滋賀県県民生活部文化振興課
『障害者の文化芸術国際交流事業2017ジャパン×ナントプロジェクト』をはじめ
国内外でのアール・ブリュットをテーマにしたセッションや企画展覧会を実施
「アール・ブリュットネットワークフォーラム2018」開催!
<開催日:2月11日(日)、会場:びわ湖大津プリンスホテル>
滋賀県は、2月11日(日)びわ湖大津プリンスホテルにおいて、アール・ブリュットの関係者が全国から一堂に集い、ともに聞き、考え、語り合う場である「アール・ブリュットネットワークフォーラム2018」を開催します(入場無料)。
滋賀県では、戦後まもなく近江学園で始まった障害のある人たちによる造形活動が、県内の福祉施設に脈々と受け継がれ、自らの心の世界をその人ならではの方法で表現する作品作りが続けられています。近年ではこうした中から特に、「アール・ブリュット」という領域で評価される作品も数多く見出されてきました。
そのような中、2012年にアール・ブリュットに携わる美術、福祉、医療、研究機関、行政等各分野の関係者間の交流を促進し、各活動の課題解決につなげるとともに、アール・ブリュットに関する情報発信等を行うことにより、アール・ブリュットを支える環境全体の底上げを図り、その動きを広げていくことをめざして、全国組織となる「アール・ブリュットネットワーク」をスタートさせました。
今年のフォーラムは、平成29年10月よりフランスのナント市で行われた『障害者の文化芸術国際交流事業2017ジャパン×ナントプロジェクト』を中心に国外での動きと、国内におけるアール・ブリュットの動きについてご紹介します。
アール・ブリュットに関心が有る方でしたら、どなたでも参加できますので是非この機会にフォーラムにご参加ください。
※ アール・ブリュットとは
「加工されていない生(き)のままの芸術」という意味のフランス語です。それまでの美術や教育の流れからはみ出し、美術的なスタイルからは何の影響も受けていない、全く個人的かつ独創的な方法でつくられた絵画や造形のことを言います。アール・ブリュットは日本でも近年注目されるようになり、現在では全国各地で作品が発見され、多くの展覧会も開かれるようになってきています。
※ 近江学園とは
戦後間もない1946年、「日本の障害者福祉の父」と呼ばれる糸賀一雄氏らが設立した県立の知的障害児入所施設。糸賀一雄氏は、障害のある子ども一人一人がかけがえのない存在であり、その存在そのものが世の中を明るくするのだと「この子らを世の光に」という言葉を残した。
(この子らを世の光にとは) (リンク »)
<「アール・ブリュットネットワークフォーラム2018」の開催概要>
【日 時】 平成30年2月11日(日)9:00~13:15
【参加費】 無料(参加申し込み不要、先着150名)
【会 場】 びわ湖大津プリンスホテル
(大津市におの浜4-7-7コンベンションホール淡海)
【内 容】
(1)9時00分~10時30分 開会セッション「オリンピック・パラリンピック文化プログラムについて
~2017ジャパン×ナント プロジェクトの軌跡~」
・青柳正規 (アール・ブリュットネットワーク会長、前文化庁長官)
・ポール・ビヨドー(ナント国際会議センタ―シテ・デ・コングレ前館長)
・野澤和弘 (毎日新聞論説委員)
・三日月大造 (滋賀県知事)
・松野哲 (北海道岩見沢市長)
(2)10時35分~11時15分 セッション1「日本のアール・ブリュット『KOMOREBI』展について」
(3)11時15分~12時00分 セッション2「障害者の文化芸術がつなぐ国際交流~
(4) 12時00分~13時15分 セッション3「美術館とアール・ブリュット」
詳細: (リンク »)
<関連イベント>
・アメニティーフォーラム
【日 時】 平成30年2月9日(金)~11日(日)
【参加費】20,000円※定員になり次第締切ります。
(リンク »)
・アール・ブリュット国際フォーラム
【日 時】 平成30年2月9日(金)~10日(土)
【参加費】同時通訳機器貸出し希望の方は500円
(リンク »)
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