カノニカルはこれまで、日本国内のパートナーに対してバグレベルの問い合わせ対応を中心としたサポートを英語で提供してきました。この度のパートナー契約締結により、NTTテクノクロスはカノニカルが提供しているサポート内容を日本語で対応するとともに、故障の切り分け時やバグかどうか疑わしい場合の問い合わせに対してもサポートを行います。
NTTテクノクロスが日本国内のユーザに対してより柔軟に幅広い問い合わせに対応することで、OpenStackソフトウェアをはじめとするUbuntuを基盤とした各種ソリューション導入を加速させる支援をしていきます。
■サポート内容
NTTテクノクロスは、カノニカルが提供するUbuntuの商用技術サポートサービスを日本国内のユーザに対して日本語で提供します。ユーザによるバグ判断が困難である場合にも問い合わせに対応します。
本サポートにおいて提供可能なカノニカルのサービスは以下の通りです。
・Ubuntu Advantage OpenStack
・Ubuntu Advantage CEPH/Swift Storage
・Ubuntu Advantage Kubernetes
・Ubuntu Advantage Server (Livepatch Service含む)
・Ubuntu Advantage MAAS
・BootStack (OpenStackおよびKubernetesのマネージドサービス)
■クラウドビジネスにおけるNTTテクノクロスの取り組み
NTTテクノクロスは、OpenStackソフトウェアをはじめとしたOSSに関する豊富な経験をもとに、OpenStackクラウドプラットフォームの設計・構築・保守、各種OSSの導入支援を行っています。
Linux OSの中で高いシェアを持つUbuntuの開発・サポートを行っているカノニカルとパートナー契約を締結することにより、OSからミドルウェアまでのより幅広いサポートが可能となりました。NTTテクノクロスはクラウドプラットフォーム関連事業において、以下の取り組みを進めていきます。
・NTTテクノクロスが持つOpenStackソフトウェアなどのOSSに関する高い技術力や豊富な構築経験を生かし幅広いサポートを提供するために、社内有識者の継続的な育成とサポート要員の拡大
・OSSを活用したIoT / エッジコンピューティング、ビッグデータ分野における新規ソリューション展開など、ビジネス領域のさらなる拡大
・クラウドプラットフォーム関連事業全体において3年間で60億円の売上達成
■エンドースメント(推薦文)
NTTソフトウェアイノベーションセンタ
所長 川島 正久様
IoTに代表される新しいITアプリケーション領域では、グローバルなOSSコミュニティで開発される最先端の機能モジュールを活用しながら、ローカルな顧客要件にも対応可能なITサービスを構築することが課題となります。グローバルなOSSコミュニティと強いリンクをもつCanonical社と日本国内で質の高いITサービスを提供するNTTテクノクロス社との連携がこの課題に対する効果的な解となると期待しています。
Canonical Group, Ltd.
Product Manager Mr. Dustin Kirkland
NTTテクノクロスとの提携により、Canonicalは、OpenStackとUbuntu Advantageサービスの一環として24時間サポートと故障解決の能力を拡大し、日本での最前線サポートサービスを大幅に拡張します。
用語解説
*1:OSS
Open Source Software(オープンソースソフトウェア)の略。
* OpenStackのワードマークは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundationの登録商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのいずれかであり、OpenStack Foundationの許諾の下に使用されています。NTTテクノクロス は、OpenStack Foundation や OpenStack コミュニティの関連会社ではなく、公認や出資も受けていません。
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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