ムハンマド・ビン・ザイド殿下が2019年Zayed Sustainability Prizeを授与

Zayed Sustainability Prize

From: 共同通信PRワイヤー

2019-01-16 18:05

ムハンマド・ビン・ザイド殿下が2019年Zayed Sustainability Prizeを授与

AsiaNet 77082 (0088)

【アブダビ(アラブ首長国連邦)2019年1月15日PR Newswire=共同通信JBN】アブダビ皇太子でアラブ首長国連邦(UAE)軍副最高司令官のムハンマド・ビン・ザイド・ナハヤン殿下とUAE副大統領兼首相でドバイ首長のムハンマド・ビン・ラシド・マクトム殿下は15日、2019年Zayed Sustainability Prize授与式に受賞者所属国の指導者や代表らとともに出席、10人の受賞者に賞を授与した。

(Photo: (リンク ») )

ムハンマド・ビン・ザイド殿下は受賞者らを祝い、持続可能な開発を支える彼らの取り組みと貴重な貢献を称賛、現在と未来の世界の課題に対応する革新的で持続可能なソリューションの発見に向けた優れた仕事を続けるよう励ました。

殿下はまた、自分の国・地域の経済・社会的発展に貢献した彼らの創造的な発案と取り組みを称賛した。

ムハンマド・ビン・ザイド殿下は「今年の賞は、この賞とUAEの歴史で重要なマイルストーンとなる。2018年を通じて、われわれはこの国がUAE建国の父を記念するザイド年の祝賀で結束したのを見てきた。この祝賀は、世界の持続可能性の課題に対応する国際的に影響力のあるソリューションのより広範な視野を認識する賞の進化を生み出した」と語った。

ハリファ・ビン・ザイド・ナハヤン大統領の指導下で、建国の父ザイドの価値観の伝統は、わが国の持続可能で包摂的な開発の国際的ビジョンを形成し続け、2019年を通して「Year of Tolerance(寛容の年)」としてそれを広めると、付け加えた。

ムハンマド殿下はさらに「国連持続可能開発目標の基礎である各部門にわたる仕事を特定することで、この賞は人類と地球に役立つ力のあるアイデアの比類のない世界的プラットフォームを提供する。医療、食糧安全保障、エネルギーアクセス、水、公衆衛生の分野で創造されたより広範な影響を通じて、われわれは新世代の先駆者らに世界中の多くの恵まれない人々の生活を変える刺激的な革新を生み出すよう勇気付け、力を与えるユニークな立場にある」と述べた。

ムハンマド殿下は健康、食糧、エネルギー、水、アブダビ持続可能性週間(ADSW)に開催されたGlobal High Schoolsの各部門にわたる10人の受賞者に賞を手渡した。

式にはアブダビ行政評議会のハザ・ビン・ザイド・ナハヤン副議長、副首相兼内相のサイフ・ビン・ザイド・ナハヤン中将、マンスール・ビン・ザイド・ナハヤン副首相兼大統領官房相、アブダビ皇太子宮殿のハメド・ビン・ザイド・ナハヤン長官、ザイド・ビン・スルタン・ナハヤン慈善人道財団評議員会のオマール・ビン・ザイド・ナハヤン副議長、ナハヤン・ビン・ムバラク・ナハヤン寛容担当相と多くの上級閣僚・高官も出席した。

2019年賞は、世界中のコミュニティーで役立つソリューションに結実した企業の取り組みや精神の指導者らを表彰した。

賞の方式は、中小企業や非営利団体などの組織に、すでに有意義な影響力を示している既存のソリューションの提出を求める。Global High Schools(グローバル高校)の部門は若者の想像力を刺激し、賞金で実施できるコンセプトや提案されたプロジェクトに基づくエントリーの促進を求める。

健康部門では、孤立した農村地域で出産や関連医療サービスを手助けする持ち運び可能な産婦人科機器Solar Suitcaseにより「We Care Solar」が受賞した。この装置は照明、胎児モニタリング、通信装置を組み合わせたもので、アフリカ27カ国の保健医療施設3325カ所で医師、助産婦、医療専門家による緊急の産科医療に利用され、すでに180万人に役立った。

