『馬の骨』:
日本のロック黎明期の1970年代初頭に「村八分」(むらはちぶ)というバンドがいたそうです。
「いたそうです」と書いたのは、そのバンドの名前だけは知っていましたが興味を持ち出した当時にはレコードが出回っていなかったために、「村八分」というバンドが演奏する楽曲を聴いたことがないためです。
「村八分」という名前は友達から伝え聞いたのか、もしくはどこかの雑誌で読んだからなのか、名前だけは知っていたので多分現実に存在するのでしょうけど、実際に音を聴いたことがないので「なんかもう凄いバンドなんだろうなぁ。」と夢想するだけで自分の中で伝説のバンドになっていました。
当時から音楽愛好家界隈では伝説のロックバンドとされていたそうですが、音源は出回っておらず楽曲を耳にすることはおろか、田舎のロック少年にはわずかな情報すら入手できません。
選択肢が少ない当時発行されていた幾つかの音楽雑誌の入手すら困難です。ザラザラした質の悪い紙質に掲載されたバンドが写っている画素数が少ないモノクロ写真、簡単でよくわからない視点で解説されたレコードレビュー、適当に割愛されたバンドのインタビュー記事の文章を貪って、情報に飢えていたのです。
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