前回は、RTX830を使った拠点間VPNの構築方法を紹介しました。拠点間VPNは、事業所と事業所のように、それぞれの拠点に設置されているルータ同士をVPNで接続するような形態でした。
一方、外出先から事業所のLANにあるサーバに接続したいようなケースもあります。このような接続は、VPNのもう1つの代表的な形態であるリモートアクセスVPNを確立することで実現できます。今回は、このリモートアクセスVPNを構築してみます。
リモートアクセスVPNの設定
リモートアクセスVPNは、外出先で、PCなどのモバイル端末を使って、事業所のルータにVPN接続するものです。拠点間VPN接続では、双方のルータにVPNの設定が必要でしたが、リモートアクセスVPN接続では、接続先となるルータにVPNの設定をし、接続元のクライアントからVPNクライアントソフトウェアを使って接続するようになります。
ただ、リモートアクセスVPNにおいても、拠点間VPNの設定と同様に、以下の3つを事前に決めておく必要があります。拠点間VPNでも紹介しましたが、復習もかねて、以下にその3つを説明しておきましょう。
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