株式会社丹青社
丹青社、観光スポットを巡りながら歴史を知る音声ガイドシステムを
川越市と協働により構築
観光客の利便性・満足度向上を目指し、1月25日より実証実験を開始
商業・文化施設などの空間づくりをおこなう株式会社丹青社(本社:東京都港区/代表取締役社長:高橋貴志/以下、丹青社)は、埼玉県川越市と協働により、音声ガイドを用いた観光情報提供システムを構築し、2019年1月25日から同年12月31日まで実証実験を実施します。
本システムは、イラストマップ「小江戸川越散策マップ」上に登録された、「蔵造りの町並み」、「喜多院」、「川越城本丸御殿」など、64か所(※サービス開始時点)の川越を代表する観光スポットに関する情報が、スマートフォンなどの携帯端末で視聴できる無料のオンラインサービスです。歴史的な建造物をはじめ多くの観光資源をもつ川越の町の魅力を、より広く、より深く伝える試みで、川越を訪れる年間700万人を超える観光客の利便性、満足度の向上を図ることを目的としています。
サービスの利用にあたり事前登録やアプリケーションのインストールは不要で、利用者が観光案内所などに設置されたQRコードをスマートフォン等で読み込むと、ブラウザ上でイラストマップが表示されます。イラストマップはGPSと連動しており、町歩きをしながら点在する伝統的建造物等に関する歴史やストーリーを知ることができ、川越の町への理解を深められます。なお、オンラインマップシステムは、地図・位置情報プラットフォーム「Stroly(ストローリー)」(株式会社Stroly/本社:京都府京都市、代表取締役社長:高橋 真知)を利用しており、今後、スポットの登録数を増やし、コンテンツの充実を図ることが可能です。
丹青社は、文化施設等の空間づくりで培った地域の魅力を掘りおこし伝えるノウハウを活用し、川越市と協働で音声ガイドシステムを用いた観光情報の提供をおこなうことにより、地域の産業観光の発展を目指してまいります。
「小江戸川越散策マップ」音声ガイドURL
(日本語版): (リンク »)
(英語版): (リンク »)
【画像: (リンク ») 】
イラストマップに登録されたポイントをタッチすると、スポットに関する解説が表示され、音声で聞くことができる
■ 取り組みの狙い
(1)より豊かな観光体験の実現
美術館や博物館で、解説や音声ガイドを利用して文化財への理解を深めるように、観光地で本サービスを利用することで、町の価値を伝える機会を創出します。本ガイドでしか聞けない、川越に関するトピックやストーリーを知ることができ、町への理解を深めます。
(2)インバウンド対応
日本を訪れる外国人観光客の国籍・言語はますます多様化しており、観光マップやパンフレットなど印刷物による観光情報提供には限界があります。オンラインで観光マップを提供し、解説も音声合成で制作することにより、多様な言語での情報提供が可能になります。
(3)回遊性や滞在時間の向上
観光情報が集約されたイラストマップはGPSと連動しており、オンラインマップを見て町を巡り、各観光スポットの解説を音声で聞くことができます。観光客の利便性が向上することで、回遊性が高まり、滞在時間が長くなることが期待されます。
■ 利用方法
(1)観光案内所等に設置されたQRコードをスマートフォンなどの携帯端末で読み込むと、GPSと連動したイラストマップ「小江戸川越散策マップ」がブラウザ上に表示されます。
(2)説明を聞きたい場所のピンをクリックすると、タイトル・写真・音声プレイヤー・テキストによる説明などが表示されます。音声プレイヤーのスタートボタンを押すと音声ガイドが再生されます。
<QRコード 配布用カード>
【画像: (リンク ») 】
日本語版 英語版
■ 今後の可能性について
観光産業が地域の成長産業として期待されるなか、地域にある歴史・文化・自然等の資源を掘り起こし、文脈やストーリーのなかに落とし込むことにより観光資源化:経済資源化することがますます求められています。博物館展示等で培った当社の「伝える力」をベースに、さまざまなメディアや技術を駆使して地域資源の観光資源化に取り組んでまいります。
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