シンクロンがSaaS型 マスターデータ管理ソリューション 「Syncron MasterData (TM)」を日立建機に提供開始

保守部品の品番等、世界各地の部品マスターを集約し、グローバルオペレーションを支えるIT基盤として機能

シンクロン・ジャパン株式会社

2017-07-20 11:00

アフターマーケット(保守ビジネス)の最適化ソリューションプロバイダであるシンクロン・インターナショナルAB (本社:スウェーデン ストックホルム、CEO:アンダース・グルーデン、日本法人:シンクロン・ ジャパン株式会社、所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:落合 克人、以下 シンクロン) は本日、日立建機株式会社 (本社:東京都台東区、執行役社長:平野 耕太郎、以下 日立建機) にSaaS型の部品向けマスターデータ管理ソリューションである「Syncron MasterData (TM)」 *1 を提供開始していることを発表しました。

日立建機では、部品事業における売上拡大と在庫最適化の両立を目標として、グローバルオペレーションの効率化を図っています。そのため、グローバルでの在庫計画を行うために、世界各地の部品マスターを集約したグローバルマスターデータを必要としていました。そこで、ビジネスパートナーであるシンクロンと協働し、2016年4月から「Syncron MasterData」の導入を行いました。シンクロンが提供する最新バージョンには、日立建機と共同で検討したロジックなどが標準機能として新たに追加されています。本ソリューションは、10か月の導入期間を経て、2017年1月に提供開始しました。この提供開始は、グローバルでの部品在庫における計画の精度向上に貢献し、またロジックを明文化したことにより、マスターデータの整備・クレンジングと運用体制を確立することができました。今後も、更に導入対象範囲を拡大していく予定です。

「Syncron MasterData」は、日立建機に提供開始した部品マスター以外にも、顧客マスターやサプライヤーマスターなどを管理する機能を有しており、各拠点に分散している各種データを、システムの中核的なハブとなる1つの高品質なマスターデータ基盤に統合します。また、「Syncron MasterData」はマルチドメインであり、既存のツールと容易に連携することができ、在庫最適化や価格最適化、オーダー管理などのソリューションと統合することで、取引先とのビジネス連携や、データ管理作業工数の削減、グローバルでのデータ品質の向上、ひいては顧客満足度の向上を支援します。

日立建機では、「Syncron MasterData」に先立ち、シンクロンの価格最適化ソリューション「Syncron Price (TM)」 *2を2012年より導入し、価格設定の精度向上および価格改定に要する期間の削減に役立ててきました。日立建機は、「Syncron Price」を活用し、価格最適化の取り組みを行うことで、代替品や中古品、模倣品が流通する複雑、かつ競争の激しいグローバル市場において、シェアの維持・拡大や、収益性の強化をめざしています。

日立建機の部品事業部長 竹田孝司氏は、次のように述べています。
「今回稼働開始したシンクロンのマスターデータ管理ソリューションにより、世界各地の部品マスターを集約できた意義は大きく、弊社部品事業のグローバルオペレーションの円滑な進行を支えるIT基盤として、今後重要な役割を果たしていくものと確信しています」

また、シンクロン CEOのアンダース・グルーデンは、「今回のソリューション稼働開始により、全ての部品管理業務の起点になると言っても過言ではないマスターデータ管理の領域から、日立建機様のアフターマーケット改革を、今後さらに支援していけることを喜ばしく思います」と述べています。

シンクロンのマスターデータ管理ソリューションの詳細はこちらもご参照ください。 (リンク »)


■シンクロンについて
シンクロンは、スウェーデン ストックホルムを本拠とし、製造業向けにアフターマーケット(保守ビジネス)の最適化ソリューションをクラウドベース、SaaSで提供するグローバルリーダーです。保守部品の在庫管理、価格管理、受発注管理、予知保全といったソリューションにより、顧客企業のアフターマーケット業務を革新し、製品稼働時間の最大化や優れたサービスエクスペリエンスの提供、ひいては、収益性の大幅な改善を支援します。
建設機械、農業機械、自動車、産業機械、航空宇宙・防衛、電機機器等の製造業を中心に、世界100ヵ国160社以上のお客様にご利用いただいています。
(リンク »)


*1 「Syncron MasterData」: 旧ソリューション名、「Master Data Management」
*2 「Syncron Price」: 旧ソリューション名、「Price Management」


【プレスリリースに関するお問い合せ先】
シンクロン・ジャパン株式会社
Email: info.jp@syncron.com

用語解説

Syncron MasterDataの管理対象
・顧客マスター管理
・部品マスター管理
・サプライヤーマスター管理

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

シンクロン・ジャパン株式会社の関連情報

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]