ウェブ・セキュリティ試験(通称:徳丸試験)を2019年12月より開始

BOSS-CON JAPAN

2018-12-12 08:00

一般社団法人BOSS-CON JAPAN(代表理事:吉政忠志、所在:東京都世田谷区、以下「BOSS-CON JAPAN」)は、BOSS-CON JAPAN内組織であるPHP技術者認定機構が国内Webセキュリティ第一人者である徳丸浩氏が代表を務めるEGセキュアソリューションズ株式会社の支援を受け、ウェブ・セキュリティ試験(通称:徳丸試験)を2019年12月より開始することを発表いたしました。なお、本試験問題はEGセキュアソリューションズ株式会社が作成いたします。
■ウェブ・セキュリティ試験実施の背景

全世界で稼働しているWebサイトは5億サイトになりました。企業にとっても重要な位置づけになるため、サイバー攻撃の対象となるケースも増え、攻撃手法も複雑かつ巧妙になってきています。よってウェブ・セキュリティに対する対策は以前よりまして緊密且つ迅速に施さなければなりません。ユーザ、開発者に対してより一層のウェブ・セキュリティに対する意識と知見を高めるべく、本試験を実施いたします。本試験の主教材はウェブ・セキュリティの名著として知られる徳丸浩氏による「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を採用し、本書を基本的な出題範囲として基礎的な知見を問う試験と実務知識を問う試験を実施いたします。

■ウェブ・セキュリティ試験概要

試験名称:ウェブ・セキュリティ試験(仮称)
通称名:徳丸試験
試験グレード:
・ウェブ・セキュリティ基礎試験(2019年12月)
・ウェブ・セキュリティ実務知識試験(実施時期未定)
試験開始:2019年12月
運営団体:一般社団法人BOSS-CON JAPAN PHP技術者認定機構
受験料金:1万円(外税) ※学生および教職員は50%オフでの受験が可能になります。
試験センター:全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター
設問数40問
合格:70%正解
主教材:「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」(SBクリエイティブ)

出題範囲:

1章 Webアプリケーションの脆弱性とは
1.1 脆弱性とは、「悪用できるバグ」
1.2 脆弱性があるとなぜ駄目なのか
1.3 脆弱性が生まれる理由
1.4 セキュリティバグとセキュリティ機能
1.5 本書の構成
1.6 セキュリティガイドラインとの対応

2章 実習環境のセットアップ
2.1 実習環境の概要
2.2 Firefoxのインストール
2.3 VirtualBoxのインストール
2.4 仮想マシンのインストールと動作確認
2.5 OWASP ZAPのインストール
2.6 Firefoxの拡張FoxyProxy-Standardのインストール
2.7 OWASP ZAPを使ってみる
2.8 Webメールの確認

3章 Webセキュリティの基礎 ~ HTTP、セッション管理、同一オリジンポリシー
3.1 HTTPとセッション管理
3.2 受動的攻撃と同一オリジンポリシー
3.3 CORS(Cross-Origin Resource Sharing)

4章 Webアプリケーションの機能別に見るセキュリティバグ
4.1 Webアプリケーションの機能と脆弱性の対応
4.2 入力処理とセキュリティ
4.3 表示処理に伴う問題
4.4 SQL呼び出しに伴う脆弱性
4.5 「 重要な処理」の際に混入する脆弱性
4.6 セッション管理の不備
4.7 リダイレクト処理にまつわる脆弱性
4.8 クッキー出力にまつわる脆弱性
4.9 メール送信の問題
4.10 ファイルアクセスにまつわる問題
4.11 OSコマンド呼び出しの際に発生する脆弱性
4.12 ファイルアップロードにまつわる問題
4.13 インクルードにまつわる問題
4.14 構造化データの読み込みにまつわる問題
4.15 共有資源やキャッシュに関する問題
4.16 Web API実装における脆弱性
4.17 JavaScriptの問題

5章 代表的なセキュリティ機能
5.1 認証
5.2 アカウント管理
5.3 認可
5.4 ログ出力

6章 文字コードとセキュリティ
6.1 文字コードとセキュリティの概要
6.2 文字集合
6.3 文字エンコーディング
6.4 文字コードによる脆弱性の発生要因まとめ
6.5 文字コードを正しく扱うために
6.6 まとめ

7章 脆弱性診断入門
7.1 脆弱性診断の概要
7.2 脆弱なサンプルアプリケーションBad Todo
7.3 診断ツールのダウンロードとインストール
7.4 Nmapによるポートスキャン
7.5 OpenVASによるプラットフォーム脆弱性診断
7.6 OWASP ZAPによる自動脆弱性スキャン
7.7 OWASP ZAPによる手動脆弱性診断
7.8 RIPSによるソースコード診断
7.9 脆弱性診断実施上の注意
7.10 まとめ
7.11 脆弱性診断報告書のサンプル

8章 Webサイトの安全性を高めるために
8.1 Webサーバーへの攻撃経路と対策
8.2 成りすまし対策
8.3 盗聴・改ざん対策
8.4 マルウェア対策
8.5 まとめ

9章 安全なWebアプリケーションのための開発マネジメント
9.1 開発マネジメントにおけるセキュリティ施策の全体像
9.2 開発体制
9.3 開発プロセス
9.4 まとめ

■ベータ試験の実施について

来年初夏を目処に実施いたします。合格者は本認定とする予定です。
試験のご案内は以下のPeatixグループにて行う予定です。
(リンク »)
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