AsiaNet 70761
リスボン(ポルトガル)、2017年10月30日/PRニュースワイヤー/ --
多様な利害関係者のイニシアティブが、2025年までに進行性乳がんの未来を変える10の目標を設定
進行性乳がん(ABC:Advanced Breast Cancer)世界同盟(Global Alliance)が、2025年までにABCのケアと生存率を世界的に向上させるための10の目標を設定するという、大胆にして新しいイニシアティブ、ABCグローバル憲章(ABC Global Charter)[i]を発表しました。ABCグローバル憲章は、最終的にはABC患者の生活を改善し延命するための治療とケアの緊急かつ実行可能な格差に取り組みます。ヨーロピアン・スクール・オブ・オンコロジー(European School of Oncology )が支援し、2016年に始まった多様な利害関係者のプラットフォーム、ABC世界同盟(ABC Global Alliance)は、世界中の乳がんのコミュニティー、政策立案者、市民にABC患者の未来を変えさせるよう働きかけるABCグローバル憲章を推し進めます。
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早期乳がんの診断、管理、転帰では大きな進歩が見られますが、ABCの治療と管理にはまだ大きな格差があり、依然として症例の50%で平均生存期間は診断から2-3年であり、死亡例の58%は開発途上国で起きています。
ポルトガルのリスボンにあるシャンパリモー・クリニカル・センター(Champalimaud Clinical Centre)胸部ユニット部長でABC世界同盟議長のファティマ・カルドーソは、次のように述べました。「ABCのケアが早期乳がんより遅れているため、大勢の人が早死にしていますので、緊急に変えなくてはなりません。ABCグローバル憲章は、変革のための野心的な憲章です。私たちの目標は、共通の達成可能な目標に向けて国際およびローカルのレベルで協力できるよう、ABCのコミュニティーを団結させることです」
この憲章は、プレリミナリーなmBC ビジョン2025(mBC Vision 2025)「行動の呼びかけ(Call-to-Action)」のきっかけとなった進行性/転移性乳がんの世界的状況:2005-2015年の10年報告(Global Status of Advanced/Metastatic Breast Cancer: 2005-2015 Decade Report)[ii]で確認されたABC研究、ABC患者のケア、社会におけるABCの格差に取り組む変革のための10の行動(10 Actions for Change)を軸としています。
変革のための10の行動(10 Actions for Change):
1. 2025年までにABC患者の全生存期間中央値を2倍の最低4年に延長する
2. 臨床診療におけるABC患者のクオリティ・オブ・ライフを改善
3. ABCの強固な疫学と転帰データを利用しやすくする
4. 患者が最高の治療を受けられるようにするため、患者、家族、介護者を対象とした緩和的、対症的、心理社会的支援など、多くの専門分野にわたるケアの可用性とアクセスを高める
5. 働けないABC患者全員が治療、ケア、援助のための経済的支援を受けられるよう努力する
6. 全ての医療機関にコミュニケーション能力の訓練を提供
7. 希望する患者全員にABCに特化した正確で最新の情報ツールを提供
8. ABCに対する市民の理解を高める
9. ABCの非臨床的支援サービスを改善
10. ABC患者の労働権を守る
変革のための行動は、ABC4カンファレンス(ABC4 Conference)に続いて2017年11月4-5日にリスボンで開催される第1回ABC世界同盟の会議において詳しく議論されます。
詳しくは、www.abcglobalalliance.orgをご覧ください。
参照
i. ABCグローバル憲章 (リンク »)
ii ファイザー(Pfizer Inc.)進行性/転移性乳がんの世界的状況:2005-2015年の10年報告(Global Status of Advanced/Metastatic Breast Cancer: 2005-2015 Decade Report) (リンク ») 2016年3月発行 アクセス[2017年3月]
Roberta Ventura
ABC世界同盟経営コーディネーター
電話: +41-91-820-0957
電子メール: rventura@eso.net
情報源:ABC世界同盟
(日本語リリース:クライアント提供)
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