*2017年6月14日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
米国ノースカロライナ州キャリー発
アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc. (以下 SAS)は、自社のIT基盤をビジネス・ニーズに適応させたいと考えるCIO(最高情報責任者)の要望に応える新たなプラットフォームとして、SAS(R) Viya(TM) のCloud Foundry対応版をリリースしました。
Cloud Foundryは、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)、Amazon Web Services(AWS)、OpenStack、VMWare vSphereなどの多くの一般的なクラウド・プロバイダーをサポートしているオープンソースのPaaS(Platform as a Service)基盤ソフトウェアです。Cloud Foundryに対応したSAS Viyaは複雑なアナリティクス環境の管理に伴うリスクを軽減して、SAS Viyaを使ったアプリケーションの開発を強力に支援します。
道路や河川などのインフラ設備を管理しているオランダ政府機関のRijkswaterstaat(公共事業局)のCIO、ペリー・ファン・デル・ウェイデン(Perry van der Weyden)氏は、「今日、データをアクションにつなげることが何よりも重要となっています。当局は、Cloud Foundry上でSAS Event Stream Processingを利用することにより、インフラ設備からのフィードバックに基づいて、従来のような後追いの対応ではなく、ほぼリアルタイムで必要な対応ができるようになりました。さらに重要な点は、SASとCloud Foundryの組み合わせにより、社会全体に大きな価値を生む新しいビジネス・モデルを開発できることです。この組み合わせは、拡張性と俊敏性を兼ね備えたストリーミングデータのリアルタイム分析環境を提供してくれます」と述べています。
ソフトウェアのデプロイメントを簡単に、より俊敏に
Cloud Foundryに対応したSAS Viyaでは、アナリティクスを容易に全社展開できるだけでなく、以下をサポートします。
■ソフトウェア・デリバリーのコスト削減
■継続的なソフトウエア・デプロイメントによる俊敏性の向上
■マルチクラウド・デプロイメント戦略をサポート
今回の対応により、「SAS(R) Event Stream Processing」、「SAS(R) Visual Investigator」、「SAS(R) Visual Analytics」、「SAS(R) Visual Statistics」、「SAS(R) Visual Data Mining and Machine Learning」の各製品が、Cloud FoundryのPaaS環境でも利用可能になりました。これら各製品は、Cloud Foundryの「BOSH Release」としてデプロイされます。BOSHは、大規模な分散サービスのデプロイメントとライフサイクル管理のための汎用ツールです。
Cloud Foundry Foundationのエグゼクティブ・ディレクターであるアビー・カーンズ(Abby Kearns)氏は、「Cloud Foundryは、業界屈指のSASアナリティクスを組み込んだ革新的なカスタム・アプリケーションの構築、テスト、デプロイメントだけでなく、SASソフトウェアのデプロイメントと拡張も容易にします。SASの参加は、Cloud Foundryのエコシステムとコミュニティーにとって大きな力となるでしょう」と述べています。Cloud Foundryは、Cisco、Dell/EMC、Hewlett Packard Enterprise、Google、IBM、Microsoft、Pivotal、SAP、SUSEなどが支援しているオープンソース・テクノロジーで、製造業、電気通信業、金融サービス業のリーダー企業に利用されています。
<SAS Institute Inc.について>
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、83,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。
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