子ども食堂など、大学が取り組む子育て支援

経済事情が厳しい子どもに食事や居場所を提供する「子ども食堂」をはじめ、学習サポートや乳幼児を持つ母親の交流の場の設置など、大学ではさまざまな子育て支援を行っている。
【札幌大学、筑波学院大学、江戸川大学、聖徳大学、大妻女子大学、恵泉女学園大学、武蔵大学、金沢工業大学、金城学院大学、大谷大学、追手門学院大学、大手前大学】


　札幌大学（札幌市豊平区）では、地域の乳幼児や小学生とその保護者を対象とした「お楽しみ会」などの各種イベントを定期的に開催。今年3月には総合支援型の「子育てサロン Stove（ストーブ）」をキャンパス内に開設した。学生たちが主体的にイベントの企画、運営などに携わることで、課題発見力・解決力などの実践的な能力を体得している。
（ (リンク ») ）

　筑波学院大学（茨城県つくば市）は11月から月1回、夕食の時間帯に100円または無料の食事を地域の子どもたちに提供する子どもビストロを始める。ベトナム人留学生が発案したもので、食事をしながら留学生と交流ができる。
（ (リンク ») ）

　江戸川大学（千葉県流山市）こどもコミュニケーション研究所は来年2月11日（日）に公開講座「子ども・子育て・コミュニケーション」の第2回を開講。発達心理学や児童福祉などを専門とする同大メディアコミュニケーション学部こどもコミュニケーション学科の教授陣が、子どもの発達や子どもとのコミュニケーションの取り方について講演する。
（ (リンク ») ）

　聖徳大学（千葉県松戸市）は松戸市と連携して地域の子育てを支援。乳幼児を持つ保護者が利用できる「おやこDE広場　にこにこキッズ」や「松戸子育てカレッジ」など、地域の親子交流の場を運営している。子育ての悩みを相談したり、初めての親子外出の場としても利用されている。
（ (リンク ») ）

　大妻女子大学（東京都千代田区）には、地域連携や地域貢献の活動を支援する学内の助成制度がある。この制度に採択された子ども食堂の取り組みでは、児童学科の学生が保護者と子育てをテーマに話し合う場を設けたり、食物学科の学生が食材費を抑えながら栄養に配慮した献立を考えたりするなど、授業で学んだ知識の実践の場ともなっている。また、家政学部児童臨床研究センターが運営する事業「子育てのつどい はぐみぃ」では、子育てをしている親子を地域でサポートしている。
（ (リンク ») ）

　恵泉女学園大学（東京都多摩市）は今年1月、子育て支援施設の運営などを行うNPO法人「あい・ぽーとステーション」と協定を締結。同大の実施するプログラムに「あい・ぽーとステーション」が協力するほか、教職員とスタッフの交流など、協力体制を強化している。
（ (リンク ») ）

　武蔵大学（東京都練馬区）の学生サークル「はらっぱ」はNPO法人あそびっこネットワークと共催で、大学に隣接する北新井公園で地域の子どもの「遊び場」出張プレーパークを開催。都会の子どもの外遊びを促すと同時に、保護者や近隣の方々が集まり交流する地域コミュニティを活性化している。
（ (リンク ») ）

　金沢工業大学（石川県野々市市）の学生プロジェクト「KIESプロジェクト」は、石川県が子育て世代の支援のために設けている「プレミアム・パスポート」協賛店舗を手軽に検索できるAndroid版のスマートフォンアプリ「プレまっぷ」をリリースした。
（ (リンク ») ）

　金城学院大学（名古屋市守山区）は、NPO法人team RESCUEと協同で地域の小学生、中学生、高校生を対象とする「無料学習サポート」を開催。主に教科書を使って、同大の学生や元教員が学びを支援している。
（ (リンク ») ）

　大谷大学（京都市北区）と同窓会長浜支部は近隣の子どもたちを招いてほぼ月1回、「おおたにキッズキャンパス in 長浜」を実施。音楽や図画工作、理科、社会などを学ぶ楽しさを体験するイベントで、同大の教育・心理学科で教員を目指す学生たちが参加している。
（ (リンク ») ）

　追手門学院大学（大阪府茨木市）社会学部古川隆司ゼミの学生らは、大学に近い耳原地区のコミュニティ施設「子民家よってこ」での「子ども食堂」の運営に参加している。大学生が「子ども食堂」の運営に参加するのは茨木市内では初めて。
（ (リンク ») ）

　大手前大学（兵庫県西宮市）は、管理栄養士などを目指す健康栄養学部の学生と教員の有志による「大手前子ども食堂」プロジェクトを立ち上げた。「食育」に力を入れたメニューを子どもたちに提供するとともに、大学の存在を知ってもらい、進学への動機づけとしてもらうことを目指している。
（ (リンク ») ）

【リリース発信元】 大学プレスセンター (リンク »)