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記事集:クラウドのネットワーク監視

保守部品ビジネスの改善へ価格管理クラウドを採用--ヤンマー

NO BUDGET

2015-07-09 09:07

 ヤンマーは、建設機械、産業用エンジン、農業機械など多岐に渡る事業において、保守部品ビジネスにおける売り上げと利益改善を図って、クラウドベースの価格管理ソリューションを採用し、価格マネジメントシステムを刷新した。ソリューションを提供するシンクロン・ジャパンが7月8日、発表した。

 ヤンマーは、建設機械や農業機械、小形・大形エンジンなど7つの事業を展開すると同時に、昨今では保守部品ビジネスにも注力しており、その売上とそれに伴う利益の改善を急務としていた。

 これまで、同社の保守部品管理には自社開発したシステムを用いていたが、保守部品は全体で100万点にもおよび、月に2000点余の新規入力があるにもかかわらず、部品のセグメント化がされておらず適正な価格設定ができていなかったという。さらに、日本と海外拠点での価格付けに関してもポリシーが共有化されておらず、整合性が取れていない状態が続いていた。

 この課題に対し同社では、価格管理システムの刷新を決定、まず主力3事業の保守部品に絞ってプロジェクトを発足した。


100万点の保守部品の価格最適化を実現するGlobal Price Managementを選択

 プロジェクトの狙いは以下の5点。

  • 価格管理重要部品の定義化と現行部品マスターの整備
  • 戦略的価格設定への転換
  • 競合・市場情報を踏まえた価格設定ポリシーの作成
  • 販売代理店、ディーラーなどへの価格設定ポリシーの徹底
  • 価格設定プロセスの変革

 いくつかのソリューションを検討した結果、世界だけでなく、日本国内においても導入実績を持ち、また、シミュレーション機能やビジュアライゼーション機能を含め、プロジェクトの目的を満たすに足る機能を十分に備えていることを評価し、スウェーデンのシンクロン・インターナショナルABが手掛けるSaaS形態のサービス「Global Price Management(グローバル価格管理)」の採用を決定した。

 価格付けを行う際に必要な部品セグメンテーションと戦略立案を支援するもので、一律に原価積み上げ方式で機械的に設定していた部品価格を、その部品の持つ機能に応じた価格に再設定することによって、見逃していた利益を取り戻すことが可能なほか、状況に応じた柔軟な価格設定も支援する。

 ヤンマーでは、Global Price Managementを活用した価格マネジメントシステムを10月にサービスインする予定で、現在では改めて機能検証や概念検証などを実施している。また、今回の価格マネジメントシステムの刷新が軌道にのったタイミングで、他事業の保守部品価格にも同ソリューションを導入していく予定。

 ヤンマー 常務執行役員 グローバルカスタマーサービスユニット ユニット長 小林文博氏は、以下のようにコメントしている。

 「Global Price Managementは、我々の価格設定プロセスに効率的に効果をもたらしてくれる良いツールだと認識しています。しかし、その良いツールを生かせるかは利用者次第なので、弊社の組織ならびに各人の目的達成意識が重要だと思っています」

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