食糧部門の受賞者Sankuは、小麦粉の栄養強化装置で認められた。この装置は小規模な地方の製粉工場に設置され、革新的な技術を利用して小麦粉の栄養価を高める意欲を刺激している。Sankuは現在、東アフリカ5カ国で150台を製粉工場に設置し、より安全で健康に役立つ食糧源を提供することで、100万人近くの日々の生活に影響を与えている。

エネルギー部門では、グリッド内外の設定でユーザーにグリッド体験を提供するプラグアンドプレー・ソーラー機器を製造したエネルギーソリューション・プロバイダーのBBOXXが選定された。BBOXXはアフリカ、南米、太平洋地区で16万を超えるソーラー住宅システムを設置し、クリーンで手ごろなエネルギーソリューションで住民67万5000人以上を結び付け、毎年約8万7000トンのCO2を削減している。

水部門で受賞したECOSOFTTは、資源管理、水の使用、水の再利用と排出に関する一連のソリューションを盛り込んだ分散的なコミュニティー水管理基準が認められた。5カ国の50以上のプロジェクトで実行に移され、20万人以上の住民が上水、下水、衛生を利用できるようになった。

2012年に導入されたGlobal High Schools部門は今年、世界の地区を代表する5校から6校に拡大された。応募校は4つの持続可能課題―健康、食料、エネルギー、水―の1つ以上に取り組むプロジェクト案を提出した。

2019年のGlobal High Schools部門受賞校は、Impact School(グアテマラ、米州地区代表)、Gymnasium Goethe(タジキスタン、欧州・中央アジア地区代表)、American School of Dubai(アラブ首長国連邦、中東・北アフリカ地区代表)、African Leadership Academy(南アフリカ、サハラ以南アフリカ地区代表)、SECMOL(インド、南アジア代表)、Muntinlupa National High School(フィリピン、東アジア・太平洋代表)である。

Zayed Sustainability Prizeの審査委員長で元アイスランド大統領のオラフル・ラグナル・グリムソン氏は「このような賞を10年前に創設したUAE首脳の先見の明に感謝したい。その理想と目標に対するコミットを通じて、Zayed Sustainability Prizeの新しい拡大された任務は実績の継続を可能にする一方、世界の脆弱なコミュニティーの生活を転換する」と語った。

また「この賞は、地球規模の持続可能性アジェンダに対する支援と擁護を生み出す重要な手段であり、われわれは2019年の受賞者をたたえるが、私は応募者、1次選考候補、ファイナリスト全員を評価したい。彼らは全員がより持続可能な未来の創出に向けて、明確な情熱と献身を見せたのだから」と付け加えた。

次いで、国務相でZayed Sustainability Prize事務局長のスルタン・ビン・アーマド・スルタン・ジャベル博士は「Zayed Sustainability Prizeは創設者の総合的で人道的なビジョンと一致しており、前身のZayed Future Energy Prizeの好影響の上に構築される。賞の進化とカテゴリーの拡大は記録的な関心をもたらしており、われわれはとりわけ、グローバル課題に最もインパクトの強いソリューションを見つけるために世界中でなされている類いまれな仕事、情熱、革新によって力づけられている」と語った。

博士は「われわれは2019年Zayed Sustainability Prizeの受賞者におめでとうと言いたい。賞の成功は政府、業界の利害関係者から草の根の創意工夫、発明力に至る全ての協力にかかっている。彼らは地球規模の目標達成のため、持続可能性が導くソリューションを追求しており、われわれは引き続き彼らの創造力と熱情に触発される」と続けた。

2009年に初めて賞が授与されて以来、受賞者は世界の3億700万人以上の住民の生活に直接間接の影響を与え、二酸化炭素排出量の10億トンへの削減に向けて大きく貢献した。彼らはまた、12億メガワットクリーンエネルギーを節約し、アフリカやアジアの最貧コミュニティーの2750万人にエネルギー利用を広げた。

第11回Zayed Sustainability Prizeの授賞式には各国首脳、UAE閣僚、利害関係者、元受賞者、受益者、2019年のファイナリストらが出席した。

▽報道関係問い合わせ先
Merwat Hussein
+971-56-1754217
Merwat.Hussein@hkstrategies.com

ソース:Zayed Sustainability Prize

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