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【ロンドン2018年6月7日PR Newswire】
世界的な高等教育機関の調査会社であるQS Quacquarelli Symonds はQS World University Rankings第15版を本日公表し、国内1位の東京大学は世界ランキングの順位を昨年度の28位から23位に上げ、過去10年間に於ける最高順位を更新した。
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世界的に見ると、マサチューセッツ工科大学が7年連続で世界1位、アジアではシンガポール国立大学(世界11位)が最高順位となった。現在QSは、85カ国に渡る世界上位1,000校の大学をランク付けしており、QSのウェブサイトwww.TopUniversities.comの本年の閲覧数は6,500万回を超える見込み。
日本の大学に関する注目事項
・世界ランキング上位1,000校に選ばれた 国内大学は44校 (昨年比で1校増、全リストは下記参照)。
・世界ランキング上位100校のうち国内大学は5校で韓国と同数。アジアでは中国の6校が最多。
・また、本年のランキングに於いて国内大学は、17校が順位上昇、15校が昨年と同位
(または同バンド)、11校が順位を落とす結果となった。新規のランクイン校は1校
(京都工芸繊維大学)。
・東京大学は評価指標の内、Academic Reputation(学術関係者からの世評)のスコアは
世界第7位、Employer Reputation(雇用者からの世評)のスコアは世界第13位。また、
同校は世界の研究機関上位100校にもランクインしている。
・全体として日本の大学は概ね好評価を獲得していると言えるものの、ランクインした
日本の44校のうち、27校がQSのAcademic Reputation(学術関係者からの世評)のランク
を落としており、国際的な学術コミュニティーにおいて、以前と比べて日本の大学の
威信の相対的な低下が示唆される。
・日本の研究パフォーマンスも相対的に悪化、44大学のうち37大学がCitations per
Faculty(教員一人当たりの被引用数)のスコアが低下。日本以外の各国において、被引用数
の高い研究を発展させる取り組みが意欲的かつ急速に進められたことが一因か。
・世界的に見て日本の大学の国際性も相対的に低下。日本の大学34校がInternational
Student Ratio(留学生比率)のランクを落とし、44校中41校がInternational Faculty
Ratio(外国人教員比率)のランクを落とした。
QS World University Rankings 2019: 日本の概要
2019 2018 機関名
23 28= 東京大学
35 36= 京都大学
58 56 東京工業大学
67 63 大阪大学
77 76= 東北大学
111 116= 名古屋大学
126= 128 九州大学
128= 122= 北海道大学
198 192= 慶應義塾大学
208= 203 早稲田大学
260= 250= 筑波大学
321= 322 広島大学
352= 351 神戸大学
352= 367= 東京医科歯科大学
456= 421-430 一橋大学
460 501-550 横浜市立大学
464= 501-550 千葉大学
511-520 551-600 熊本大学
511-520 501-550 岡山大学
521-530 551-600 長崎大学
541-550 551-600 大阪市立大学
561-570 551-600 金沢大学
571-580 551-600 東京農工大学
601-650 651-700 鹿児島大学
601-650 701-750 大阪府立大学
651-700 651-700 岐阜大学
651-700 701-750 新潟大学
651-700 651-700 東京都立大学
701-750 751-800 群馬大学
701-750 751-800 山口大学
701-750 751-800 横浜国立大学
751-800 751-800 名古屋工業大学(NIT)
751-800 701-750 上智大学
751-800 701-750 東京理科大学
801-1000 801-1000 青山学院大学
801-1000 801-1000 同志社大学
801-1000 京都工芸繊維大学
801-1000 801-1000 九州工業大学
801-1000 801-1000 明治大学
801-1000 801-1000 お茶の水女子大学
801-1000 801-1000 立命館大学
801-1000 801-1000 埼玉大学
801-1000 801-1000 信州大学
801-1000 801-1000 東海大学
(C) QS Quacquarelli Symonds 2004-2018 (リンク ») 無断転載を禁止します。
グローバルハイライト
・2004年にランキングが開始されて以降初めて、英国の上位大学の順位に変化あり。オックス
フォード大学(第5位)が長年のライバルであるケンブリッジ大学(第6位)を抜いて順位を逆転。
・清華大学はトップ20大学にランクイン(25位から17位へ上昇)。中国の大学としては
2006年以来。
QS World University Rankings 2019: 上位20
2019 2018 機関名 国/地域
1 1 マサチューセッツ工科大学(MIT) 米国
2 2 スタンフォード大学 米国
3 3 ハーバード大学 米国
4 4 カリフォルニア工科大学(カルテック) 米国
5 6 オックスフォード大学 英国
6 5 ケンブリッジ大学 英国
7 10 ETHチューリッヒ(スイス連邦工科大学) スイス
8 8 インペリアル・カレッジ・ロンドン 英国
9 9 シカゴ大学 米国
10 7 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL) 英国
11 15 シンガポール国立大学(NUS) シンガポール
12 11 南洋理工大学(NTU) シンガポール
13 13 プリンストン大学 米国
14 14 コーネル大学 米国
15 16 エール大学 米国
16 18 コロンビア大学 米国
17 25 清華大学 中国
18 23= エジンバラ大学 英国
19 19 ペンシルベニア大学 米国
20 21= ミシガン大学 米国
(C) QS Quacquarelli Symonds 2004-2018 (リンク ») 無断転載を禁止します。
当ランキングの手法についてはこちら。
ランキングのフルバージョンは下記リンクより閲覧ください(UTC協定世界時6月6日水20:00以降): www.TopUniversities.com
QS世界大学ランキング
2004年に初のQS World University Rankingを発行して以降、QS Quacquarelli Symondsは大学ランキングを毎年公表、大学の実績に関する比較データを提供する、世界で最も人気のあるソースへと成長しました。2017年には、QSのテーマ別ランキング表は3,000万回以上の閲覧数を誇り、ランキング表全体の閲覧数は5,700万回以上に上ります。
(日本語リリース:クライアント提供)
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