「grain crops to feed crops」試行が中国西北部の臨夏回族自治州で経済を「太らせる」

The People's Government of Linxia Hui Autonomous Prefecture

From: 共同通信PRワイヤー

2018-12-17 13:52

「grain crops to feed crops」試行が中国西北部の臨夏回族自治州で経済を「太らせる」

AsiaNet 76780 (2344)

【臨夏(中国)2018年12月14日新華社=共同通信JBN】中国西北部甘粛省の臨夏回族自治州は典型的な乾燥地農業地域である。人口の約80%が農村に居住し、耕作地の3分の2が乾燥地域および半乾燥地域にある同自治州の貧困削減努力は乾燥地農業の発展にかかっている。

近年、最新農業技術の推進により同自治州でのトウモロコシ生産は急増した。トウモロコシ作付面積は137万ムー(9万1333ヘクタール)に達し、作付面積全体の69.2%を占めている。トウモロコシ収穫量は50万トンを超え、穀物生産量全体の62.4を占める。しかしトウモロコシ作付け拡大は作付け効率を低下させ、農家収入は落ち込み、大量のトウモロコシの茎の集積を生んだ。これは資源の浪費であり、農村環境を悪化させる。一方、臨夏には安定した畜産業があり、豊富な品質の飼料への需要が高い。トウモロコシの茎の非効率的使用と高品質飼料の不足は、この地域にとりますます顕著な課題となっている。

臨夏はこの問題に対処するため2017年、作付け構造調整と農家収入増加を目的に、完全貯蔵とサイレージ(貯蔵生牧草)などの新技術促進により穀物を飼料に転換することを始めた。現在、臨夏では飼料用トウモロコシ作付面積は約29万9000ムーで、248万トンのプレミアム飼料生産能力を持っている。

臨夏の東郷族自治県にある村、趙家に足を踏み入れると、道路わきの畑や村の広場にある白と青の「大きなボール」に好奇心をそそられる。村民のマー・チェンミン氏は自分の6ムー分のトウモロコシをサイレージ用に処理した。同氏は「これらは新鮮にパックされた飼料だ。自分の牛と羊は約1カ月後にこれらの『ごちそう』を味わうことができる」と語った。

サイレージは砕かれたトウモロコシの穂軸と茎からつくられる発酵飼料で、1年から3年貯蔵可能だ。この「grain crops to feed crops(穀物を飼料へ)」試行は、サイレージ用トウモロコシの栽培を促進し、収穫された穀物を飼料に転換することである。Gansu Academy of Agricultural Sciences(甘粛農業科学アカデミー)副学部長のホー・チュングイ教授は「干し草の栄養比率は5%未満で、他のやり方では約30%だが、ホールクロップサイレージは70%に達する可能性がある」と語った。

マー氏は、2017年にこの試行が開始された時、新鮮な茎やトウモロコシが直接粉砕されてパックされるため飼料にカビが生えないだろうかと懸念した。同氏は地方政府や農業協同組合の指導の下で自分の穀物のうちわずか2ムー分を試しに飼料作物に転換することを決めた。意外にも、サイレージにカビは生えなかったうえ、栽培コストは大幅低下した。これで同氏は成功すると考えた。

マー氏によると、1ムー分のトウモロコシはパックされて4トンのサイレージにすることができる。同氏は今年、残りのすべての4ムー分の穀物を飼料に転換した。これは牛10頭と羊100頭を飼育するのに十分な量である。これにより、同氏はもはや飼料を買う必要がなく、飼料購入用の巨額の資金を節約できた。

このようなコスト削減は今回の試行の唯一の利点ではない。発酵飼料はまた、牛や羊を太らせ、肉質を改善する。マー氏は、サイレージは発酵後に乳酸のようなものをつくり出すため、ある種の高品質飼料であると指摘した。サイレージは、その香りのよいおいしさに加えて、牛や羊の腸疾患発生低減を助け、畜産製品の望ましい品質を保証する。

同地域の別の村民、マー・ウエイチョン氏は羊20頭と牛5頭を飼育している。同氏は飼料価格が高いため冬は干し草だけを与えるのを常としていた。当然のことに、同氏の家畜は極めて成長が遅かった。

マー・ウエイチョン氏は今年、政府の試行要請に応じ、自分の5ムー分の穀物すべてを飼料に転換した。緑色のサイレージの袋が1列に並べられ、畑に整然と積まれている。マー氏は「トウモロコシ・サイレージの価格はキロ当たり0.35元で、1ムーの畑は1300元の収入を生み出すことができる。トウモロコシを売った場合の収入は1000元に満たず、この水準をはるかに上回っている」と述べた。同氏はこの飼料を売らずに自分の家畜用にとっておくことを決めた。

マー・ウエイチョン氏は自分のプランについて、「この飼料を使えば家畜は1カ月早く成長する。そうすれば、1ムーの畑は2000元以上の収入を生み出すことができる」と語った。

約2年にわたる推進活動の後、「grain crops to feed crops」試行は、地元の人々から徐々に認知され、支持を得てきた。豊富なサイレージのおかげで、臨夏の中心産業である家畜経営は量的に大きく成長し、農家収入を増加させる主要エンジンとなった。公式データによると、臨夏では45万頭の牛と300万頭の羊が飼育されている。

ソース:The People's Government of Linxia Hui Autonomous Prefecture

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