合食糧農業機関(FAO)議員連盟」の設立総会を開き、来日中のグラジアノ・ダ・シルバ事務局長と意見交換を行いました。
ダ・シルバ事務局長は、日本人の肥満率が先進国の中でもっとも低いことを挙げ、「日本の食育や伝統的な食習慣、和食の価値というものを広めていくことが(世界の肥満対策にとって)重要だ」とし、今後、近隣諸国にとどまらず、世界中に広がることを期待すると述べました。
また、農業に影響を及ぼす気候変動については、「(アフリカ諸国等への)食料援助は持続可能ではないので、農業活動におけるレジリエンス(強靭性)の構築が重要」と強調しました。
FAOは1945年の設立以降、“すべての人に食料を”との目標のもと、飢餓撲滅のため活動しています。近年では各国の政策や政治的意思の重要性を改めて認識し、国会議員とのさらなる連携強化に取り組んでいます。
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